武田の金、毛利の銀 の商品レビュー
タイトル通り「金と銀」を軸にした物語で、時代によってその価値や使い道が大きく変わるのが興味深かった。金銀の取れ高や取引のバランスを見ながら、織田信長が武田信玄と毛利輝元のどちらを優先して攻めるか判断していくあたりは、戦略的で読み応えあり。単なる歴史小説というより、仕事や物事の見方...
タイトル通り「金と銀」を軸にした物語で、時代によってその価値や使い道が大きく変わるのが興味深かった。金銀の取れ高や取引のバランスを見ながら、織田信長が武田信玄と毛利輝元のどちらを優先して攻めるか判断していくあたりは、戦略的で読み応えあり。単なる歴史小説というより、仕事や物事の見方についても考えさせられる内容だった。
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前作の事をすっかり忘れていたが、サクッと読めて面白かった。四人それぞれの役割分担がはまったいいチームの道中がいい。長安という名前にもしかしたらと思いつつ、やはりそうかという感想。
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武田の金、毛利の銀をテーマにした話 毛利の銀は読みにくかったけど、全体は垣根涼介的な面白さだった「もちろん創作だと思う」 武田の金から出てきた土屋十兵衛長安、後の大久保長安が物語を通じた主人公だったのかー
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戦をするには金がかかる。戦いは時の運だが、戦い続ければいずれは勝つ。だから財力のあるものが戦国の世を制すると信長は考えている。 武田には金山がある。毛利には石見銀山がある。信長が知りたいのはその産出高だ。明智光秀を遣わして調べることにした。
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歴史の転換期にあって、それぞれの生き方を貫くことの難しさがうまく表現できていて、四人旅にもどこか剽軽さが感じられる。作者はもっぱらギャングストーリーがお得意と思っていたので、意外に時代ものオッケーやんって感心しました。ぜひ読みましょう。
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感想 光秀の大冒険。歴史小説にしては扱う題材が珍しい。 あらすじ 信長が京に上洛を果たした頃、光秀に原理を教授した愚息と新九郎が、勝家の郎党と揉めて刃傷沙汰を起こす。信長が二人に京を出るついでに武田の金山と毛利の銀山を調べてくるように命ずる。 光秀、愚息、新九郎の三人は、甲...
感想 光秀の大冒険。歴史小説にしては扱う題材が珍しい。 あらすじ 信長が京に上洛を果たした頃、光秀に原理を教授した愚息と新九郎が、勝家の郎党と揉めて刃傷沙汰を起こす。信長が二人に京を出るついでに武田の金山と毛利の銀山を調べてくるように命ずる。 光秀、愚息、新九郎の三人は、甲州の湯の奥金山を目指す。その道中で武田家の蔵前衆の土屋と出会う。土屋は3人に親切にしつつも、3人の目的を探る。3人が織田家の家中で金山のことについて調べていることを言い当てる。 土屋は3人のことを武田に通報しない代わりに自分も石見に連れて行って欲しいと談判し、光秀は受け入れる。 三人で小早川隆景に謁見し、手形をもらう毛利から妨害に遭うもなんとか銀山の台帳を調べることに成功する。その後、光秀は信長に結果を報告し、満足される。信長が土屋の存在を推測しつつも光秀を見逃す。土屋はその後、家康に仕え、大久保長安として様々な金山銀山を監督したのであった。
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まず「光秀の定理」を読んで登場人物の背景を知っておく必要がある。個性豊かな登場人物が歴史の謎を解き明かしいくような内容で、興味深く読み進めることができた。ただ、主題がユニークではあるが地味で、情景の描写も細かすぎで想像力が追いつかず、多少退屈さを感じた。
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今までの筆者の歴史モノの中では1番ユーモラスな作品だったかな。 光秀、新九郎、愚息そして長安の旅路を理路整然と描いているだけでなく、珍道中のような軽妙なやり取りでも描いているのでとてもメリハリがあって読みやすかった。 そして信長の深淵さもサクッと描いていてスパイスが効いているよう...
今までの筆者の歴史モノの中では1番ユーモラスな作品だったかな。 光秀、新九郎、愚息そして長安の旅路を理路整然と描いているだけでなく、珍道中のような軽妙なやり取りでも描いているのでとてもメリハリがあって読みやすかった。 そして信長の深淵さもサクッと描いていてスパイスが効いているように思われる。 でもって、わかる人はわかっていたのでしょうが長安がまさかあの大久保長安だとは知らなんだ。 実際、彼らにこんな出会いがあったら夢があるなと思わせる作品。
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戦国時代の経済感覚小説。 著者にしては凡作でした。 主人公が「光秀の定理」の3人では目新しくもないし、番外編としても史実にもない話でつまらなかったです。 信長が調査をさせた理由が最後まで良くわからないのもすっきりしません。 むしろ土屋長安を主人公にして生野銀山を探索する大久保長安前日譚とした方が面白かったかも。
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信長から、武田と毛利の金山と銀山の取れ高調査を依頼される光秀。強い新九郎と愚息を連れていく。甲府の女郎屋の前で男と知り合う。その夜、女のよがり声がうるさいので文句をいいにいく、その男が全裸の女二人。丁寧で謝罪される。宿から出ると先にでた男と女二人に追いつく。光秀達は身分を隠す。男は十兵衛。武田の幕臣、土屋十兵衛。金山銀山担当。途中、女の落とし物、簪を広い届けた。母の形見。 光秀達が信長の家臣とばれるが十兵衛が女に頼まれて逃がす。そのかわりに毛利の銀山調査に同行させる。舟と山中の旧同。銀山の裏に到達。忍びこみ3年分の台帳を写す。石垣から十兵衛が落ちてしまう。毛利の追手に追われる。十兵衛は途中で腰を怪我して足手まとい。新九郎と愚息は始末を提案。十兵衛は自分の調査能力を主張。十兵衛は侍出身ではない。剣は使えないが、鍵開け、台帳の調査で役に立った。光秀と愚息が追手と戦う。新九郎と怪我で走れない十兵衛と先に。追手を逃れ京にいる信長に報告。武田のものと一緒にいたことを隠すが信長は感ずくが報告内容に満足。おとがめなし。十兵衛は信長の報告時の態度から、毛利より武田の方が組しやすい、武田に勝ち目なし。武田は金を流通よりも特別な褒章に。毛利は豊富な銀を金に換算。武力に見積もり準備をしている。 十兵衛は武田滅亡の後に家康に雇われ。大久保長安となる。甲斐の復興。甲斐奉行と石見銀山奉行。日本の金山銀山の採掘に尽力。北条家の旧領を家康から。八王子に八千石。大名クラスだが煩瑣な役目なし。側室と遊女を70人以上。 死後、区政蓄財の嫌疑。嫡男から七男まで切腹。大久保家断絶。
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