よい対立、悪い対立 世界を二極化させないために の商品レビュー
良い本でしたね〜。 生きていると対立ばかりですが、自分も悪い対立を扇動してしまっているときがありますね。反省。 中でも、良い対立をするには、物語を複雑にする必要があるというところがとても印象的でした。 最近は論理的であったり、合理的であったりすることが良しとされている気配を社会に...
良い本でしたね〜。 生きていると対立ばかりですが、自分も悪い対立を扇動してしまっているときがありますね。反省。 中でも、良い対立をするには、物語を複雑にする必要があるというところがとても印象的でした。 最近は論理的であったり、合理的であったりすることが良しとされている気配を社会に対して感じますが、見事に逆です。 話を整理して二項対立にするとわかりやすくはありますが、見えなくなるものも多いです。 物語を複雑にするには、好奇心をもって相手に接することがとても大切で、本当はどう思っているのか、なぜそう思っているのか、背景を知ろうとすることが必要です。 言われれば当たり前なんですが、実行するのが難しいですね〜。 対立は世の中の出来事ほぼすべてに敷衍できるように読み終えて感じています。 刺さる人が多い本かと思います。
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あらゆる場所で分断(対立)が叫ばれる昨今、分断を避けるには、相手の声に耳を傾け、背景を理解し、思い込みをやめて人は複雑であると知ることが大切。そしてそれを継続すること。 相手に一方的にレッテルを貼って二項対立に持ち込む方が圧倒的にラクだし(しかもそこで相手を打ち負かせば即効性の...
あらゆる場所で分断(対立)が叫ばれる昨今、分断を避けるには、相手の声に耳を傾け、背景を理解し、思い込みをやめて人は複雑であると知ることが大切。そしてそれを継続すること。 相手に一方的にレッテルを貼って二項対立に持ち込む方が圧倒的にラクだし(しかもそこで相手を打ち負かせば即効性のあるアドレナリンというご褒美がもらえる)、分断や紛争は絶対になくならないだろうなあと、この本を読み終わったいま、改めて思う。でも読んだ自分は少しだけでもそれを避ける知恵を得たのではないか、と微かな希望を持った。全人類が読むべき良作。
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世界を広く見る視点を持ちつつ、自分へと立ち返りこの本の中の考え方に助けてもらうこともできる。良本でした。 他人との向き合い方を今生きている私と同じ立場と歩調で考えてくれる。対立とはどういうことか、他者への敵愾心はどこから来るのか、どうしたら自分が問題の解決ではなく対立の沼に嵌って...
世界を広く見る視点を持ちつつ、自分へと立ち返りこの本の中の考え方に助けてもらうこともできる。良本でした。 他人との向き合い方を今生きている私と同じ立場と歩調で考えてくれる。対立とはどういうことか、他者への敵愾心はどこから来るのか、どうしたら自分が問題の解決ではなく対立の沼に嵌ってしまっているとわかるのか、そしてそこからどうしたら抜け出せるのか。 私も対立して他人を憎み、相手を悪としか見れなくなったことがある。今も容易くそうなってしまう。 私は政治や自分の本当に好きなものについては語りたくない。譲れないものがあるから。 日本人が政治について語りたがらないのは、きっと思想が異なると対立するから。 対立を避けたい気持ちはとてもわかる。私も他人に政治を語らない。 でも、若い人がこれだけ政治に無関心なのはそのせいなのではないかなと思う。対立を避けて何も語らないことはいい状態と言えるのかな…? そういうことも考えさせられた。(だからと言って明日から友達とレスバしようとは思わないが) 本書は対立を悪とは言っていない。いい対立は自分を成長させてくれる。 相手の話を聞いて、相手を尊重する。そのとき自分の意見を譲る必要は、ない。 しっかり相手の話をきく。要約して「こういうことですね?」と相手に確認する。自分で勝手に相手の話を解釈しない。相手の話をきかなければ、相手は自分を尊重してはくれない。 すぐ対立の沼に嵌ってしまう私が偉そうなことなんて言えないけど、この本における「いい対立」を心に持っておきたい でも譲れないものや好きなものについて語ることは相手に心の柔らかいところを晒すことでもあって、やっぱりちょっとこわいのだ…。仮に憎んでいる相手なら尚更に…。
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私たちは職場や社会や家庭など、あらゆる場面で不健全な対立を目の当たりにしている。時には自分も渦中にある。不健全な対立から脱却するためには、双方共に相手の話を聞き、違う考えも受け入れることが大切だ。第二次トランプ政権になり、より分断に進みがちな風潮の社会には、とても示唆に富んだ内容...
私たちは職場や社会や家庭など、あらゆる場面で不健全な対立を目の当たりにしている。時には自分も渦中にある。不健全な対立から脱却するためには、双方共に相手の話を聞き、違う考えも受け入れることが大切だ。第二次トランプ政権になり、より分断に進みがちな風潮の社会には、とても示唆に富んだ内容だった。多くの人に読んでもらいたい良著だと思います。
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事例や体験談をもとに悪い対立に巻き込まれることの恐ろしさがとても良く伝わる良書なのかも知れませんが、この分量ならもう少し踏み込んで書いて欲しかった気がします。 ちょいちょい出てくる「悪い対立を煽る紛争産業の複合体」って何者ですか?それって、もしかして…著者の属してるマスメディア...
