私の身体を生きる の商品レビュー
17人の作家等の女性が性をテーマに語るエッセイ集。 性といっても、性行為であったり、ジェンダーであったり、身体的なことであったりするが、それぞれが抱える生きづらさみたいなものを、真剣に、そして赤裸々に語る。 結構な重い内容であるために、衝撃を受ける。自分が思う普通を考え直さなけれ...
17人の作家等の女性が性をテーマに語るエッセイ集。 性といっても、性行為であったり、ジェンダーであったり、身体的なことであったりするが、それぞれが抱える生きづらさみたいなものを、真剣に、そして赤裸々に語る。 結構な重い内容であるために、衝撃を受ける。自分が思う普通を考え直さなければならないなと思えるものだった。
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ひさびさに本を読み切った。たいして暑くもなく読みやすいエッセイ集なのになさけなし。しかし内容はさくさくとさいかないというか、けっこううーむと考えながら読みました。
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性の話はタブーな雰囲気の家で育ったし、友達同士でも、そういえば踏み込んだ話はあまりしないかも。 女性作家さんの性をテーマにした本ということで、どんな感じだろう?と思って手に取っみたら…予想以上にあけっぴろげな内容だったのでビックリ。 (自宅で読んでてよかった) どれもこれも、興味...
性の話はタブーな雰囲気の家で育ったし、友達同士でも、そういえば踏み込んだ話はあまりしないかも。 女性作家さんの性をテーマにした本ということで、どんな感じだろう?と思って手に取っみたら…予想以上にあけっぴろげな内容だったのでビックリ。 (自宅で読んでてよかった) どれもこれも、興味津々で読みました。 どんな感想を書いたらいいのかわからないけど、性に関することはほんとに人それぞれだってことがよくわかった。 そして、多かれ少なかれ皆さん嫌な体験もされているなと。 私も忘れていた過去の嫌な記憶を思い出してしまった。
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思ってたよりはるかに濃い内容に読むのに数日かかった。なんというか、言葉を商売にしている人たちの底力を見たというか、ここまで言語化して内面をさらけ出すことが出来るのがすごい。 性自認も性嗜好もノーマルで(何をもってノーマルというのか語り出すと長くなるのだろうけど)、妊娠出産も複数...
思ってたよりはるかに濃い内容に読むのに数日かかった。なんというか、言葉を商売にしている人たちの底力を見たというか、ここまで言語化して内面をさらけ出すことが出来るのがすごい。 性自認も性嗜好もノーマルで(何をもってノーマルというのか語り出すと長くなるのだろうけど)、妊娠出産も複数回経験して、性別にあまり疑問を持たずに生きてきた人間には、不思議で衝撃的で、その苦しみに胸が痛い。 柴崎さんの「痛みと不具合、不均衡と違和感が、わたしの身体」は強く共感。 タイトルの『私の身体を生きる』、すべてのひとが感じてることだと思う。言語化は難しいけど。
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そういうことじゃねえマーチに笑った。ほんとにね。 女性を恋愛対象とする女性として、とかクエスチョニングとか、他にもたくさん同じ性の人たちが語ってくれるプライベートな話に優しく応援された。気がする。
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何ともどれも衝撃的であり個性的である。 知っている作家さんたちは、ある程度予測できるものの、初めて知る人の文面が、その人を知らないせいか更にぶっ飛んでる感がする。 とはいえ、面白い企画ではある。 連載ものとして読むにはいいが、纏まった文庫本として読むには濃すぎる感あり。ゆっく...
何ともどれも衝撃的であり個性的である。 知っている作家さんたちは、ある程度予測できるものの、初めて知る人の文面が、その人を知らないせいか更にぶっ飛んでる感がする。 とはいえ、面白い企画ではある。 連載ものとして読むにはいいが、纏まった文庫本として読むには濃すぎる感あり。ゆっくりと読むのがベスト。
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作家が自分の身体や性について赤裸々に、生々しく語るエッセイ集。私は「女」の身体で生きていることに時々イラついたり悲しくなったりする。無性に自分の身体をズタズタに切り裂きたくなる。でも誰もがそれぞれの悩みを抱え、葛藤しながら自分の身体を生きているんだなとわかって、少し気が楽になった...
作家が自分の身体や性について赤裸々に、生々しく語るエッセイ集。私は「女」の身体で生きていることに時々イラついたり悲しくなったりする。無性に自分の身体をズタズタに切り裂きたくなる。でも誰もがそれぞれの悩みを抱え、葛藤しながら自分の身体を生きているんだなとわかって、少し気が楽になった。きっと男でも女でも、誰の身体になれようとも人間はないものねだりの生き物だから悩みは尽きないのだろう。仕方ない、この自分の身体を、時々嫌になりながらも、抱きしめて生きていく。 これを読んでエッセイが好きになった。
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本書は、雑誌「文學界」に掲載された17人の書き手によるリレーエッセイ。連載時には未読だったけれど、テーマが“私の身体”で、好きな著者が多かったので単行本になったタイミングでまとめて読むことになったら、なんというか‥さすが!のひと言。作家とは、ここまで自らの内面を赤裸々に表現(でき...
本書は、雑誌「文學界」に掲載された17人の書き手によるリレーエッセイ。連載時には未読だったけれど、テーマが“私の身体”で、好きな著者が多かったので単行本になったタイミングでまとめて読むことになったら、なんというか‥さすが!のひと言。作家とは、ここまで自らの内面を赤裸々に表現(できる/してしまう)ものなのか。書き手と読み手(の私)、それぞれが誰ひとり同じではない心と身体を与えられ、現実を生きているのだなと思わされた。
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多作家のエッセイというものは好き嫌いでしかはかれないし、すごいとかすごくないとかが無いのに、陳列されると比べるという行為から逃げられなくなって、すごくナイーブなジャンルだ!と改めて思った。柴崎友香氏の章で少し泣いた。腹が立った章ももちろんある。
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妊娠についての話が記憶に残っている。自分は妊娠を望んでいるのか?答えは誰にもわからないのだと思った。
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