わからない の商品レビュー
日記の記録の仕方が前向きです。機会損失?をあえてやってしまい、記録しておく。○○に行き、○○と○○70万円を買わない。○○を観ない。記録をつけようと思って、今日やらなかったことを書いておくことは、おもしろいかもしれません。仕事ではこれ書くと気が重いですが。
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作品紹介・あらすじ 四半世紀分のキシモトワールド リディア・デイヴィス、ルシア・ベルリンなど数々の名翻訳で知られる著者は、エッセイストとしても絶大な人気を誇る。本書はデビューエッセイ集『気になる部分』(白水社刊、2000年)以降に様々なメディアに寄稿した、単行本未収録の文章を...
作品紹介・あらすじ 四半世紀分のキシモトワールド リディア・デイヴィス、ルシア・ベルリンなど数々の名翻訳で知られる著者は、エッセイストとしても絶大な人気を誇る。本書はデビューエッセイ集『気になる部分』(白水社刊、2000年)以降に様々なメディアに寄稿した、単行本未収録の文章を集大成したものだ。 全三章で構成。第一章は、「前世が見える」という人に教わった著者の前世の物語「わからない」、一度も訪れたことのない場所を精緻な妄想で描写する「ここ行ったことない」等、ヴァラエティ豊かなエッセイを集める。 第二章は、書評の意味を崩壊させてしまった伝説の朝日新聞連載「ベストセラー快読」、子供のころ猿のように繰り返し読んでいた本を今読んだらどうなるのか実験した「もう一度読んでみた」等、本にまつわる文章でまとめた。 さらに第三章として、キシモトワールドのエッセンスを凝縮したようなウェブ日記「実録・気になる部分」等、2000年代の「日記」を収録。いずれの章も、抱腹絶倒、奇想天外、虚実の境をまたぎ越す著者の真骨頂が堪能できる。 危険防止のため、電車の中では読むことをお控えください。 ***** 僕は翻訳本を買う時、本屋で軽く立ち読みし、あるいは本の帯を読んで大体の内容を確認したり、ネットなどの評判を頼ったりしているが、翻訳家で選ぶことも多い。例えば柴田元幸さんなら「ああ、買って損はないだろう」と思ってしまう。同じように岸本佐知子さんの翻訳作品にも同じような思いを持っている。勿論、両者の翻訳作品にも「なんじゃこれ」ってのもあるので、100%信頼がおける、という訳ではないのだけれど、その確率は他の翻訳者よりも高い。それはそうとして。 岸本佐和子さんの単行本未収録の文章を集めたのが本書。きちんとしたエッセイ集のようなまとまりはないのだけれど、逆にあっちこっちと内容がとっちらかっているので、かえって面白く読めた。いつものように虚実入り混じった内容のものもあり、安定のキシモトワールドといった印象。ただし、上の「作品紹介・あらすじ」にあるような「危険防止のため、電車の中では読むことをお控えください」というところまではあと一歩届かなかったかな、って感じもした。
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本の感想で『銀座ママが教える「できる男」「できない男」の見分け方』の書評が特に面白かった。 書評の項はところどころ岸本さんの優しさみたいなものが見え隠れしてほのぼのさせられた。 「あなたを危機から救う 一分間謝罪法」では、謝ることについて日米の違いを鋭く指摘。私も岸本さんの考えに近いので最後の方は笑いながら共感。
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一回も著者の本を読んでいないくせに手に取ったこの本。想像以上に著者は変な人だという印象を受けた。特に最後の日記はカオス。しかし、日記なんて人に見せる前提のものではないからカオスで何が悪いと言われそうだ。 さて、エッセイで好きだったのは、テロップについて書かれていたところ。最近テ...