事例や体験談をもとに悪い対立に巻き込まれることの恐ろしさがとても良く伝わる良書なのかも知れませんが、この分量ならもう少し踏み込んで書いて欲しかった気がします。 ちょいちょい出てくる「悪い対立を煽る紛争産業の複合体」って何者ですか?それって、もしかして…著者の属してるマスメディアも含まれるんですか?と、ちょっと不信感&不完全燃焼感。最後、ニューヨーカーと田舎の人々との心温まる交流話でうやむやに終わった感じがしました。 二項対立になくるらいなら多項対立の方がよいという話、良い関係を築く黄金率の話は面白かったです!やっぱり職場でも積極的に雑談した方がいいのかな〜と思い直しました。(と、言いつつ結構サボって雑談してるけど。) あと、面白かったのは、アメリカではスタバに行く人は民主党、ダンキンドーナツ行く人は共和党だと思われるって話(爆笑)!日本はまだまだ平和だなぁと思えてよかったです。というか、アメリカの政治的な対立、根が深すぎて他国のことながら心配。 余談ですが、故・野村克也監督の言っていた「35歳を超えて敵がいないということは、人間的に見込みがないことである。何かを成し遂げようとすれば、敵は当然できる。」はウソかもな〜、少なくとも宇宙飛行士にはなれなそうだな〜、と思えたのは収穫でした。(私、敵対するの苦手なので…)
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人はなぜ対立するのか。「私たち vs 彼ら」の線引きなど、語り尽くされたテーマをいくつかの事例をノンフィクションとして取り上げており、いわばNHKスペシャル書籍版のような本。サンフランシスコ郊外のミュアビーチという自治会の話、シカゴのギャングの話、コロンビアの麻薬ギャングの話、ニ...
人はなぜ対立するのか。「私たち vs 彼ら」の線引きなど、語り尽くされたテーマをいくつかの事例をノンフィクションとして取り上げており、いわばNHKスペシャル書籍版のような本。サンフランシスコ郊外のミュアビーチという自治会の話、シカゴのギャングの話、コロンビアの麻薬ギャングの話、ニューヨークのシナゴーグとミシガンの刑務所の刑務官のグループ交流の話、が折り重なって収録。元同僚Mさんが教えてくれて良本。
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二項対立のような勝ち負けしかつかない考え方を変え、事象をもっと多面的、複雑にとらえるべきという点は非常に共感できたし実践していきたいと感じた。 ただ、あまりに話がアメリカに偏っていて理解しづらい部分が多かった。
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最近自分の中で、誰かと対立していると感じることがあり、でもその状態は好ましくないので、何か手立てがないかと思い本書を手に取りました。 本文の中で、ユネスコ憲章の前文も引用されていましたが、人の心の中での葛藤がいかに難しく、自分を見つめ続けることをしていかなければならないと強く思い...
最近自分の中で、誰かと対立していると感じることがあり、でもその状態は好ましくないので、何か手立てがないかと思い本書を手に取りました。 本文の中で、ユネスコ憲章の前文も引用されていましたが、人の心の中での葛藤がいかに難しく、自分を見つめ続けることをしていかなければならないと強く思いました。 対立に置かれた人々の様子が物語調で書き綴られているので、とても読みやすかったです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
High Conflict。 本書が注目するのは、一般の人たちが対立から抜け出そうとする際の個人の内面での変容のプロセス、とのことです。 葛藤、ですね。 自分自身に落とし込んでたしかに、と思える点と、 アメリカ特有の歴史・文化的背景についての理解を少し深められる、という側面もあるかなと思います。 ・・ 一見、異なる人と人が対立している、グループとグループが対立している、という場合でも、 その対立は自分の中で生じていたりする、でもその本質的な部分は何なのかに迫る。 _イデオロギーは対立の背景を隠しているものにすぎない。この対立の背景は、裏切り、排斥、屈辱だ。誰が仲間で、誰がそうではないのか。 そんな葛藤が、 他者との関係の中で代理戦争のようになってしまったり、 物事を区別するというそもそもの機能を持つ言葉に乗っ取られて、二分化、二項対立がさらに先鋭化する。 … 信頼醸成のために時間をかけ、場を設ける、地道な取り組みが欠かせないのだろうと思いました。それは一生かけて取り組むテーマだなーと感じました。
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歴史も、世の中のニュースも、どれも「対立」でできている。 対立という視点でいろんな出来事をみると、構造が分かりやすくなるのかもしれない。 悪い対立は避けるべきというのは分かりやすい。どうやって「よい対立」をするのかは難しいけど、この本の終わりにはよい対立の事例が載っている。 「ネ...
歴史も、世の中のニュースも、どれも「対立」でできている。 対立という視点でいろんな出来事をみると、構造が分かりやすくなるのかもしれない。 悪い対立は避けるべきというのは分かりやすい。どうやって「よい対立」をするのかは難しいけど、この本の終わりにはよい対立の事例が載っている。 「ネットはなぜいつも揉めているのか」も併せて読むといいと思う。
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