宿命の子(上) の商品レビュー
政権周辺の動きが手に取るように臨場感を持ってわかって面白い。政治は理想論だけではなかなか動かなくて複雑だなぁと考えさせられる。
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平和安全法制、オバマ大統領の広島訪問、消費税増税、戦後70年談話など、それぞれのイシューについて、与党重鎮や官僚をどのように動かし(根回し、人事配置を含め)、米国大統領・ホワイトハウス、中韓首脳とどのように対峙してきたか、安倍元総理の行動記録がよくわかる本。関係者への多数のインタ...
平和安全法制、オバマ大統領の広島訪問、消費税増税、戦後70年談話など、それぞれのイシューについて、与党重鎮や官僚をどのように動かし(根回し、人事配置を含め)、米国大統領・ホワイトハウス、中韓首脳とどのように対峙してきたか、安倍元総理の行動記録がよくわかる本。関係者への多数のインタビューを通じ事実ベースで語られており、高い解像度で安倍元総理の考えや行動を理解することができる。 上巻だけでも、安倍元総理がいかにして本来の意味で「戦後」を取り戻したかったのか、それをどのように実現しようとしていたのか、が如実に伝わってくる。安倍元総理の理念を継ぐとされる高市現総理の政権下の今後を卜う意味でも参考になると思われる。 また、表にはなかなか出てこない政務秘書官や主要省庁幹部、与党重鎮の動きを窺い知ることができる点でも、面白い。
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船橋洋一さん著「宿命の子」 上下巻になっておりその上巻の方を読了。 作品の総括と安倍さんの事は下巻読了後に書きたいと思う。 非常に面白かったし、素晴らしかった。 政治の世界の表と裏に肉薄した内容。 なによりまず読みやすい。トピック毎に安倍政権がどう考え、どう対応し、どう舵をきっ...
船橋洋一さん著「宿命の子」 上下巻になっておりその上巻の方を読了。 作品の総括と安倍さんの事は下巻読了後に書きたいと思う。 非常に面白かったし、素晴らしかった。 政治の世界の表と裏に肉薄した内容。 なによりまず読みやすい。トピック毎に安倍政権がどう考え、どう対応し、どう舵をきったのかがよくわかる。トピック毎に時事が描かれていく事によって、話の本質がぶれないので、主旨が分散されないため本筋が理解しやすい。 そしてその描かれていくトピックが優秀。 「靖国神社」「尖閣諸島」「慰安婦問題」等々、今現在も続く外交と内政の複雑な問題。 安倍政権が両面に対して真摯で平和的で友好的にこの国際的事案にとり組んでくれていたことがよくわかる。 戦後80年の今年、10年前に安倍さんが出した「戦後70年談話」、この経緯も描かれている。この戦後70年談話、この先戦後100年に至るまでは首相としての見解と談話は誰も上書きしないでほしいと個人的に強く思っている。 安倍さんが日本国首相として日本国に対しての日本国民に対しての愛が溢れており、自分達国民の今と未来への思いがつづられている。国民の民意を汲んでくれており、日本人としての気質や誇りを強く世界に意識させてくれた。 本当に素晴らしい。石破さんが80年談話を出そうとしているらしいが本当にやめてもらいたい。上書きされる事に断固反対だ。 そして「ヒロシマ/パールハーバー」 オバマ大統領が広島へ、安倍首相が真珠湾へ。 日米の友好関係がより一層強く結ばれていく。米国大統領として戦後初めて広島で戦没者に手を合わせてくれたのが、黒人として初めての米国大統領であるオバマさんで本当によかったし、戦後初めて真珠湾を訪れ慰霊の言葉を残してくれた総理大臣が安倍さんで本当によかった。 そしてオバマ大統領がその時に折ってくれた折鶴の画像を検索して観てみた。丁寧に祈りを込めて折られた2羽の千代紙の鶴、まるで日本と米国の関係が千代に続く事を願って、更なる友好関係へ邁進しようとしている二国のように感じられる。 そう考えれば日米の多くの戦没者達の魂、今現在の「平和の礎」として為した意味が一番に強調されているように感じる。 その魂が礎となり、平和を前提とした友好関係なのだと改めて感じられる。 そして我々現代人はその魂を尊重して、その土台を忘れることなく、より豊かに、より友好に、より平和になっていかねばならないし、それらを維持し発展させていかないといけない。 素晴らしかった。下巻も楽しみ。
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2022年の参院選の遊説中に奈良の駅前で暗殺された安倍元首相の年代記。 上巻はトピック毎に経緯がまとめられている。 章立てに沿って、再登場、アベノミクス、靖国神社、尖閣諸島、TPP、慰安婦、戦後70年首相談話、平和安全法制、ヒロシマ/パールハーバー、消費税増税。 所謂リベラル...
