団地のふたり の商品レビュー

藤野千夜(著者)

2024/09/30

ほっこりしました
面白かったです
小泉今日子さんと小林聡美さんの顔が浮かんでくるようでした
ぜひ読んでみてください
お勧めです

2024/09/29

独身50代の女性が古い団地で生活する話。小林聡美さんの映画やドラマが好きなので早速ドラマを見て、原作を読んでみました。切なくなるんじゃ無いかという心配をよそに、サラッと素敵なエピソード満載で癒されました。ドラマは勿論のこと、本の続編も楽しみです。原田ひ香さんの解説も小説の続きと錯覚するくらい素敵でしたた。
　母の死、3人娘の結婚と独立、主人との二人だけの生活。寂しさに耐えられず鬱病になった自分を何とかしようと好きなことの中の今出来ることをしようとの思いで、読書三昧の日々を送っています。素敵な本との出会いに感謝です。

2024/09/27

何も起こらない普通の日々。それぞれのすべてを見てきた友だちがそばにいる日々。そんな毎日の尊さをしみじみと思い知る。
幼馴染みが同じ団地にいること。5０歳になってもだらだらぐずぐずと部屋で過ごせる友達でいること。けんかしてもいつのまにか元通りになれる仲でいること。
その奇跡のような関係は５０年という時間につながっているんだろう。
もしかすると何度も切れてしまいそうなこともあったかもしれない。それでもどちらかが手を伸ばしてどちらかがその手をつかんでそしてだらだらぐずぐず過ごせる時間の中へと戻ってきたのだろう。
いいなぁ、と心の底から思う。そんな友だちがいることも、そんな友だちと一緒に過ごせる部屋があることも。
でも、この先どうなるんだろう。団地が建て替えられることになったら…
同じ団地にいるからこそのこの関係。別々のマンションなんかに引っ越してしまったら終わっちゃうのだろうか。
いや、でもまだしばらくは大丈夫。建て替えはまだ先のはず。それに二人には大切な使命があるのだし。
団地のおばちゃんたちが困っているときに助けてあげる、という大切な使命があるのだから。

2024/09/28

保育園からの幼なじみであるなっちゃんとノチエ __50代を迎えた2人のゆるくてくすっと笑える大人の友情物語。程よい距離感で気を使わない関係は理想だし羨ましいなぁ〜。この団地に流れるゆったりとした時間に癒され、のんびりとした気持ちで読める一冊でした。

2024/09/25

最近NHKでドラマ化され、小林聡美さんで淡々と毎日が紡がれる系は「かもめ食堂」ファンとしては見逃せず原作も読みました。正直ほんとにただ毎日が送られるだけなのですが、保育園からの幼なじみ50代女性2人の毎日はどこかホッと安心する。大丈夫、肩の力を抜いてね。と聞こえてきました。

2024/09/23

202409/面白かったし主人公達の関係性もいいなあと思ったけど、創作の世界とはいえ、住むところに困ることはなくこの労働時間労働内容で特に節制することもなく生きていけていることが、ファンタジー過ぎて醒めてしまった…。本当に一番大事で得がたいのは二人の友情なのも、現実が厳しいからこそこの物語が魅力的なのもわかるけど、楽しめない自分が悲しかった。

2024/09/18

さらさらと読めた。
長年友達やってるからこその距離感がよかった
けんかしてもなんとなく仲直りしてるところとか

2024/09/14

50代の幼馴染の二人、どちらもそれなりにくたびれて廃墟寸前レベルの団地の実家に出戻って暮らしている。
奈津子は売れないイラストレーターでメルカリに不用品を出品して現在1人で暮らしている。ノエチは大学の非常勤で学内の人間関係は厳しそう、両親と3人暮らし。
二人は約束をするのでもなく週に何回と奈津子の部屋で食事をしたり些細なことで喧嘩をしたり、同じ団地に住む一人暮らしのお婆ちゃんたちの生活支援を焼きながら、ダラダラとニマニマした日々を送っている。賞味期限切れの脱力感たっぷりに、ほんの少しの幸せが暖かく、この設定だけでご飯3杯くらいお代わりできそうです。
二人でいる時は子供帰りしてしまうようで楽しそうです。
そんな二人の夢は営業日も時間もメニューも適当なカフェを開いたり、何でも屋を開業する事に、亡くなったもう一人の幼馴染の絵本を描くことだったりと微笑ましい。

続編も10月に出るみたいだしダラダラ、こたつに寝っ転がって読んでみたいって思いました。

2024/09/13

昭和の遺物、建て替え予定はあるけれど工期は未定の団地に住む50代の幼馴染二人。仲良くときにはケンカしてときにはご近所のお困りごとで呼び出されて解決。大きな事件が起きるわけでもなくありそうな日常の風景。団地と呼ばれる建物は高齢化が進んでいるからこの本の二人も普通にいそう。映画「卒業」は昔見て「こんな男のどこがいいの？」と思ったことを思い出した。

2024/09/13

あっと言う間に読み終わった。
これが50代女性の2人であることを忘れてしまっていたが、日々『足るを知る』で、でも、諦め切っているわけでもなく、むちゃくちゃ我慢しているわけでもない。
生き方も幸せも人それぞれで、小さい頃からのお友達となんとなく毎日集まったり、一緒に過ごせたりするのはとても貴重。私ならいるだろうか…とふと考えてしまった。