抜け出しても抜け出しても変なパーティー の商品レビュー
不思議の国のアリスを思わせるようなタイトルに惹かれて中を読んでみると目に入ったのは"焼き串で刺す“。 それがあまりにも語感がよく頭から離れなくなって句集?は初めてだったのですがつい買ってしまいました。 火力高めだったりファンタジーになったり、短歌って自由なんだなぁと思い...
不思議の国のアリスを思わせるようなタイトルに惹かれて中を読んでみると目に入ったのは"焼き串で刺す“。 それがあまりにも語感がよく頭から離れなくなって句集?は初めてだったのですがつい買ってしまいました。 火力高めだったりファンタジーになったり、短歌って自由なんだなぁと思いました。 あとがきがエッセイみたいな感じで面白かったです。
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短歌集。この歌人の歌は初めて読んだけどあんまり好みではなかったかも。シュールで斜に構えた感じの、ネタみたいな歌が続いていくのだが、この世のすべてがうっすら(はっきり?)嫌いなんだろうなと思う感じでなんだかあんまり笑えない。実在の人物名とか神とか原爆とかをネタに使うけど、リスペクト...
短歌集。この歌人の歌は初めて読んだけどあんまり好みではなかったかも。シュールで斜に構えた感じの、ネタみたいな歌が続いていくのだが、この世のすべてがうっすら(はっきり?)嫌いなんだろうなと思う感じでなんだかあんまり笑えない。実在の人物名とか神とか原爆とかをネタに使うけど、リスペクトも配慮もない。そういうところが逆に売りなのかな。なんだか寂しい気分になってしまった。私もすっかり年取ったなと思わされる。
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ずっと気になっていた現代短歌集。タイトルが種田山頭火の「分け入っても分け入っても青い山」から来ているっぽいので句集なのかとも思ったのだけれど、歌集だった。「リラックス風呂」という章に、ひたすら(変な)対義語になった歌が並んでいるので、おそらくその系譜の句なんだろうなと分かる。 ...
ずっと気になっていた現代短歌集。タイトルが種田山頭火の「分け入っても分け入っても青い山」から来ているっぽいので句集なのかとも思ったのだけれど、歌集だった。「リラックス風呂」という章に、ひたすら(変な)対義語になった歌が並んでいるので、おそらくその系譜の句なんだろうなと分かる。 読んでも読んでも変な歌が並んでいて、薄気味悪さと楽しさが同時に湧き上がってきたかと思えば急に脇腹を刺してくるような歌があってビックリする、というのを繰り返していた。なんかよく分からないけど、すごく良い本だと思う。 個人的に一番好きだったのは「さまざまな純粋」という章の“あれですか。お休みの日はセリアとかマクドナルドとかそういう規模感”です。自分がそうだから。
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分からないことを分からないというのがかっこ悪い気がしていたけど、ある歌人の方が分からなさに刺激される、面白いと言われていて、分からないことも素直に受け止めて楽しめばいいんだーって思った。 この歌集を読んで、非凡な才能で生きにくいのと平凡な才能で普通に生きているのとどっちがいい?と...
分からないことを分からないというのがかっこ悪い気がしていたけど、ある歌人の方が分からなさに刺激される、面白いと言われていて、分からないことも素直に受け止めて楽しめばいいんだーって思った。 この歌集を読んで、非凡な才能で生きにくいのと平凡な才能で普通に生きているのとどっちがいい?とついつい人に聞いてしまった。
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●読前#抜け出しても抜け出しても変なパーティー たぐいまれな表現力の虜にされ、既読作はほとんどが高評価の水野しずさんの新作。今回もエキセントリックな表現のあふれを感じさせる推薦文。あまり好みでない歌集なのが少し不安ではあるが楽しめるはず https://mnkt.jp/blogm...