2022年の参院選の遊説中に奈良の駅前で暗殺された安倍元首相の年代記。 上巻はトピック毎に経緯がまとめられている。 章立てに沿って、再登場、アベノミクス、靖国神社、尖閣諸島、TPP、慰安婦、戦後70年首相談話、平和安全法制、ヒロシマ/パールハーバー、消費税増税。 所謂リベラルからすれば国粋主義の巨頭なのだろうが、筋の通った国家観や国家運営の原則に則って司られた7年半の実績の重さを実感する。 著者は「通貨烈々」などを著した船橋洋一。 経済、安全保障などの外交交渉の裏側を掘り下げた著作に定評があり、本書も公開情報やインタビューなどを通じ、項目毎に米大統領から本邦各省庁職員に至る交渉関係者の言動や思いまで汲み上げ、冷静、客観的な筆致ながら読者に深い感銘を残す。 もう八十歳を越えたとは思えない徹底した取材ぶりと臨場感溢れる描写に驚かされる。 「安倍晋三 回顧録」とともに21世紀のわが国の歩みを俯瞰的に顧みるのに絶好の書。 大学であれば各章が1-2ヶ月分の講義資料となるだろう。
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第二次安倍政権発足から、アベノミクス、靖国参拝、尖閣問題、TPP、戦後70年首相談話、平和安全法制、消費税増税などについて。参院選までに上下読もうと思っていたが、結局この時期になってしまった。 印象深かったのは戦後70年首相談話と平和安全法制の章である。 終戦の節目のたびに首相談...
第二次安倍政権発足から、アベノミクス、靖国参拝、尖閣問題、TPP、戦後70年首相談話、平和安全法制、消費税増税などについて。参院選までに上下読もうと思っていたが、結局この時期になってしまった。 印象深かったのは戦後70年首相談話と平和安全法制の章である。 終戦の節目のたびに首相談話が中国の歴史戦の道具にされては敵わない。安倍は70年談話を最後の談話と位置付け、村山談話を踏襲しつつも「謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」との文言を盛り込み、国内でも中韓でも一応それなりに理解を得られた。 自身で言うように保守派の安倍晋三だからこそ、リベラル派からの期待値は低いし、保守派からの理解も得やすかった。今日は2025.7.27だが、石破首相は80年談話を出すとも出さないとも、まだ明言していない。本日時点ではリベラル派が参院選に負けた石破に「石破辞めるな」という声をあげている意味不明な状況であり、リベラル派からの期待値が高まっている一方、保守派は石破に反発している。このような状況で80年談話を出すことはリスクが高いと読みながら感じた。例え閣議決定を経ない「総理の談話」だとしても、中国は日米韓の離間策として、再び東アジアの歴史問題を再燃させてくる恐れがある。 また、国家安全保障会議(NSC)の設置は外交と軍事を統括し調整する司令塔の設置という意味で画期的であった。しかし、平和安全法制の審議の際、集団的自衛権の行使要件である「存立危機事態」は台湾有事を想定して議論をするべきであったが、それでは外交的にも内政的にも大きな反発が予想された。そのためにペルシャ湾、ホルムズ湾の議論に逃げてしまったのは残念なことであった。 下巻の目次を見ると、各国首脳の名前が章題として並んでいる。安倍による首脳たちの人物評が読めるのだろうか。下巻も楽しみである。
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政治のリアルを体感できる著作。船橋洋一氏の著作となれば失敗はない。普段テレビで見る政治ニュースがいかに表層的で、断面的なものかがよくわかる。戦後70年の首相談話や消費増税をめぐる攻防は凄まじい。政治家を見る目が変わる著作だ。
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安倍晋三、かっけー。 非常に知的で策士。 こんな首相なら日本を任せていい! ・・・という内容に仕上がっている。この本。 同時代を生きてきて感じてきたものと全然違う。 私が知らない安倍晋三さんの実像、なのかもしれない。 財務省と闘い消費税増税を避けるために衆議院を解散したのはそ...
