爆弾 の商品レビュー
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スズキタゴサク頭良いなと思いきや、まさかの結末。 真犯人を庇うのは東野圭吾さんの容疑者Xの献身を連想させたが、そんな純粋な恋心ではなく狂気でしかなかった。 最後の一文でぞっとした。 何も解決していない。
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取調室での言葉の応酬は見応えありました 倖田が食ってかかったときのスズキの 発言、挙動は狂っていました 映画化した場合のキャストはだれになるのか スズキ 等々力 清宮 類家 倖田 矢吹 長谷部 鶴久 伊勢
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ちょっと期待し過ぎてたかも。 印象が薄い登場人物が多いのと、まわり口説い感じが自分には合わなかったな…。誰に感情移入したらいいのか? ストーリーは分かるけど、フワッと終着点がハッキリしない話は好きではない。 面白いより、ただ読み疲れた。 もし実写でやるなら、スズキタゴサク役は佐...
ちょっと期待し過ぎてたかも。 印象が薄い登場人物が多いのと、まわり口説い感じが自分には合わなかったな…。誰に感情移入したらいいのか? ストーリーは分かるけど、フワッと終着点がハッキリしない話は好きではない。 面白いより、ただ読み疲れた。 もし実写でやるなら、スズキタゴサク役は佐藤二朗さんが当てはまりそうだな~とは思った。 (セリフの多さといい、淡々と早口でしゃべってくれそう)
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職業柄、生保の人に携わるけど タゴサクみたいな低姿勢で丁寧な言葉づかいな奴めっちゃいる。このキャラあながち間違ってないw 不気味でもあり、性格が掴めない タゴサクの相手を翻弄す。ら言い回しに魅了される。ハマる。一気読みした。 面白い! 映画化されそう
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エンタメ小説、面白かった。 ずっと退屈しないし終わり方も良いし、人にお勧めしたくなりました。なんの感情も抱かずに、ただただ楽しめる小説でした。大満足です。 ストーリーもかなり良いんですが、キャラクターがいちいち魅力的です。わたしは清宮が好きでしたのでもうちょっとかっこよく活躍して...
エンタメ小説、面白かった。 ずっと退屈しないし終わり方も良いし、人にお勧めしたくなりました。なんの感情も抱かずに、ただただ楽しめる小説でした。大満足です。 ストーリーもかなり良いんですが、キャラクターがいちいち魅力的です。わたしは清宮が好きでしたのでもうちょっとかっこよく活躍して欲しかったな。
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爆弾魔の不気味さが目立つ序盤と、終盤のたたみかけが特に面白かった。 スズキタゴサクの、自己卑下がすさまじいのに頭の回転が早く、巧みな話術をくり出すキャラクターに引きつけられた。同時に苛立った。簡単には解けないヒントや、取り調べでの駆け引きは読み応えがあった。 命の選別については、なにが正しいかなんて誰にも分からないけれど、私は子どもという存在を助けられる大人でありたい。それぞれの正義をみんなが持っているだろうと思う。 ひとまとめにされがちな警察官や、罪を犯す人間も、みんなひとりの人間であると強く印象づける内容になっているところがよかった。 事情に関係なく犯人は悪だと言い切る清宮、何からも逃げないと決めている類家、熱意はなくても心は死んでいない等々力、目の前の人を人殺しにしたくなかった沙良。こういったものの寄せ集めでなんとか人間社会が築かれているのかもしれないと思った。
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自販機を蹴り、酒屋の店主を殴ったスズキタゴサクが、取り調べ室で予言した通りの爆発が起こった。この爆発はまた起き続けると言う。 次の爆発情報を聞き出すため、また、爆弾犯がタゴサクなのか他にいるのかを見極めるため、刑事とタゴサクの頭脳心理戦が始まった。 タゴサクの刑事までも洗脳してい...
自販機を蹴り、酒屋の店主を殴ったスズキタゴサクが、取り調べ室で予言した通りの爆発が起こった。この爆発はまた起き続けると言う。 次の爆発情報を聞き出すため、また、爆弾犯がタゴサクなのか他にいるのかを見極めるため、刑事とタゴサクの頭脳心理戦が始まった。 タゴサクの刑事までも洗脳していく、話術。刑事も一人の人間で、正義から踏み外しかねない危うさも持ち合わせている。 ゾクゾクしながら、タゴサクの話を読み解いていく面白さがこの物語の中に詰め込まれていた。 爆弾2を読むのが、とても楽しみだ。
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めちゃくちゃ面白かった。 事件もハラハラ進んでいくし、出てくる警察官達心情や葛藤とかも細かく描かれていて、凄い。 みんなかっこよかった。 最後の方は仕事終わりの夜に急いで読んでしまって、勿体ない事をした。 もっとゆっくり味わいたかったけど、続きが気になりすぎて。 結果を知ってしま...
めちゃくちゃ面白かった。 事件もハラハラ進んでいくし、出てくる警察官達心情や葛藤とかも細かく描かれていて、凄い。 みんなかっこよかった。 最後の方は仕事終わりの夜に急いで読んでしまって、勿体ない事をした。 もっとゆっくり味わいたかったけど、続きが気になりすぎて。 結果を知ってしまい、もう一度読むという類の本でも無く残念だと思っていたら2があるとのこと。 凄く楽しみ!
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「人といふ人のこころに一人づつ囚人がいてうめくかなしさ」 石川啄木の詩集「一握の砂」に収められているこの歌に準えて、人の本性をテーマに描かれている作品だと思う。 印象深く心に残ったのは、警視庁特犯係のキレ者刑事、類家が語った言葉。 「人の心をのぞける能力があるとします。サト...
「人といふ人のこころに一人づつ囚人がいてうめくかなしさ」 石川啄木の詩集「一握の砂」に収められているこの歌に準えて、人の本性をテーマに描かれている作品だと思う。 印象深く心に残ったのは、警視庁特犯係のキレ者刑事、類家が語った言葉。 「人の心をのぞける能力があるとします。サトリって妖怪がもつような力です。これは一見、とても便利に思われますが、よくよく考えるとだいぶ怖い。相手の心をのぞけるってことは、相手の汚い部分から逃げられないってことですからね。」(P154) 連続爆破事件の容疑者であるスズキタゴサクも類家もサトリに近いような能力があり、日々、人の身勝手な欲望や嫉妬、嘘に辟易しているのだろう。 作中でも、そのような人の本音は、冒頭の細野ゆかりのサークルの飲み会に対する本音(たぶんフラグ)、優秀な刑事長谷部の性癖、伊勢の出世欲を背景にしたスタンドプレーなど、たっぷりと描かれている。 それでも救いが無いわけではない。誤差を測ろうとする天秤のように微妙なバランスで善と悪が揺れ動きながら迷うのが普通の人間なのだろう。 そして野方署の刑事である等々力功が最後に漏らしたセリフが、この本を通じて作者が伝えたかったメッセージではないかと思う。
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