骨と肉 の商品レビュー

櫛木理宇(著者)

2024/08/12

濃い血の呪いがすごくライトに綴られています。するする読めますが、それは私が「家族だから」とか「血縁だから」の問題と遠い成育環境にあるからでしょう。
「双子」のキーワードも神秘的だし不穏だしで色々とミスリードされまくりでしたが楽しく読めました。
（欲を言えば祖父母の話をもっと深く、とかあります…）
最後、主人公夫婦が落ち着いて良かった。それと高校生になった少年が健やかに育つ事を願います。

2024/08/10

臼原市で女性の惨殺体が相次いで発見される。足を怪我して捜査本部を外れた刑事・八島武瑠（たける）は事件に既視感を覚え独自に捜査を開始するが…。死体の描写があまりにも惨たらしくて文字を追うのがしんどくなる程だった。主人公の武瑠をはじめ登場人物たちがそれぞれ心に闇を抱えていて、もう誰が犯人でもおかしくない展開。誰も信用ならぬ…。メンタルを削られながらも先が気になりどんどん読まされた。クライマックスが更に悍ましい。

2024/08/02

xxが犯人かも、いやxxかも、と予想がコロコロ変わる展開、乱立するフラグ、存在を意図的に埋められたキャラクター。今回も面白かった。