死者は嘘をつかない の商品レビュー
I see dead peopleな少年とシンママの話…といえばあの映画ですが、さすがキング。すらすら読めてキャラに説得力があって、成長を爽やかに描きながら少し恐怖を残したエンディングで。こういうのでいいんだよー、夏は! まあ、これがほかの作家だったら、さっぱりしすぎだろうとか文...
I see dead peopleな少年とシンママの話…といえばあの映画ですが、さすがキング。すらすら読めてキャラに説得力があって、成長を爽やかに描きながら少し恐怖を残したエンディングで。こういうのでいいんだよー、夏は! まあ、これがほかの作家だったら、さっぱりしすぎだろうとか文句をつけそうだがw
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キング健在!アピールしているよう。一時期は不安な作品があったが(私個人の感想)作品のままに蘇ったよう。霊が見えるって、こういうことなんよって、先に読んだ作品に言いたい。まじでもっと作品を読ませて欲しい。
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- ネタバレ
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2024/7/13読了 ホラーストーリーを謳っているものの、怖さはそれ程ではない。セリオーに取憑いた悪しきモノの正体は、〈死の光〉〈チュードの儀式〉というフレーズもあって、名作・大作の『IT』の“それ”と関連ありそう(本文中にも“IT”というワードが登場するし)だが、詳細は不明なまま。元々、キングはそういう説明的なことをゴチャゴチャ書かないもんね。にしても、齢80に近いながら、子供の視点で大人の世界を描写する、キングの筆力・視点の広さには驚いてしまう。
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キングデビュー50周年で最近キング祭。 死者が見える少年、死者は嘘が言えません。そのルールのため事件に巻き込まれピンチに陥る少年。短いので展開早かったけど、後半ドキドキした。 いつも長編すぎてちょっと小粒感、でも楽しめました!
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開幕から語り手を務める主人公による堂々とした“ホラー宣言”がなされてはいるが、ページを捲るたびに物語の色合いが少しずつ変化していくプロセスを楽しむことのできる作品だった。 本書に関して「スティーヴン・キング入門としてもおすすめ」との惹句を見かけたが、なるほど確かにこれはキングの...
開幕から語り手を務める主人公による堂々とした“ホラー宣言”がなされてはいるが、ページを捲るたびに物語の色合いが少しずつ変化していくプロセスを楽しむことのできる作品だった。 本書に関して「スティーヴン・キング入門としてもおすすめ」との惹句を見かけたが、なるほど確かにこれはキングの得意とする要素(少年の内面描写。善と悪の戦い。超自然的な展開)がいろいろと入った構成になっている。本作は文春文庫から刊行された文庫オリジナルの長編で、単行本で上下巻として刊行される場合が多い他のキング作品と比べても短いため、初めての人が読むにはうってつけだろう。 「幽霊を見ることができ、さらには会話をすることもできる主人公」という設定に、(タイトルにもなっている)「死者は嘘をつかない」というルールを加え、それを活かした展開の中に前述したキングお得意の要素が並んでいる。“生者”と“死者”の両方が並び立つ光景を見ることのできる能力を持つ主人公が、人間の“善”と“悪”の両面に触れる体験をすることになる。 手堅くまとまっている作品なので、気軽に取って欲しい作品なのだが、文庫にしてはページ数に対して値段がかなり高い(税込1,650円)なのがネックか。
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今年、作家生活50年を迎えた帝王の文庫オリジナル作品。とはいえ、税別1,500円と単行本並の値段なので、あまり有り難みはないが……。 主人公のジェイミーは死者を視ることができる“能力者”だ。彼らと話すこともでき、死者が「嘘をつけない」ことを知っている。この2つをキーにして組み立て...
今年、作家生活50年を迎えた帝王の文庫オリジナル作品。とはいえ、税別1,500円と単行本並の値段なので、あまり有り難みはないが……。 主人公のジェイミーは死者を視ることができる“能力者”だ。彼らと話すこともでき、死者が「嘘をつけない」ことを知っている。この2つをキーにして組み立てられたゴーストストーリーだ。 本人は(一人称なので)「ホラーだ」と言っているが、別段怖くはない。キングらしい、よくできた話ではある。 ただ、やはり小粒感は否めないし、よくわからないねで逃げてしまう無責任さも感じる。まあ、それが御大の持ち味でもあるのだが。
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【作家デビュー50周年記念刊行、文庫オリジナル長篇!】ぼくが持つある能力。それは、死者が見えること――。恐怖の帝王得意の青春物語+ホラー。これで面白くないはずがない、円熟の逸品!
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