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世界のすべて の商品レビュー

3.6

117件のお客様レビュー

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2026/04/02

多様なセクシュアリティがテーマの一冊です。最近になってよく見かけるようになったテーマですが、今作はセクシュアリティのグラデーションにまで言及されていて、勉強になりました。 はじめは、主人公の鳴海くんのまるで第三者のような淡々とした世の中への目線に、苦手かもと思いながら読み進めま...

多様なセクシュアリティがテーマの一冊です。最近になってよく見かけるようになったテーマですが、今作はセクシュアリティのグラデーションにまで言及されていて、勉強になりました。 はじめは、主人公の鳴海くんのまるで第三者のような淡々とした世の中への目線に、苦手かもと思いながら読み進めました。それが、段々と彼の心情があらわになり、人間味が出てきたからか、話に没頭することができました。 子どもに対するセクシュアリティの対応は難しいですね。どんなセクシュアリティでも受け止められる大人でありたいけれど、親であったり関係が近ければ近いほど、苦労のない『普通』を願ってしまう気がします。

Posted byブクログ

2026/03/29

誰も一人で傷つかない、優しすぎる「多様性」の教科書。 ​カフェ店員の鳴海くんが、店を訪れる客たちとの交流を通じて「世界の多様性」を学んでいく物語。アロマンティック、アセクシャル、ポリアモリーにフィクトセクシュアル……。今の時代、LGBTQという言葉だけでは括りきれない、グラデー...

誰も一人で傷つかない、優しすぎる「多様性」の教科書。 ​カフェ店員の鳴海くんが、店を訪れる客たちとの交流を通じて「世界の多様性」を学んでいく物語。アロマンティック、アセクシャル、ポリアモリーにフィクトセクシュアル……。今の時代、LGBTQという言葉だけでは括りきれない、グラデーション豊かな「個」の在り方が丁寧に描かれます。 ​知らない言葉も多かったですが、それらを知識として「押し付ける」のではなく、あくまで日常に存在する「特別ではない隣人」として提示する姿勢には非常に好感が持てました。まさに令和の多様性の教科書、といった趣です。 ​ただ、登場人物全員が「いい人」すぎて、まるで最近のテレビ番組を見ているような感覚に。刺激はなく、誰も傷つかない。RADWIMPSなら「誰も一人で傷つかないように地球を丸くしたんだろう」と歌詞にしそうなほど、全方位に配慮された丸い世界観。 ​学びとしては非常に有意義ですが、一冊の「小説」として心が激しく揺さぶられたかと言えば、答えは否。価値観を押し付けず、「何かあったら話を聞くよ」とそっと寄り添うことが大切です。

Posted byブクログ

2026/03/22

押し付けがましくないのが好ましい。と同時に少し毒気が足りない、とも思ったり。セクシャリティの話って往々にしてどこか理解がし難いものがどうしても出てきてしまうのに、どれにも理解があるってのが、スタンスだとわかっていても、少し物足りなく感じた。 でも、押し付けがましくないのが良いって...

押し付けがましくないのが好ましい。と同時に少し毒気が足りない、とも思ったり。セクシャリティの話って往々にしてどこか理解がし難いものがどうしても出てきてしまうのに、どれにも理解があるってのが、スタンスだとわかっていても、少し物足りなく感じた。 でも、押し付けがましくないのが良いって思ったのはそういう側面だから、あたしの矛盾だね笑 2026.3.16 45

Posted byブクログ

2026/03/08

紹介文が気になって読んだ。 主人公(語り手)である鳴海くんの気持ちがよくわかる。私も似たような感じ。だけど本の中でデミロマンティクを知って、やはり色々あるなぁと勉強になることも。 色んな人を描いているので安心する。自分だけが変わってるとかそういうことではないのだなと。

Posted byブクログ

2026/02/25

語り手の「鳴海くん」が淡々としていて、でもみんなに平等に優しくて、いいなと思った。 「鳴海くん」のセリフは、きっと作者が言いたいことなんだろうなあと感じた。 「鳴海くん」のように、私も自分が生きやすいと思える場所で、生きられたらいいなと思う。

Posted byブクログ

2026/02/23

セクシャリティをテーマにした本。スラスラ読めて心がちょっぴり温まるような優しい話ではあったものの、どこか心に刺さる場面がないというか、綺麗にまとまりすぎて物足りなさを感じてしまいました。 様々なセクシャリティの登場人物が出てくるのは良いのですが、どこか上辺だけに感じてしまって…。...

