たまごの旅人 の商品レビュー

近藤史恵(著者)

2024/09/25

どんな仕事も大変ではあるとは思うけれど、旅行の添乗員さんをはじめ、サービス業に従事する方は本当に大変だ。
少なくても自分がサービスを受ける側に立ったときには、お客だと言うことにあぐらをかかず、謙虚で相手に優しくいたいと思う。

どの話もじんわりと心が暖かくなるものばかりであったが、パリ症候群と言うストーリーのラストが感激した。遥と全く同じタイミングで、私の涙腺もウルウルと来た。
ちょっとした言葉の表現なんだけど、心の琴線にしっかりと触れるものなんですね。

2024/09/21

新米の海外旅行添乗員と旅行毎に出会う人々との奮闘記でもあるが、旅を通して人の心を動かしまた主人公自身も成長していく姿が丁寧に描かれていて面白かった。

コロナによって打撃を受けた旅行業界の現状やどこがにいる遭遇したことある嫌な客の描写がリアルだった。

また添乗先の各地の様子や料理などあ〜旅行に行きたい！と意欲を掻き立てられた。

2024/09/17

新人添乗員が主人公。
海外旅行に行きたくなる。
どこも気になるけれど、スロベニアのリュブリャナは特に行ってみたい。

2024/09/17

新人添乗員さんの話。あ、新人では無かったか。
個人的に腰が重い方なので、あまり旅しないので添乗員さんがいてくれて至れり尽くせりの状況というのはとてもラクでありがたいなぁと思います。が。海外でその責を任されるのは大変そう…　

添乗員さんにとっては何度も行くかもしれない地だけれども、お客さんにしてみたら一生に一度行くか行かないかという体験だから望みも多くなるってのはあるんだろうなぁ…　大変そう。まぁどんなお仕事でも職業にすると大変ですよね…

2024/09/15

アイスランドに行ってみたいなと思いました。ごはんが美味しい海外ってあまりない気がするので。特に英語圏の国。ハワイは牛角やココイチがあったので本当に救われました。
作品の中に出てきた国の中ではパリと北京に行ったことあるので懐かしいなぁと思いながら読んでました。私はパリ症候群のタイプだったのでわりとガッカリしたんですが、読んでたらオペラ座に行ってみても良かったかなぁと思ったりと。荷物増やしたくなかったから即行で行きたいリストから外したんだよなぁ。
あと北京はわりとごはんも美味しかった思い出があります。トイレはすごかったけど。そういう日本と違うところが楽しめるのが海外旅行の良いところだなとと思います。コロナやら円安やらで海外旅行も行かなくなってしまいましたが、情勢が変わったらまた行きたいですね。
一度だけ海外で添乗員さんのいるツアーに参加したことありますが、見ていて添乗員さんってすごいなぁと思ってました。変なクセのある参加者はいませんでしたが、気配り目配りがすごい。旅行が好きなだけではこなせない仕事だと思います。
私は好きなことを嫌いになりたくないから、敢えて興味のないことを職業にしました。嫌になって辞める時自分に言い訳がつくという後ろ向きな考えです。仕事が嫌いなことが前提なので嫌なことが当たり前。新卒から辞めずに続いてるのはその後ろ向きのおかげかもしれません。

今コロナもおさまって海外の人も日本に来るし、逆のこともあります。作品はコロナ禍の最中でラストを迎えましたが、もし続編が描かれるとしたら遥はどういう道を選んでいるのか気になるところです。
年齢は重ねてます。でもコロナ前にやっていたことは派遣社員ですぐに仕事がなくなりました。
その経験があって、また好きなことを仕事にしたい、正社員じゃなくてもいいから、と思えるのでしょうか。
爽やかなラストだったけど考えてしまう結末でもありました。

2024/09/06

再読。海外旅行添乗員の「たまご」のお仕事小説。好きなことを仕事にすることの楽しさと辛さ。それでも乗り越えられるのは好きだから、なのかもしれない。コロナの大打撃を乗り越えようと前向きなのも好きだから、できるんだろう。頑張れと応援する気持ちと、無理しないでと労る気持ちの両方が生まれてくる、前向きな物語。

2024/08/25

念願叶って海外旅行の添乗員になった遥。スロベニアやアイスランドなどあまり馴染みのない国の景色や料理の描写が興味深かった。ワガママな客への対応や予想もしないアクシデントなど、好きなことを仕事にすることの厳しさも描かれています。コロナ禍突入で旅行自体がなくなってしまうし。頑張ってと応援しながら読みました。

2024/08/22

好きなことを仕事に出来るかどうかは
運次第であり
実力次第でもある
好きなことが好きでなくなってしまうかどうかは
運次第かもしれないけど
努力次第だと思う

2024/08/17

たまごの旅人／ドラゴンの見る夢／パリ症候群／
北京の椅子／沖縄のキツネ

海外旅行の添乗員
仕事とはいえ連れていってくださることに尊敬を抱く。
いやなお客様に巡り合うことも素敵な思い出を持つこともあるだろう。人見知りで日本語もままならない私にはできない仕事ですね

2024/08/14

自分も海外旅行のツアーに行ったような気分になって楽しかった。実際ツアーに参加すると色々な方がいて面白かったことが思い出された。