軽いノリノリのイルカ の商品レビュー

又吉直樹(著者),満島ひかり(著者)

2024/09/27

図書館の本58

又吉さんの文章は触れたことがなく、「回文」が単純に面白そうだったので手に取った本。
満島ひかりさんの回文作りの才能い驚いた。

回文は文章として成り立つ点が興味深いが、「行って、また戻ってくる」感覚と、行きの道と帰り道で景色が全く異なるところが面白いなと思う。

回文の謎さをストーリーにすると、不思議なものが出来上がって夢の中みたいなショートストーリーだった。

2024/09/20

本という媒体に収まっているのが不思議なほど、自由でおおらかな世界が広がってる本。
回文も、ストーリーも、写真も、デザインも、全部全部好みの大好きな一冊になった。こんな本をいつか作ってみたい

2024/09/16

満島ひかりさんの回文がすごい。意味がわからないようで何となく雰囲気のある文で、それを又吉氏が絶妙な味わいのあるショートストーリーにしてる。時々差し込まれる写真も素敵でした

2024/09/15

おお…凄い…回文ってこんなに長いのを作ることができるんだ…と又吉さんと全く同じ感想を持ってしまった。
満島さんの作る回文は、正直ほとんど意味不明。だけど確かにその意味不明さの中に物語やイメージが浮かんでくる。又吉さんが書いた物語を満島さんがどう感じたのかも知りたかった。

「立って！駅にさあ！4時の彼氏走れ！彼女朝に消えてった」
これなんて完全に又吉さんの物語がしっくり来る。回文の感じだと、「彼氏」を応援しているように思えるが、「彼女朝に消えてった」で、あれ？会えなかったのかな…となる。又吉さんの物語でも「彼氏」が肩を落とす結果になっているのが切ない。「彼女」は運命を信じていて、残念ながら運命を感じることができない相手とは会わなかった。

満島さんは意図的ではなく、運命的に言葉を選び取って回文を作っている気がする。言葉と出会える体験を私もしてみたい。

2024/09/13

回文、この本で読んで初めてちゃんと触れた。
満島ひかりさんの詩的な言葉選びと
又吉直樹さんの映画のように情景が浮かんでくる文章、そのふたつが合わさって、これまでに見たことのない(読んだことのない)化学反応を起こしていたように思う。
また、紙の本としても拘られてつくられており、
挿絵や写真も含めとても素敵な一冊。
本棚に置いておくだけでなんだかにっこりしてしまう。毎日1章ずつ読むのが楽しみだった。

2024/09/07

回文って、不思議な面白さが良いですね。満島ひかりサン。さすがです。
で、又吉サンも、その不思議を面白く調理していて、流石です。

自分でも作ろうか？　なんて思ったら、著者の思う壺ですかね

2024/08/25

満島ひかり、又吉直樹
回文からの物語がまた面白かったり、素敵だったり。

よい本です。写真と、挿絵もとても素敵です。

2024/08/21

こんな長い回文を作れるなんて満島さんすごいなぁ！そして、どの物語も又吉さんを感じる。
なんだか不思議な世界に迷い込んだような感覚になります。

2024/08/12

＃又吉直樹　＃満島ひかり　＃回文　
満島ひかりさんがこんなに長い回文をつくることができることへの驚きと、その回文から又吉直樹さんの紡ぐ物語を読むことができるという奇跡のような贅沢。
回文には作った人のパーソナリティが出るらしい、回文は予想外に変化、自分でも驚くような言葉が出てくるという回文作家さんとの対談コラムも楽しい。イラストや写真も不思議な世界を惹きたてる。読後感の余韻を楽しんでまた回文を声にだして読みたくなる。
『立って！駅にさあ！４時の彼氏走れ！彼女朝に消えてった』
『軽いノリノリのイルカ』
『キスの新鮮じかん　永遠　雪もキュン　雪もきゅん　永遠歌人戦士の、好き』
が特に好き

2024/08/11

面白かった。　芸能人二人で作った本なので、あまり内容に期待していなかったが、ある意味裏切られた感じがした。
回文に意味を持たせ、これだけの小説ができるとは、ただただすごいの一言だった。

感想を、カッコいい回文で書こうと考えてみたが、いくらあがいても無理だった。