セクシャリティをテーマにした本。スラスラ読めて心がちょっぴり温まるような優しい話ではあったものの、どこか心に刺さる場面がないというか、綺麗にまとまりすぎて物足りなさを感じてしまいました。 様々なセクシャリティの登場人物が出てくるのは良いのですが、どこか上辺だけに感じてしまって…。ただ、さまざまな人の「世界のすべて」を垣間見ることで視野が広がった(気がする)のは良かったですし、読後感も爽やかで良かったです。

Posted byブクログ

2026/03/05

めっっちゃわかる。 腫れ物扱いすると可哀想だから逆にいじるのが良いんだよみたいな人おるよね〜... 「子供たちの生活する環境や世の中をどうしていくか、次第じゃないですか」 「誰かがどうにかしてくれることを待つだけではなくて、自分たちでどうにかしていかないといけないので。世の中...

めっっちゃわかる。 腫れ物扱いすると可哀想だから逆にいじるのが良いんだよみたいな人おるよね〜... 「子供たちの生活する環境や世の中をどうしていくか、次第じゃないですか」 「誰かがどうにかしてくれることを待つだけではなくて、自分たちでどうにかしていかないといけないので。世の中を、です」 こことても良かった。 要所要所で、鳴海くん結構ストレートに言うところあるなーと思っとったけどこの台詞は一番効いた。 周りと違うってマイノリティとして閉じこもるのではなく、自分のやり方で変えていくことって大切だよね。

Posted byブクログ

2026/02/14

主人公の鳴海くんみたいに『好き』や『したい』が欠落してるんじゃなくて、単にその回路を持ってないだけなのに、周りが勝手に『可哀想』とか『いつか出会えるよ』とか、頼んでもない外野のノイズをぶつけてくる。 あれ、最高に余計なお世話ですよね。 結局、マジョリティが作った『普通』っていう...

主人公の鳴海くんみたいに『好き』や『したい』が欠落してるんじゃなくて、単にその回路を持ってないだけなのに、周りが勝手に『可哀想』とか『いつか出会えるよ』とか、頼んでもない外野のノイズをぶつけてくる。 あれ、最高に余計なお世話ですよね。 結局、マジョリティが作った『普通』っていう物差しで測ろうとするから歪むわけで。喫茶店『ブルー』みたいな場所が必要なのは、そこが特別な場所だからじゃなくて、外の世界がそれだけ『正解』を押し付けすぎてるからじゃないですかね。 『みんな違って、みんなめんどくさい』。 それでいいじゃん、って改めて突き放してくれる感じ。心地いいですよね

Posted byブクログ

2026/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルからはどんな話なのか想像できませんでした。性の多様性、グラデーション、決めつけない事。人権問題で性的少数者が上がることがあり、認識はしています。身の回りにいるのかもしれないが、どこか他人事と捉えていましたが、決めつけない事と多様性を受け入れる事の大切さが伝わりました。性はグラデーションで色んな形がある、枠があるものではない事に気付かされました。優しい気持ちになる本と思いますし、自分自身も性的少数者なのかもしれないと思います。

Posted byブクログ

2026/01/02

恋愛感情が無くても暮らしてゆける。 恋愛感情が無いと暮らしてゆけない人もいる。 じゃあ、人間という単位で考えた時に共通して無いと暮らしてゆけない感情と無くても暮らしてゆける感情ってどんな感情なんだろう。

Posted byブクログ