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爆弾 の商品レビュー

4

153件のお客様レビュー

  1. 5つ

    51

  2. 4つ

    59

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    2

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2024/09/22

面白かった!けど結局スズキタゴサクが何がしたかったのかよくわからなかった…。法廷占拠を読めばわかるのかな?警察の組織的な問題も色々書かれていて読み応えあった。

Posted byブクログ

2024/09/21

ミステリ? 何の驚きも感じる物もない話だった。 終始どうでもいいなと思いながら読んだ。 自分にはつまらなかった。

Posted byブクログ

2024/09/21

スズキタゴサク。このふざけた名前の男は恐ろしい。 こんな陳腐な言い方しかできないが、見事な悪役像である。 これまで見たことのない、新たなタイプのシリアルキラー。 物語の組み立て方、そして登場人物たちの心理描写。 どれをとっても傑作に違いない作品である。

Posted byブクログ

2024/09/20

帯に「読んでくれ、止まらないから。」の文字に誘われて購入。 取調室でスズキタゴサクの語りが止まらないから何度か「スズキ」と止められるが止まらない。 私も「スズキ!」って何度突っ込んだか笑 刑事の様々な場面での決断。大変な仕事だと改めて思いました。

Posted byブクログ

2024/09/19

取り調べ室の容疑者との会話の中で爆弾のヒントが出されていくという手法は面白いけれど、話している内容が本音なのかただヒントを出しているだけなのか疑いながら読み進めるのはどうしても疲れる。 特にやられっぱなしの1部はストレスフル。2部からはジャズセッションが始まるので、テンポが上がっ...

取り調べ室の容疑者との会話の中で爆弾のヒントが出されていくという手法は面白いけれど、話している内容が本音なのかただヒントを出しているだけなのか疑いながら読み進めるのはどうしても疲れる。 特にやられっぱなしの1部はストレスフル。2部からはジャズセッションが始まるので、テンポが上がって面白くなった。 現代の業を背負った無敵の人と対峙し続ける体験は修行のようであったが、それととことん向き合った末のポジティブなメッセージには説得力があって良かった。

Posted byブクログ

2024/09/19

都心に仕掛けられた爆弾を探す物語。 手がかりは正体不明の男の言動のみ。 男と警察の心理戦や頭脳戦がとても面白く、ページを捲る手が止まらなかった。

Posted byブクログ

2024/09/19

いやとても面白かったんですけど、何というか、読後感はいまいちでした。あとがき見てそういうことかってなった。

Posted byブクログ

2024/09/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

スズキタゴサク、本名かどうかもよく分からない今事件の容疑者。取調室の中で刑事たちを翻弄する様子は、そこの知れない不気味さを感じさせます。 事件は取調室で起こってる、と言っても過言ではない笑 供述の中に巧妙に織り込まれた事件解明のためのヒント。取り調べにあたる刑事たちの冷静さを失わせるようなスズキの話ぶり。徐々に明らかになっていくスズキを取り巻く人間関係。 すごく質のいいミステリーを読んだなぁ、という感覚でした。 こちら続編がありますね。 よんでみようかなー。

Posted byブクログ

2024/09/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

取調官・類家と容疑者・スズキタゴサクが対峙する取調室と、爆弾騒ぎで騒然とする東京の街。静と動のコントラストが際立つ緊迫感と焦燥感の中、取調室で繰り広げられる頭脳戦には、圧倒され、つい息を詰めてしまう。 「彼らにとって私はどうでもいい存在で、私にとっての彼らもどうでもいい存在なんです。私を見ない人々は、私にも見えません。」 建前なんてくそくらえの無敵の人・タゴサクが発する言葉には、実際、反論しようがない。誰だって、知らない人より知っている人、周囲の人の方が大切に決まっている。タゴサクの言葉の闇に、職業倫理や道徳観に幾重にも守られた”本音”がえぐりだされた時、それに絶望し、心が折れてしまう捜査官に、逆に職務への強い信念、矜持を感じた。そうして打ちのめされてなお、心を奮い、本分へと戻ってゆく捜査員たちの姿が頼もしい。 「人といふ人のこころに一人づつ囚人がいてうめくかなしさ」 石川啄木 この作品のテーマともとれる。

Posted byブクログ

2024/09/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

講談社さんからの超期待作、「爆弾」を読んでみた。 いやぁ、始まりから終わりまでずっと面白かった!! 酒屋の店員への酔っ払い暴行で捕まった正体不明の男、スズキタゴサク。 そんなスズキは、取調室でいきなり「10時に何か起こりますよ」と宣言し… とにかくスズキタゴサクが怪物過ぎる! レクターみたいにどこか品格があり、カリスマ性がすごいタイプではありません。 職もなく貧しくて、社会的地位もないスズキタゴサク。 しかし実は、ヘラヘラしているその面の下に、言葉で人の心を操り場を支配するとんでもなく狡猾なモンスターです。 優秀な刑事達もスズキタゴサクには歯が立たず、真相も見えぬまま爆発事件が発生してしまいます。 スズキタゴサクとの対話により、刑事達は自分の心の中にある黒い一面に気付き、精神的にも壊されてしまいます。 そんなどうしようもない中、警察側の奇人”類家”がスズキタゴサクと真理戦•話術タイマンを繰り広げていく様は、読んでいて恐ろしくもワクワクがありました(五条悟VS宿儺みたいな…)。 類家がどんどん爆発事件の真相に迫る中、暴かれた真相がこれまたどんでん返しでした。 まさかあのお母さんが真犯人で、タゴサクがただ事件を全て自分のものにするつもりだっただけとは… 出世欲のない沙良、とにかくのし上がりたい矢吹、75点の管理職鶴久、最初はあまり好きになれませんでしたが、読み終わってみるとみんな人間臭くて憎めないキャラだなぁと思います。 みんな世の中に絶望してる一面はあるけど、タゴサクのように希望を捨て切らずにみんな頑張ってるんだよなと、励まされた気持ちになりました。

Posted byブクログ