イノベーションの科学 の商品レビュー
●2026年2月11日、数ヶ月ぶりのイオンモール日の出にて。未来屋書店にあった。 「ビジネスリーダー1万人が選ぶベストビジネス書」の第10位になっていて、本棚に面出しされてた。
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イノベーションの負の側面について、わかりやすく語る本。日本とアメリカの解雇のハードルの違いから、リスクを会社がとるor自己責任の違いが生まれているのが興味深い。日本で働く一中堅労働者として、どう自分の仕事をリスキリングするか、考え方のヒントが得られた。自分の今まで積み上げた強み価値を無力化する方向でのリスキリング、頑張ってみようと思う。
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新書のお手本みたいな本でした。小難しい話はなく、平易な言葉で説明してくれる。内容も平易になりがちですが、それでもポイントや大きな流れがちゃんと表現されていて、飽きずに読み進めることができました。 スキルがアップデートされていないシニアが経営判断をすると、組織の時が止まりがち、残念...
新書のお手本みたいな本でした。小難しい話はなく、平易な言葉で説明してくれる。内容も平易になりがちですが、それでもポイントや大きな流れがちゃんと表現されていて、飽きずに読み進めることができました。 スキルがアップデートされていないシニアが経営判断をすると、組織の時が止まりがち、残念なことになりがち。けど、誰もがシニアになるわけで、自分のスキルを陳腐化させるリスキリングを意識していこうと思いました。今も昔も、常に新鮮な意識で勉強し成長するだけという、何ら新しい話ではないですけどねw 属性の多様性よりも、知識と経験の多様性の方がイノベーションには重要という話は、私の中では昨今の反DEIの動きと相まって考えさせられました。
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イノベーションについて、人の観点から検討。想像のみならず破壊される側についてもちゃんとフォーカスした本とのこと。創造する人、破壊される人の特徴とは。抵抗と格差を縮小するには メモ ・創造する人と破壊される人にはそれぞれ特徴がある ・創造の恩恵は浸透に時間がかかり、破壊のダメージは短期間に局所的に出る ・リスクシェアの仕組みをアップデートする ・経済学的に、需給曲線の変化でイノベーションを説明可能。プロダクトイノベーションによる需要曲線の変化、プロセスイノベーションによる供給曲線の変化 ・創造性が高い人のパーソナリティ 開放性、外向性、協調性、誠実性、神経性 ・ポーターの参入障壁7つ 規模の経済、差別化程度、巨額投資、スイッチコスト、チャネル確保、希少資源、政府政策 ・最もイノベーションに代替されにくいのは 芸術性、独創性、交渉力、説得力、社会的知覚力、他者への援助と気遣いなどが重要になるもの ・イノベーションが破壊するものが人のスキル、人体資本だったりすることもあり、人は反対する ・イノベーションのリスク 資源を投じて何も生まれないリスク これまでの物が代替されるリスク ・日本企業の多角化、高い保険料、雇用固定がある故に色々社内で内生 ・パートナーがフルタイムで安定収入の場合、新しいビジネスへの投資や挑戦がしやすくなる
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イノベーションは、現状をより良くしようという工夫から生まれる。産業革命期のイギリスでは、高騰した労務費を抑えるため自動機械が開発された。高度経済成長期の日本では、高価なエネルギーコストを抑えるため省エネ技術が磨かれた。 イノベーションには2つのリスクがある。 1つ目は、イ...
