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死者は嘘をつかない の商品レビュー

3.6

23件のお客様レビュー

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    2

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2025/01/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりの翻訳小説だったが、やはり少し読みにくさを感じた。映画を見ているような文章で、映画好きの私はとても楽しめた。終盤のジェイミーが誘拐される展開には恐怖したが、同時にワクワクもした。

Posted byブクログ

2024/12/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読みやすい、ちょうど良い長さ、初級編スティーブンキングという感想。 霊が見える(しかも話せる)少年が主人公。 とある老人の亡くなった奥さんから指輪のありかを聞いたり急死した小説家から続編のストーリーを聞き出すところはコミカルで楽しい。(こんな能力欲しいなーと呑気に思ってしまう) ただ、おとなしく優しい(?)霊ばかりではなく、ある爆弾殺人鬼の霊に生前に仕掛けた爆弾の在処を聞き出したところから平和が崩れ始め、、、 ストーリーは流石のスティーブンキングでスラスラ読める。テンポも良い。 主人公と母親が健気に生きている描写に感動しながら読んでいたのに最後のオチが1番ホラーだった。

Posted byブクログ

2024/12/21

キングのホラーなんだから面白くないわけがないのだが、作中で再三繰り返されるほどホラーとは思わなかった。原題も作中に繰り返し登場してくる単語ということで味はあるのだが、それにしても邦題は実にうまいものだと思う。 お馴染みの怪物については、『図書館警察』『ダークタワー』あたりは読んだ...

キングのホラーなんだから面白くないわけがないのだが、作中で再三繰り返されるほどホラーとは思わなかった。原題も作中に繰り返し登場してくる単語ということで味はあるのだが、それにしても邦題は実にうまいものだと思う。 お馴染みの怪物については、『図書館警察』『ダークタワー』あたりは読んだのだが、いい加減『IT』を読まなくてはならない気がする。

Posted byブクログ

2024/12/12

死者の声が聞こえたら‥最初は伝えられなかった思いを伝えられる良い話かと思いきや、そこはキング。人間の悪意がしっかり絡んだ少年の成長物語になりました。初期の化物系ホラーも好きだけど、後期のしんみりしたホラーもなんだかんだすきだなぁ。

Posted byブクログ

2024/12/03

おもしろかった!ジュブナイル小説でありながら、しっかり重厚感のある物語だった。かといって決して語り口が重くないところがさすがだなと。ミステリーであり、ホラーであり、ヒューマンストーリーであり、さまざまな表情をもつ小説だった。

Posted byブクログ

2024/12/25

S.キングが楽しんで執筆しているのが伝わってくるような そんな感じ ジェイミーの語り口に、妙にわくわくさせられてしまうからかもしれない ホラー要素は少量、うやむやに終わる感もあるけれど嫌いじゃない  セリフに違和感を感じ現実に戻される事は皆無、逆にそのセリフから色々と調べてしまう...

S.キングが楽しんで執筆しているのが伝わってくるような そんな感じ ジェイミーの語り口に、妙にわくわくさせられてしまうからかもしれない ホラー要素は少量、うやむやに終わる感もあるけれど嫌いじゃない  セリフに違和感を感じ現実に戻される事は皆無、逆にそのセリフから色々と調べてしまう 4に近い3

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2024/11/10

まあいつものキング作品、って言ってしまえば簡単なんですけどやはり面白いです。 主人公が回想しながら語る作りなので全編気持ちに余裕のある物語だった印象です。 といいつつ主人公母親の元恋人の悪徳警官や爆弾魔のくだりは流石にキング、肝を冷やす、嫌な気持ちにさせる描写が上手いと思いました...

まあいつものキング作品、って言ってしまえば簡単なんですけどやはり面白いです。 主人公が回想しながら語る作りなので全編気持ちに余裕のある物語だった印象です。 といいつつ主人公母親の元恋人の悪徳警官や爆弾魔のくだりは流石にキング、肝を冷やす、嫌な気持ちにさせる描写が上手いと思いました。 全体的には怪談のような雰囲気でした。

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2024/10/17

死者の霊が見える少年ジェイミー。死んだ時の姿で現れるからなかなか壮絶だったりするし、危険な方へと導かれていくからどんな恐ろしい結末になるかと期待したけど、特に盛り上がらず。主人公もこれはホラーストーリーであると再三言っていたけどホラーではなかった。驚いたのは、死んだ人は嘘をつけな...

