読んでばっか の商品レビュー
江國香織さんの書評集。 今まで新聞や雑誌、文庫の解説などに書いたものをまとめられたものです。 この本とミステリーのブックガイドの発売日が同じで、私は同じ日に「買っちゃえ!」とばかりに両方買ったのですが、はて、さて、どちらから読もうかと思ったのですが、迷わずこちらを選びました。 ...
江國香織さんの書評集。 今まで新聞や雑誌、文庫の解説などに書いたものをまとめられたものです。 この本とミステリーのブックガイドの発売日が同じで、私は同じ日に「買っちゃえ!」とばかりに両方買ったのですが、はて、さて、どちらから読もうかと思ったのですが、迷わずこちらを選びました。 今、私が読んでいるのは主に短歌とエンタメ系のミステリーばっかりなんですけど。この本に紹介されているのはほぼ純文学系ですね。 でも、たぶんこの本を読んで私は「ふうん、そうなんだ」と思いましたが。多くの本は読もうとしない気がします。だって江國さんの解説だけでお腹がいっぱいになってしまって。 でも、本当に少な目に絞って、読んでみたいと思った本に付箋を貼りました。意外にも既読の本が結構ありました。 庄野潤三、佐野洋子さんなどはあれだけ称賛されたらやっぱり付箋貼りたくなります。 江國さんの言葉で紹介される本は実際の本より三割増しくらいで光ってみえるのではないでしょうか。と言ったら元の本に失礼でしょうか。 ーーーーー 〇石井桃子『新しいおとな』(河出文庫) 〇ドン・ウィンズロウ 東江一紀訳『犬の力(上・下)』(角川文庫) 〇小山田浩子『庭』(新潮文庫) 〇ルース・クラウス文/モーリス・センダック絵 木原涼訳『ちょうちょのためにドアをあけよう』(岩波書店) 〇イアン・マキューアン 小山太一訳『土曜日』(新潮クレスト・ブックス) 〇マーガレット・ミラー 中川美帆子訳『雪の墓標』(論創社) 〇庄野潤三『貝がらと海の音』(新潮文庫) 〇瀬戸内寂聴『死に支度』(講談社文庫)
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