ビブリオフォリア・ラプソディ の商品レビュー
高野史緒さんは好きだったけどこの短編集は私には合わなかった。どれも関連性はなく、本が好き、活字が好きと言ったテーマで語られる。強いて言えばハンノキのある島で、が良かった。詩人になれますように、では私まで精神を病んでしまいそう、ぐっと疲れた。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
視点を長く長くしたり、視野を広く広くしたりして、経過地点としての今、ここ、自分を捉えようとする短編集。 今(と感じているとき)、 ここ(と感じている場所)で、 自分(と感じている存在)が、生きている。 南チナ語がよかった。 「ゆっくりと時間を取って語り合うことを何よりも楽しみとしている彼らの文化」 私が何よりも楽しみなことはなんだろう。 そこから何が生まれるだろう。 どんな音楽が。
Posted by
へんてこな話だなぁという印象を強く受けた。 連作短編集なのかと思いきや短編集で、ただ共通しているのは本や言葉がテーマになっている点だ。 どれもショートショート的にオチのつく話ではなく、ポンと投げ出されたように終わる話もあるので評価が分かれるところ。個人的にはちょっと変わった話とし...
へんてこな話だなぁという印象を強く受けた。 連作短編集なのかと思いきや短編集で、ただ共通しているのは本や言葉がテーマになっている点だ。 どれもショートショート的にオチのつく話ではなく、ポンと投げ出されたように終わる話もあるので評価が分かれるところ。個人的にはちょっと変わった話として好みである。
Posted by
本にまつわる5篇で構成された短篇集。 「読書法」なる法律が施行され、出版された本は6年で“完全に”抹消される世界を描いた「ハンノキのある島で」。 南チナ語の日本でただ1人の翻訳者が出会った奇妙な外国人との交流を描く「バベルより遠く離れて」。 すべての小説に牙を剥く文芸評論家が書評...
本にまつわる5篇で構成された短篇集。 「読書法」なる法律が施行され、出版された本は6年で“完全に”抹消される世界を描いた「ハンノキのある島で」。 南チナ語の日本でただ1人の翻訳者が出会った奇妙な外国人との交流を描く「バベルより遠く離れて」。 すべての小説に牙を剥く文芸評論家が書評できない唯一の本とは?「木曜日のルリユール」。 願いを2つ叶えてくれる勾玉に「詩人になれますように」と願った少女の顛末「詩人になれますように」。 奇妙な古本屋で古本を渉猟する2人の男を描いた「本の泉 泉の本」。 つまらなくはないが、特におもしろいとも思わなかった。好き者向けの1冊。
Posted by
- 1
- 2