いつだって喫茶ドードーでひとやすみ。 の商品レビュー
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久しぶりに読んで、そろりってこんな人だったーと思い出しながら読んだ。 今回も悩みを持った人がカフェに訪れる。ズバリそろりが悩みを解決する訳ではないが、おすすめメニューのタイトルから、それぞれヒントを得て自分なりの解決策を見つけていく。 でもこの頃の「喫茶ドードー」は満席になる事も多く、喜ばしい事だけど当のそろりは落ち着かない。そんなそろりはある決断をする。 これは次回作があるのか?
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喫茶ドードーというカフェに出入りする様々な客を一人ひとりフォーカスして展開されるお話です。 一つの場所を中心に、そこに関わる人を描いた小説はよくありがちな設定ですが、それぞれの登場人物が各々の生活圏で感じる違和感や居心地の悪さが丁寧に言語化されていて惹き込まれます。 そんな疲...
喫茶ドードーというカフェに出入りする様々な客を一人ひとりフォーカスして展開されるお話です。 一つの場所を中心に、そこに関わる人を描いた小説はよくありがちな設定ですが、それぞれの登場人物が各々の生活圏で感じる違和感や居心地の悪さが丁寧に言語化されていて惹き込まれます。 そんな疲れた心をほぐしてくれる喫茶ドードーでのひと時はこちらもほっとさせられます。 第1、2段は読んだことがないのですが是非読もうと思います。
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シリーズ第3弾。いろいろな悩みを、もつ人たちの背中をほんの少し押すようなお話が何篇か収録されている。 これでこのお話は終わりなのかな?と思うようなラスト。たまに心を落ち着けたいようなときに読みたくなるような一冊だった。
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前半は人物達の生き辛さ、悩みが語られ重く、そろりの店もやりづらそうな営業状態。各話毎に解決していかない悩みが新しく感じられた。 睦子の若者に嫉妬している、感情に共感する。 今の世の中にアップデート出来ず、若者の作り出すものが分からずについていけない、そんな文化を敬遠しがちな自分...
前半は人物達の生き辛さ、悩みが語られ重く、そろりの店もやりづらそうな営業状態。各話毎に解決していかない悩みが新しく感じられた。 睦子の若者に嫉妬している、感情に共感する。 今の世の中にアップデート出来ず、若者の作り出すものが分からずについていけない、そんな文化を敬遠しがちな自分を再認識してしまう。情けない。 実那子がでていたブレスト会議のおじさん達の時代錯誤な意見にも同様に憤りを感じた。もう一段階上の世代はまだこんな考えが多いのか。大半がそうではないだろうけど。 今の時勢の世知辛しさを代弁としてくれた女性達に共感しつつも、ドードーや職場での出会いで前向きに歩んでいく様に一緒に頑張ろうという気持ちが持てた。 この巻で完結なんかな?終わる理由も無理矢理感がなくて納得できるが残念だ。
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各話ごとに主人公が決まっている過去2作品と異なって、主人公?が並行して話が進むため、最初は読みづらかった。映像化向きかも。
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メニューのネーミングがユニークな喫茶店。 その意味を知った時なるほど、、と納得。 読みやすい心温まる小説でした。
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前二作が好きでこちらも購入。今までと少し構成が変わっていて、群像劇のような形式をとっていました。ほっと一息、と読むには複雑な気がして、今までの構成の方が好みだったかなと感じています。
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おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」に訪れるお客さんは、さまざまな悩みを抱えている。 ひとりになって考えたいとき、心を休めたいときに訪れると「悩みに効くメニュー」がそっと背中を押してくれ、ふわりとした感覚で答えが見つかるようになる。 連作短編集のシリーズ第3弾。 美味しそうで...
おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」に訪れるお客さんは、さまざまな悩みを抱えている。 ひとりになって考えたいとき、心を休めたいときに訪れると「悩みに効くメニュー」がそっと背中を押してくれ、ふわりとした感覚で答えが見つかるようになる。 連作短編集のシリーズ第3弾。 美味しそうで優しいネーミングのメニューがずらりと…。 第1話 霧の中にあるパイ包み焼き 第2話 やりきれない気持ちに蓋をするカスタードプリン 第3話 白黒つけないケークサレ 第4話 下がった気持ちが浮上するのを待つお茶漬け 第5話 ひとやすみのミートドリア 翠は、正社員として働いていた飲食店が閉店して職を失ったと同時期に離婚をして再就職しようとしている。 アパレル業界で働く美玲は、フリーの販売員と自分を比べて嫉妬していた。 保険会社に勤める実那子は、きっちりとした性格で何かと白黒つけてしまいがちだ。 三晴は、母から引き継いだベーカリーのお店をひとりでするようになったが、店舗の契約期限が間近で移転先を探さなければならなかった。 4人のそれぞれの思いは、もやもやとしていたのだが、少しずついい方向に向かっていくのがわかる。 何が決めてになったのか… ひとやすみすればわかるのかも。 実那子の顧客の言葉で、「人生が続くからこそ、さっぱりと生きたい。」に共感。
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仕事で疲れてる人向け。 店主のそろりさんの美味しいそうな料理と言葉にほっとする。読んでて自分にとっての「幸せ」とは?を考えさせられる。 面白いところは、いつも最後にそろりさんが最後に良い言葉とアイテムをくれるのだが、アイテムの方はいつもいらないと断られてしまうw
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