骨と肉 の商品レビュー
骨肉とは…の意味。 ①骨と肉。肉体。 ②親子、兄弟などの血縁関係にある者。肉親。やから。 これが、プロローグより前に書かれてあった。 その意味の深さを知ることとなった。 そして、プロローグで登場した少年たち。 彼らが脳裏から消そうとしても消せなかったことがわかった。 臼原市で...
骨肉とは…の意味。 ①骨と肉。肉体。 ②親子、兄弟などの血縁関係にある者。肉親。やから。 これが、プロローグより前に書かれてあった。 その意味の深さを知ることとなった。 そして、プロローグで登場した少年たち。 彼らが脳裏から消そうとしても消せなかったことがわかった。 臼原市で死体遺棄事件が起きた。 女性の遺体の惨たらしいこと… 数日後にまた惨殺遺体が…。 刑事の八島が、二十年前にも東京の見たから市で起きた連想殺人事件との共通点に気づく。 八島の従兄弟が、ある日記のコピーを持って来てから2人で調べ始めると…。 過去の家庭環境からなのか… それとも血の呪いというべきか… 想像し得ない歪んだ繋がりが…このような事件になったのか… こわい、途轍もなくこわい。
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疑心暗鬼になりながら読んだ。 全体的に暗い雰囲気の中、誰が犯人なのかなかなかわからなくてぞわっとした。 終盤まではおもしろかったんだけど、最後動機があまり理解できず尻すぼみ?な印象に。
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面白かったし怖かった。 親や兄弟のおかしいところを自分も継いでしまってるんじゃないかっていう他にはあまりない怖さ。 たけるたち世代は呪いを引き継がずに幸せになれそうな最後で良かった。 祖母がなぜちあきに味方するかはわからなかったし、ちあきは虐待されてないのかとか疑問は残った。 ヒロや圭一は穴倉で虐待されてたんだろうけど… 動機もちあきだけはないようなものだなぁと。
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瞼と耳、上唇が切り取られ強姦された遺体が見つかったのだが、その手口や被害者女性の風貌が二十一年前の連続殺人事件と酷似していた。 数年ぶりに再会した従兄弟が、その過去の事件の犯人は自身の双子の弟だと語り出すが────。 どんどん解き明かされる一族の異常性や虐待、イジメ、劣等感とい...
瞼と耳、上唇が切り取られ強姦された遺体が見つかったのだが、その手口や被害者女性の風貌が二十一年前の連続殺人事件と酷似していた。 数年ぶりに再会した従兄弟が、その過去の事件の犯人は自身の双子の弟だと語り出すが────。 どんどん解き明かされる一族の異常性や虐待、イジメ、劣等感といった人格形成へと及ぼす要素が本書の魅力となっていると感じた。 登場人物全員が怪しく見えてしまった。 終盤はホラー…。
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うまく立ちいかない不穏な因子を、双子の不思議な関係性や遺伝、ヤングケアラーなんかの問題と絡めていて中々に重たい話でした
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苦手なホラー寄りの話だったけど、中心人物が理性ある人たちだったのが救い。カサンドラ症候群などの比較的新しい考え方もわかりやすく使われていて、動機に説得力があった。
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連続して起きる女性惨殺事件。 捜査本部の刑事・八島武瑠は二十年前に三鷹で起きた連続女性遺体遺棄事件との共通点に気づく。 武瑠の従弟出てきて、二十年前の事件は亡くなった双子の弟が犯人で、手記が残っており、今回の事件はその手記を読んでの模倣犯だと言い出す。 全ての根源は、壊れか...
連続して起きる女性惨殺事件。 捜査本部の刑事・八島武瑠は二十年前に三鷹で起きた連続女性遺体遺棄事件との共通点に気づく。 武瑠の従弟出てきて、二十年前の事件は亡くなった双子の弟が犯人で、手記が残っており、今回の事件はその手記を読んでの模倣犯だと言い出す。 全ての根源は、壊れかけた家族に… 武瑠と琴子のこれからに希望の光を見る。
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初恋と親子関係を拗らせた結果だなんて、犯行の異常性からして少し物足りなかった。 みんな病んでいて、最後はさらに病んでしまうのだが、主人公視点からはハッピーエンドというのは、なんとなく居心地が悪かった。
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殺人鬼の破壊衝動が遺伝するか等、非常に重苦しい内容で、読み終わるまで何度も休憩を挟んだ。 遺伝というよりも強いストレスのせいで殺人を犯してしまう可能性が高まるということで、とりあえず恐ろしかった。
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これまた憎悪嫌悪やばい作品ありがとうございますって感じ笑。どんな思考回路してんだろってくらい毎度のことながらグロテスクなんだけど今回も最後まで悍ましかった。育ってきた環境ってやはり大事だな
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