死者の霊が見える少年ジェイミー。死んだ時の姿で現れるからなかなか壮絶だったりするし、危険な方へと導かれていくからどんな恐ろしい結末になるかと期待したけど、特に盛り上がらず。主人公もこれはホラーストーリーであると再三言っていたけどホラーではなかった。驚いたのは、死んだ人は嘘をつけないが故の最後にサラッと明かされる衝撃の真実。

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2024/09/15

岡田斗司夫さんの読書特集で紹介されていたこの小説、普段あまり小説を読むことのない私にとっては、新たな読書の扉を開くきっかけとなりました。物語の魅力に引き込まれ、気づけば最後まで一気に読み切ってしまったほどです。小説が持つ物語の力、キャラクターの魅力、そしてその先に広がる深いテーマ...

岡田斗司夫さんの読書特集で紹介されていたこの小説、普段あまり小説を読むことのない私にとっては、新たな読書の扉を開くきっかけとなりました。物語の魅力に引き込まれ、気づけば最後まで一気に読み切ってしまったほどです。小説が持つ物語の力、キャラクターの魅力、そしてその先に広がる深いテーマについて考えさせられる素晴らしい作品でした。 この本を読んで特に感じたのは、物語の緊張感とスピード感です。作者の筆致は非常に巧みで、グロテスクな描写や複雑なテーマにもかかわらず、全体のテンポが絶妙に保たれています。そのため、一瞬たりとも飽きることなく、ページをめくる手が止まりませんでした。映像化を望む気持ちもわかりますが、描かれているシーンの中にはかなり衝撃的なものもあり、映像化には確かに挑戦が必要だと感じます。 特に、この作品の中で扱われるレズビアンの関係や近親相姦という難しいテーマは、読む者にとっての挑戦でもあります。これらのテーマは一般的には避けられがちですが、作者はそれらをあえて取り上げ、人間関係の複雑さや個々の登場人物が抱える葛藤を描くことで、物語に深みを与えています。単なるエンターテインメントの枠を超え、人間の本質に迫るような問いかけが随所に感じられました。こうした重いテーマをどう受け止めるかは読者に委ねられていますが、私にとっては、考えるきっかけとなる貴重な体験でした。 集中して読めたこの読書体験は、私にとって最高のものでした。小説の力強さを改めて実感し、言葉が持つ魅力に引き込まれました。普段、小説を読むことが少ない私にとって、この作品との出会いは大きな刺激となり、もっと多くの本を手に取ってみようという気持ちになりました。読むことで新たな世界が広がり、これまで知らなかった感情や思考に触れることができるということを、この作品は教えてくれました。 また、この作品を通じて感じたのは、物語を通じて他者の視点を理解し、共感する力の大切さです。人間関係の複雑さや、それぞれのキャラクターが抱える葛藤や痛みを描くことで、私たち読者も自分の経験を重ね合わせて深く考えさせられる瞬間がありました。これが小説の持つ本来の力であり、だからこそ私はこの読書体験を「最高」と感じることができたのだと思います。 最後に、この作品に出会えたことに感謝し、今後も様々なジャンルの本に挑戦していきたいという思いを強くしました。読書を通じて、新しい視点や考え方に触れることができる喜びを再確認し、今後も多くの本との出会いを楽しみにしています。

Posted byブクログ

2024/09/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。するする読めた。期待以上。 死者が見える少年というと「シックスセンス」だが、ブルース・ウィリスはいない。アルツハイマーを患った伯父や隣家の大学教授はいる。 初めて死者を見たと認識したシチュエーションは、映画のシックスセンスの感動的シーンをモチーフにしている気がする。似ている。 リズが抱えている問題が現代アメリカっぽくて、まんま。リーマンショック前後と麻薬依存の話。 結局、爆弾魔だったセリオーは教授いわく外から来たものらしいが、クトゥルフ案件?キングユニバースのダークゾーン案件? 撃退の魔法の言葉は「あとで(later)」ってことかな。ジェイミーが死んだ後にという。これ、結局魂は取られちゃうのか、ジェイミー自体は気にしてないのか。 あと父親の正体がやばいな。伯父か。キングで近親相姦の話って今まで出てたっけ?ゲースロに影響された? この話もキングのいつも通りの老人と少年と中年キャラで固められていた。隣家の教授、母親、ジェイミー。 リズが厄介すぎる。 死者の描写は面白かった。すんなり、ああ死んだ人間と会話してるんだなっていうテンションになれる。嘘をつかないが、拒否してくるのも面白い。変化してしまったセリオーは嘘をついてきたが。 感動的なところはあまり無くて、死者に質問してやぶ蛇つついたって感じ。

Posted byブクログ