安倍晋三、かっけー。 非常に知的で策士。 こんな首相なら日本を任せていい! ・・・という内容に仕上がっている。この本。 同時代を生きてきて感じてきたものと全然違う。 私が知らない安倍晋三さんの実像、なのかもしれない。 財務省と闘い消費税増税を避けるために衆議院を解散したのはその通りだろうし、 外交面でも韓国、中国と渡り合ったのも事実だろう。 この本を読んでいると、それらの政策に至る思考がきわめて論理的。 そもそもその目的も、ひたすら国のためと明確。 官僚の考えでなく、選挙で選ばれた我々(議員)の考えが第一 安倍さんはこれが徹底していたようで。 だからなりふり構わず選挙に勝つために統一教会を利用し、裏金を作り、 公金でモリカケサクラのように仲間を増やした。。 「悪夢の民主党政権時代」と何度も何度も繰り返した。 目指すところは正しかったのに、そこに至る振る舞いができてなかった、 品性がなかった、のか。 この本だけ読んでると、教養も滅茶苦茶あるんだけど。 スピーチのために必死に練習するなど努力家だし。 昭恵さんに「学生時代にその努力をしてたらもっといい学校に行けたのに」と 言われたのはご愛敬だが。 首相の孫は何か欠落していたのか? とにかく上巻を読んでいるだけではそんなことはこれっぽっちも感じない、 完璧な人物に描かれている。 (上) プロローグ 1 再登場 2 アベノミクス 3 靖国神社 4 尖閣諸島 5 TPP 6 慰安婦問題 7 戦後70年首相談話 8 平和安全法制 9 ヒロシマ/パールハーバー 10 消費税増税 (下) 11 プーチン 12 習近平 13 トランプ・タワー 14 金正恩 15 アメリカ・ファースト 16 インド太平洋 17 G7対ユーラシア 18 天皇退位/改元 19 パンデミックと官邸危機 20 退陣 21 戦後終章 エピローグ
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デフレ経済下で金利を下げて金融緩和するのはマクロ経済の観点からは当然の政策で、これによって派遣切り、ブラックバイトみたいな困窮が解消されたのは事実。日本のリベラル界隈は安倍晋三の右寄りの政治姿勢嫌いを拗らせて緩和的、反緊縮的な財政政策すら敵視し、マスコミを巻き込んで反安倍晋三キャ...
デフレ経済下で金利を下げて金融緩和するのはマクロ経済の観点からは当然の政策で、これによって派遣切り、ブラックバイトみたいな困窮が解消されたのは事実。日本のリベラル界隈は安倍晋三の右寄りの政治姿勢嫌いを拗らせて緩和的、反緊縮的な財政政策すら敵視し、マスコミを巻き込んで反安倍晋三キャンペーンを展開、一般にも悪者という印象を与えてしまったのは日本にとって不幸だと思う。某政党に至っては堂々と減税に反対する有様だ。 本書ラスト近くで消費増税に関する記述があるが、今や財務省ベッタリの自民党政調会長が安倍晋三によって財務省の影響力を抑えるために抜擢されていたというのは非常に驚いた。また消費増税のような国民生活への影響が大きな政策の決定に対して、政権内部の担当者の顔を立てる立てないのレベルの話が大きな要因になっていることに、組織というものの構造的な問題を再認識した。インパール作戦も某将軍の顔を立てるために実行されたというではないか。こんなのは周りにとっても、そして本人にとっても不幸だと思う。
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面白い。タイトルと表紙を観ると「ン?」と思っていたが内容は第2次安倍政権の際の種々のトピックごとに内幕を示したノンフィクション本。取材に基づく各関係者の心情も描かれ、やや難しいきらいもあるけれど、ぽんぽん読んでいける面白さ。あんなこともあったなという思い出に浸れる。
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p86 官僚は無名であって、歴史に残ることを目標にすべきではない p92 ピーター・パン 飛べるかどうか疑った瞬間に永遠に飛べなくなってしまうという言葉があります。大切なことは前向きの姿勢と確信です p198 ツキジデスの罠 覇権国に挑戦する新興国が登場すると戦争が起きやすい...
p86 官僚は無名であって、歴史に残ることを目標にすべきではない p92 ピーター・パン 飛べるかどうか疑った瞬間に永遠に飛べなくなってしまうという言葉があります。大切なことは前向きの姿勢と確信です p198 ツキジデスの罠 覇権国に挑戦する新興国が登場すると戦争が起きやすい p245 鶴岡公二外務審議官 下に対しても上に対しても上から目線の男 p330 百点は採れないんだよ、60点、良くて70点なんだ p332 日本はいままで韓国に対して、歴史問題で、「向こうがなにか言うたびに、こちらがなにか言い訳めいたことを言う」関係だった。しかし、慰安婦合意に関しては、「こちらが相手に約束を守るようにいって、向こうが言い訳めいたことを言う」関係へと変わった。それに伴ってワシントンのこの問題を見る目も変わり始めた、と安倍派感じた p345 歴史はよき教師にはなるが、支配者になるべきではない p365 歴史があって歴史認識が存在するのではなく、歴史認識があって初めて歴史が存在する p409 内政の失敗は一内閣が倒れれば足りるが、外交の失敗は一国を滅ぼす
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