軽いノリノリのイルカ の商品レビュー
2024年初版。回文を思いつくことは凄い才能と思っています。満島ひかりさんの感性の豊かさや頭の柔軟さを感じます。それに又吉さんのショートストーリー。面白いコラボだと感じました。ただ、満島ひかりさんの紡ぐ回文から感じ取れる感性が私には不足しているのかなあと思いました。
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こんなに長く詩的な回文が作れるなんて。満島ひかりちゃんが作った回文に、又吉さんが物語を紡いでいく。マジックのような言葉の羅列が面白かったし、写真がノスタルジックでとても良かった。一番のお気に入りは「立って!駅にさあ!4時の彼氏走れ!彼女朝に消えてった」ショートフィルムのような話が...
こんなに長く詩的な回文が作れるなんて。満島ひかりちゃんが作った回文に、又吉さんが物語を紡いでいく。マジックのような言葉の羅列が面白かったし、写真がノスタルジックでとても良かった。一番のお気に入りは「立って!駅にさあ!4時の彼氏走れ!彼女朝に消えてった」ショートフィルムのような話が余韻に残った。
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デビューの頃からインタビュー時などの言葉選びが独特で、おもしろい人だなぁと思っていたけれど、本書宣伝のために満島ひかりさんがラジオで話をされていたのを聞いて、益々興味を持ったしファンになった。回文にインスピレーションを得て書かれた又吉直樹さんの文章は、併せて読むと別の風景が見える...
デビューの頃からインタビュー時などの言葉選びが独特で、おもしろい人だなぁと思っていたけれど、本書宣伝のために満島ひかりさんがラジオで話をされていたのを聞いて、益々興味を持ったしファンになった。回文にインスピレーションを得て書かれた又吉直樹さんの文章は、併せて読むと別の風景が見えるような気もするが、まったく別世界の話でもあり‥それはそれで不思議な味わい。音とリズムを楽しみながら読むのもよし、写真集のように好きなページから眺めるのもよし。 谷川俊太郎さんのエピソードもうれしい。
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満島ひかりさんと又吉直樹さんのコラボ作品。 上から読んでも下から読んでも同じ回文と、それを読み解くショートストーリー。 満島さんが回文を作る才能をお持ちとは。 その回文も、とても長いものも多い。 例えば、 「誰だ、箱の明かり?靄?影かと… 感じまくる あの坂の火の目 あと追う音 ...
満島ひかりさんと又吉直樹さんのコラボ作品。 上から読んでも下から読んでも同じ回文と、それを読み解くショートストーリー。 満島さんが回文を作る才能をお持ちとは。 その回文も、とても長いものも多い。 例えば、 「誰だ、箱の明かり?靄?影かと… 感じまくる あの坂の火の目 あと追う音 雨の日の傘の 歩く魔人か?トカゲか?ヤモリか? ...あの子は誰だ」 これが一つの回文になっている。 子どもの頃から言葉遊びが好きだったらしいが、それにしてもすごい才能だなぁ。 そして、その回文をもとに物語を作る又吉さんもすごい。 少し不思議な雰囲気を感じる物語にすぐに惹き込まれる。読後の後味も心地よかった。 人生には遊びごころも大事よね。
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満島ひかりさんの回文に先ず驚いた。しかもこんなに長いのも初めてで、その内容も言葉をはめただけではなく詩的な表現で、そこにも感動した。その回文に挑むかの様に広げられる又吉氏のショートストーリーがとても優しい。合間に挟まれる写真や挿絵にも癒される。何処から読んでも良いし、お気に入りを...
満島ひかりさんの回文に先ず驚いた。しかもこんなに長いのも初めてで、その内容も言葉をはめただけではなく詩的な表現で、そこにも感動した。その回文に挑むかの様に広げられる又吉氏のショートストーリーがとても優しい。合間に挟まれる写真や挿絵にも癒される。何処から読んでも良いし、お気に入りを何度も読み返す楽しさもある。側に置いておきたい一冊。
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満島さんの回文力にびっくり!! 回文ってこんなに長文作れるんですね そんでさ、又吉さんがそれを元に作る物語がまた良いのよね こういうスタイルの著書は初めて読みました。 新鮮でとっても面白いです。
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満島ひかりが回文担当、又吉先生がその回文からインスパイアを受けた短いストーリーを担当する形式の本。 回文=トマトやしんぶんし、しか知らない者としてはこんなにも回文が出来るんだという驚きと意外な組み合わせの2人なのに写真もあいまってこんなにもおしゃれな感じになるんだという新鮮さが印...
満島ひかりが回文担当、又吉先生がその回文からインスパイアを受けた短いストーリーを担当する形式の本。 回文=トマトやしんぶんし、しか知らない者としてはこんなにも回文が出来るんだという驚きと意外な組み合わせの2人なのに写真もあいまってこんなにもおしゃれな感じになるんだという新鮮さが印象的。 聖書っぽい感じになるってインタビューで話していたが、確かに詩的な聖書から出てきた一文なのかなと思わせるものが多かった印象がある。 物語の方も暗すぎずファンタジーすぎずでバランスを考えたんだろうなと思わせる内容だった。 回文を書く人たちとの対談を読んでいるとこんなニッチな世界でやっている人たちがいるんだなとまだまだ知らない世界があることが分かった。 短いからこそ読み進めるペースは早めだった。
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満島さんの天才的な回文と、それをタイトルに又吉さんが作り出すショートストーリーと、場面場面に出てくる写真などが絶妙に混ざり合ってる。 現時点では2024年で1番面白いと思っています。
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図書館の本58 又吉さんの文章は触れたことがなく、「回文」が単純に面白そうだったので手に取った本。 満島ひかりさんの回文作りの才能い驚いた。 回文は文章として成り立つ点が興味深いが、「行って、また戻ってくる」感覚と、行きの道と帰り道で景色が全く異なるところが面白いなと思う。 ...
図書館の本58 又吉さんの文章は触れたことがなく、「回文」が単純に面白そうだったので手に取った本。 満島ひかりさんの回文作りの才能い驚いた。 回文は文章として成り立つ点が興味深いが、「行って、また戻ってくる」感覚と、行きの道と帰り道で景色が全く異なるところが面白いなと思う。 回文の謎さをストーリーにすると、不思議なものが出来上がって夢の中みたいなショートストーリーだった。
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本という媒体に収まっているのが不思議なほど、自由でおおらかな世界が広がってる本。 回文も、ストーリーも、写真も、デザインも、全部全部好みの大好きな一冊になった。こんな本をいつか作ってみたい
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