爆弾 の商品レビュー
ミステリーにもいろいろあって、探偵役と助手がいて、とか、読者に犯人当てを挑んでくる、とか、ジャンルに違いはあれど、大体の作品は登場人物が何かしら魅力的なんですわ。 で、ほとんどは探偵役が魅力的なんですけど、時々犯人役の人が素晴らしいこともあって。そんな犯人役は、とんでもないカリス...
ミステリーにもいろいろあって、探偵役と助手がいて、とか、読者に犯人当てを挑んでくる、とか、ジャンルに違いはあれど、大体の作品は登場人物が何かしら魅力的なんですわ。 で、ほとんどは探偵役が魅力的なんですけど、時々犯人役の人が素晴らしいこともあって。そんな犯人役は、とんでもないカリスマ性・知性何らかの読者を惹きつける魔力を持っているもんなんです。 この小説は、犯人役の方がメインだと私は思うんだけど、その犯人役は、汚いんです。臭いんです。けど、目が離せない。魅力的。 そして、全体通してのエンターテイメントが凄すぎる。 ぜひ読んでみて。
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どこで線が引かれるのか、どこから外になるのか、善悪を考えてしまうのが面白く感じて一気に読み入ってしまった。本性が刺激的すぎる
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前評判が良く、ずっと気になっていた作品。よく目にする「スズキタゴサク」とは……?と思いながら読み始めた。 爆弾がいつ、何処で爆発するか。緊張感が凄まじく、つい前のめりになりながら読んでしまった。爆弾テロと言う、スケールの大きな事件ハラハラしながらも、一番手に汗握ったのは取調室で...
前評判が良く、ずっと気になっていた作品。よく目にする「スズキタゴサク」とは……?と思いながら読み始めた。 爆弾がいつ、何処で爆発するか。緊張感が凄まじく、つい前のめりになりながら読んでしまった。爆弾テロと言う、スケールの大きな事件ハラハラしながらも、一番手に汗握ったのは取調室での応酬。取り調べが類家さんに交代してからは、加速度的に面白くなっていって目が離せない。あぁ!これが噂のスズキタゴサクか!!と思いながら、2人の息もつかせぬ舌戦、頭脳戦にページを捲る手が止まらなかった。 今年読んだ中で、一番のめり込んだ作品。面白かった!! 続編もあるらしいので、強烈なキャラクター「スズキタゴサク」にまた会えるのが楽しみ。
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「スズキタゴサク」という人間が酔っ払って飲食店と揉め、警察に連行された。その事情聴取の中、彼は予言ができると話し始め、予言の内容は「爆弾が爆発する」と。警察は爆発を防ぐため、タゴサクという人間を調べ始める。 個人的になんだかハマらなかった作品。 こういうジャンルの作品は読み進め...
「スズキタゴサク」という人間が酔っ払って飲食店と揉め、警察に連行された。その事情聴取の中、彼は予言ができると話し始め、予言の内容は「爆弾が爆発する」と。警察は爆発を防ぐため、タゴサクという人間を調べ始める。 個人的になんだかハマらなかった作品。 こういうジャンルの作品は読み進める手が止まらなくなるタイプなのだが、この作品は誰が誰だか分からなくなるからか、結果としてすっきりしなかったからか、あまり集中できなかった。 けれど、命の重さや人の優劣などタゴサクの言いたいことは少し分かる。
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前評判良く、かなり期待値高く読み始めたがブレなく大変面白かった。 極上のエンタメ小説で映像がバシバシと浮かんでくるんだけど、これ実際に映画化とかしたらかえってチープになっちゃうんじゃないかと懸念される。 序盤と終盤でキャラクターのブレ感があるようにも思うけど、それすらも許せて...
前評判良く、かなり期待値高く読み始めたがブレなく大変面白かった。 極上のエンタメ小説で映像がバシバシと浮かんでくるんだけど、これ実際に映画化とかしたらかえってチープになっちゃうんじゃないかと懸念される。 序盤と終盤でキャラクターのブレ感があるようにも思うけど、それすらも許せてしまうほどとにかく息をつかせない。 ご託を並べるシーンはやや冗長な気もしないでも無かったが、なんだかんだとページを括る手が止まらなかった。 続編が出てるとの事だけど、文庫化まで待てるかしら… スズキのイメージは蛭子さんかなー。演じるなら梶原善で思ってた。 興奮冷めやらぬ、読後の勢いで。
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打っても響かない暖簾に腕押しスズキタゴサクとは何者なのか?様々なキャラがちゃんと確立されていて映像化するならこのキャラクターは誰がなんて考えながらページをスラスラめくっていた。
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期待しすぎていたのかハマらなかった。どの登場人物にも共感することができず、心情を読み取ることができないまま終わってしまった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
巻末解説にあるようにスズキタゴサクと言うとんでもない人間を通して答えるのが難しい命の優先順位、善と悪等の問題を読者側に投げかけてくるから「気持ち悪い、けどなんとなくわかる…うーん」みたいに心が揺さぶられるんですけど、警察側やその他の人間が多いからかスズキタゴサクが直接的に絡まないパートがどうしても息抜きと言うかテンポが悪くなってしまった。 作品としてとても面白く、2もあるようで映像化もすると思う。 イメージもしやすいし映像化もされそう。
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良く練られたストーリーに、インパクト大のスズキタゴサクというキャラクターが噛み合った、一級のエンタメ作品。多くの人が、スズキタゴサクをはじめとした登場人物に、自身の肖像を重ねるのではないか。理不尽な社会で、鬱屈したものを抱えながら、何とか自分の人生を生きようともがいている、決して...
良く練られたストーリーに、インパクト大のスズキタゴサクというキャラクターが噛み合った、一級のエンタメ作品。多くの人が、スズキタゴサクをはじめとした登場人物に、自身の肖像を重ねるのではないか。理不尽な社会で、鬱屈したものを抱えながら、何とか自分の人生を生きようともがいている、決して少なくない人々から共感を集めたことも、本書の評価に繋がったのかも知れない。
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スケールの大きい話が大好きな私にはうってつけの内容だった。 ミステリー小説は一個展開がわかるとこれまでの謎が次々つながってあーね、で最後の方を読めないことが多かった。だけどこの本は違う!最後まで読めない展開が繰り広げられてる。 筆者の頭の構造に嫉妬するくらい面白い
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