一回も著者の本を読んでいないくせに手に取ったこの本。想像以上に著者は変な人だという印象を受けた。特に最後の日記はカオス。しかし、日記なんて人に見せる前提のものではないからカオスで何が悪いと言われそうだ。 さて、エッセイで好きだったのは、テロップについて書かれていたところ。最近テレビ番組を観ていると、必ずテロップが出てくるとのこと。著者はこれをあまり快く思っていない。確かに聞く力はどんどん衰えてしまうかもしれないが、私はテロップ結構ありがたいと思っている。耳が悪いのか聞きとれないことが割とあり、イライラするからだ。でも著者もテロップを場合によっては認めている。心が広い。 また、ゴキブリに対する著者の心境には酷く共感。なぜ自分よりあんなに小さい物体にビビらなくてはいけないのか、ビビっていることを認めたくないから殺すのか。ゴキブリに踊らされたくないのに、踊らずを得ない自分が悲しい。 著者は翻訳小説家。書店で「海外モノは読まない」女子高校生たちの会話を盗み聞きして、面白い翻訳小説を紹介する(直接ではなくエッセイを通して)など書への愛に溢れている。 ゴキブリを見ると殺戮マシーンと化す、小説愛溢れる著者のことが気になってきた。
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妄想癖のある岸本さんのエッセイ。ベストセラーと言うことで期待して読み始めたが、ごめんなさい。私にはわからなかった。
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唐突にあゆ(※浜崎あ〇み)の話になったり、トルシエ監督を推していたり…。 ちゃ、ちゃんと現実に生きてる人なんだな、岸本佐知子さん…いや、当たり前なんだけども…。 でも、かと思いきや突然幻想小説みたいなホラ話始めるし、物凄く普通のテンションで(え…????そ、それは本当のことなん...
唐突にあゆ(※浜崎あ〇み)の話になったり、トルシエ監督を推していたり…。 ちゃ、ちゃんと現実に生きてる人なんだな、岸本佐知子さん…いや、当たり前なんだけども…。 でも、かと思いきや突然幻想小説みたいなホラ話始めるし、物凄く普通のテンションで(え…????そ、それは本当のことなんか…????えええ…??????)みたいなことも言い出す。 かと思いきや思いきや、思わずププッと笑ってしまうようなボケもかましてくる…。 なるほど、これが岸本佐知子エッセイ・ワールド…。夢中になる人がたくさんいる訳だ…。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「わからない」 書籍、映画の情報としてはフルフル!? たまげるけれど目が離せなくなってそして、 星5つ付けてしまう私も岸本派の信者の一人としてのある意味、不治の病のような。 ビチの介(生き残りのメダカ≒アルワナ)と自分を評するのは申し訳無さ満載だけれども、どうにもひれ伏したい気持ちがやまない。 垢ちゃん、この表現も読まない方々には 『わからない』のでしょう。 本を閉じたあと、うっかり二度目ページをめくってしまう本。濃い!
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とにかく笑えてしんみりして、ああ生きていてよかったとおもってしまう、そんなエッセイ集である。本業は翻訳家らしい。でもこのエッセイは並みでない。自虐か天然か、本音か、妄想か。とにかくすごい。年齢的に自分とはほぼ近いようでKISSは自分も好き。だけど、すいません、そのあとヴァンヘイレ...
とにかく笑えてしんみりして、ああ生きていてよかったとおもってしまう、そんなエッセイ集である。本業は翻訳家らしい。でもこのエッセイは並みでない。自虐か天然か、本音か、妄想か。とにかくすごい。年齢的に自分とはほぼ近いようでKISSは自分も好き。だけど、すいません、そのあとヴァンヘイレンと経てジェフベックに行ってしましました。あと、経堂には小学校の頃、経堂小学校に2年ちょっといたことがあるので、世田谷に牛がいたのは本当です。書評も正直すぎて嘘つけない人がらなんだということがよくわかります。何を書いているのか、はちゃめちゃだとお思いでしょうが、疑問に思ったらぜひよんでください。
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この表紙がタイトルにぴったり!何か得体の知れないものたちがこっちに向かってくるみたいで。 えっお子様いたの?球根100個植えられる庭ってどんだけ? 作家とか翻訳家とかいう人達はどうして酒飲みが多いのだろうか(偏見)
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寄せ集め感は否めない構成。バランスと分量、なんとかならなかったかな。ある材料全部載せたかったのかな。 日記部分が一番岸本エキスが濃いめ。日常生活の様子がリアルに想像できる。 私と同じく津村喜久子ファンとわかり、ほっこり。
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