●読前#抜け出しても抜け出しても変なパーティー たぐいまれな表現力の虜にされ、既読作はほとんどが高評価の水野しずさんの新作。今回もエキセントリックな表現のあふれを感じさせる推薦文。あまり好みでない歌集なのが少し不安ではあるが楽しめるはず https://mnkt.jp/blogm/b241106c/ ●読後#抜け出しても抜け出しても変なパーティー 不安的中。すごく好みな水野しず表現ではあっても、歌集という言葉が少ない超絶に研ぎすまされた表現を楽しむ器が、今の僕には備わっていなかった。表現の受取幅は広いので、また別の機会に読んでみたい https://mnkt.jp/blogm/b241106c/
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おもしろかった。たぶん短歌集。短歌がよくわからないので、たぶんと言いたくなる。収められた短歌が持つ独特の批評性の高さ故だろうか。 著者の書く文章はネット上などで見たことがある。みっちりしていて、行間がない、説明することに全力を尽くすような文章だと思った。そんな人が出した短歌集だ...
おもしろかった。たぶん短歌集。短歌がよくわからないので、たぶんと言いたくなる。収められた短歌が持つ独特の批評性の高さ故だろうか。 著者の書く文章はネット上などで見たことがある。みっちりしていて、行間がない、説明することに全力を尽くすような文章だと思った。そんな人が出した短歌集だけど、今度は行間だらけだ。何を言っているのかよくわからない、不条理ナンセンスのような印象を受けた。昔の相原コージとか吉田戦車とか、そういう系統の不条理ナンセンス。特に「龍が気さく」に収められた短歌が全然わからない。龍って何だ?何かの比喩なんだろうか。 しかし、最後まで読み終わってあとがきを読むと、その行間にも中身がみっちり詰まっていることが想像される。小学校の卒業式で読まされる 楽しかった運動会! 運動会! の輪唱の理不尽不条理さについて書いた、エッセイのような、もう少しで小説になりそうな文章。ここで書かれたような中身がそれぞれの短歌には詰まっているのだろう。理不尽不条理な現実を直視して純粋に表現すると、結果として不条理ナンセンスな表現になるのかもしれない。 引っ掛かった短歌をいくつか引用しておく。著者のやりたかったことは、「焼き串で刺す」に集約される気がした。刺すのは理不尽不条理な現実だ。こんなとこでこんな文章書いてる私もたぶん刺される。 職業はピエロをやっておりますがここに書くなら無職にします やくしまるえつこになりたい人がいる なってごらんとえつこは思う 絶対に助けに行くから待っててよ揖保乃糸でも食べて待ってろ 悲しみも詠になるよと言ってくる人を全員焼き串で刺す 心でしょう壊れるならばいくらでもそれだけのことがただわからない あれ光涙でしょうか人間のいいえ違います量子のもつれ
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おすすめ理由→自分の心のとるにたらない言語になっていないぬるい気体があることに気づくことができます。それもたくさん。 とるにたらない、でも無視して生きていくには色の濃い部分、なんで今までそのままにしてたんだろう。初めて頭皮マッサージに行って頭皮のコリと疲れの概念に気づいた時ににて...
おすすめ理由→自分の心のとるにたらない言語になっていないぬるい気体があることに気づくことができます。それもたくさん。 とるにたらない、でも無視して生きていくには色の濃い部分、なんで今までそのままにしてたんだろう。初めて頭皮マッサージに行って頭皮のコリと疲れの概念に気づいた時ににています。
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帯にあった、 やくしまるえつこになりたい人がいる なってごらんとえつこは思う に挑発(?)されて購入。 盗み、被曝など、治安の悪さというか無常感がこれだけ出ている歌集はあまりない気がする。どちらかというとやくしまるえつこより向井秀徳っぽさはある。(同じコインの表裏ではあるの...
帯にあった、 やくしまるえつこになりたい人がいる なってごらんとえつこは思う に挑発(?)されて購入。 盗み、被曝など、治安の悪さというか無常感がこれだけ出ている歌集はあまりない気がする。どちらかというとやくしまるえつこより向井秀徳っぽさはある。(同じコインの表裏ではあるのだけれど) 敗北し惨殺されて雨風に打たれたものしかもう信じない 良いな、と思った歌で一つ選ぶならこれ。
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