イノベーションは、現状をより良くしようという工夫から生まれる。産業革命期のイギリスでは、高騰した労務費を抑えるため自動機械が開発された。高度経済成長期の日本では、高価なエネルギーコストを抑えるため省エネ技術が磨かれた。 イノベーションには2つのリスクがある。 1つ目は、イノベーションを実施する人が抱えるリスク。イノベーション技術の開発は、不確定要素が大きく、失敗に終わることが多い。 2つ目は、イノベーションによって既存技術が陳腐化するリスク。イノベーションは新たな仕事を生むが、その職に就くのは新規参入者であり、従来従事者はただ失業し、不幸になることが多い。 イノベーション(発明)が最も多く産まれるのはアメリカである。イノベーションが不調に終わった場合、新興企業では投下資本のみが失われる。大企業では新事業の従事者が解雇となる。いずれも経営者のリスクは限定的であり、イノベーションを追求しやすい環境にある。 イノベーション(改良)が起きやすいのは日本やドイツである。日本の会社は従業員の解雇が難しいので、リスクのある新技術領域への参入は消極的である。しかし既存事業では熟練技術者が改良を加え続け支配的な力を得る。 アメリカでは単一事業に特化した会社が多い。これは投下資本に対し、事業の効率を最大化した結果である。一企業では業績の変動は激しいが、資本家は投資先を複数分散してリスクヘッジをしている。 日本は複数事業を持つ会社が多い。これは従業員を解雇できないため、社内で事業のリスクヘッジをした結果である。 こういった背景のため、会社の成長力はアメリカ型が強く、会社存続の安定性は日本型が強くなる。投資家の目線ではアメリカ型が優れるが、従業員の立場では日本型の方が幸せなのかもしれない。 イノベーションは良くも悪くも発生し、現在の仕事はいつか必ず陳腐化する。その時、ただ波に飲まれて失職し不幸にならないための努力が必要である。 努力をするなら、現在の自身の仕事を陳腐化するイノベーションを発明することを考えるのが良いとのこと。そうすると、現職の知見を活かしつつ、新しい技術も身につける環境に身を置けるためである。
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創造的破壊という日本語を持つイノベーション、わかっているようでわかっていないこの言葉の持つ意味がするする頭に染み込んで来るような良書でした。とにかく文章がやさしく章立てがスムーズですぐ読めます。なのに視点が新鮮でインパクトも大きかったです。それは書名にあるように創造的破壊を「創造...
創造的破壊という日本語を持つイノベーション、わかっているようでわかっていないこの言葉の持つ意味がするする頭に染み込んで来るような良書でした。とにかく文章がやさしく章立てがスムーズですぐ読めます。なのに視点が新鮮でインパクトも大きかったです。それは書名にあるように創造的破壊を「創造する人」「破壊される人」と因数分解をしているところです。分解だけではなく、それぞれのサイドの「人」に寄り添っているところもやさしく感じる要因なのかもしれません。あとがきにありますが「イノベーションって、幸せにつながるのですか?」という学生からの質問がきっかけで生まれた本だというところがこの読後感の秘密だと思いました。特に第5章 アメリカ型をマネするな 第6章 自己責任化する社会 第7章 創造と破壊のためのリスク・シェアというエンディング三連発は「イノベーションの科学」というより「イノベーションの社会学」と言ってもいいような論旨でした。このインスパイア、なにかに繋がりそうです。
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イノベーションによる破壊のリスクについての議論は参考になった。日本とアメリカのイノベーションに対する取り組みの違いの説明も参考になった。 イノベーションは破壊する側と破壊される側があり、破壊される側のダメージは短期的で致命的なのに比べ破壊する側の効果は長期的にゆっくりと社会全...
イノベーションによる破壊のリスクについての議論は参考になった。日本とアメリカのイノベーションに対する取り組みの違いの説明も参考になった。 イノベーションは破壊する側と破壊される側があり、破壊される側のダメージは短期的で致命的なのに比べ破壊する側の効果は長期的にゆっくりと社会全体に波及する。その時間的差異が抵抗を生むとしている。イノベーションにはラディカルイノベーションと累積的イノベーションがあり、調整型の国の日本では、リベラル型社会のアメリカなどで起こっているラディカルイノベーションを目指すのは難しく、累積的イノベーションを継続的に行って破壊される側のダメージを分散されるべきだとしている。破壊の責任は破壊される側にあると言った 自己責任という考え方に対しては疑問を呈し、包摂的な社会を志向思考した考えを示しているとともにリスクシェアの仕組みについて様々な提言を行っている。
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イノベーションで得する人と損する人は別。 損する人は長期的な利益の価値を低く見積もって今を楽しんだ人(怠けた人)だが、それは個人の責任という世の中になっている。
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配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01435759
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