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娘が巣立つ朝 の商品レビュー

3.5

150件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    61

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    2

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2026/04/09

家族って何だろう。一緒にいる意味、いつか離れていく子供や相方…。自分は今を生きているが、将来は…?少し考えさせられた。 娘の婚約をきっかけに各人の心が揺れ動き、「家族愛」「経済力」「空気」「人生」「恋愛」「友情」などのアイテムが散りばめられたお話。共感できる部分が多い。 本を...

家族って何だろう。一緒にいる意味、いつか離れていく子供や相方…。自分は今を生きているが、将来は…?少し考えさせられた。 娘の婚約をきっかけに各人の心が揺れ動き、「家族愛」「経済力」「空気」「人生」「恋愛」「友情」などのアイテムが散りばめられたお話。共感できる部分が多い。 本を通して「思いやりの独りよがり」は、やりがちだなと反省、自分に素直なのが一番だと感じた。題名からはこの結末は意外だが、読みやすく繊細な描写が心地いい良書。

Posted byブクログ

2026/03/13

タイトル的に娘が巣立つまでの悲喜交々かと思いきやちょっと方向性が違った。結婚は家と家の関係があるから難しいねぇと思う。

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2026/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

高梨家に長女・真奈の婚約者の渡辺優吾が結婚の挨拶に訪れます。幸せな結婚を予感するには、少し違和感のある高梨家での描写から物語はスタートします。実は優吾の両親はセレブなタレント一家で、渡辺家の親族と高梨家で結婚式の方針をめぐり意見が食い違いが生じます。さらに高梨家の内部でも夫婦の問題が。安らぎのある家庭を守ろうと必死な妻・優子と、家庭に息苦しさを感じ、外に楽しみを求める夫・健一。健一の浮気疑惑もあり高梨一家も崩壊寸前に追い込まれていきます。 優子・真奈・健一と高梨家それぞれの目線で物語は進みます。価値観の相違やコミュニケーション不足によるすれ違いなどに苦しみながら、真奈の幸せだけを願って行動する高梨夫婦。まさに「子は鎹」ということを感じます。結婚当初は幸せだった夫婦生活も、年月を重ねればお互いが空気のようになってしまいます。その一方で、真奈と優吾の結婚も、破天荒すぎる渡辺家の価値観を見る限り、「親と結婚する」かのような前途多難さを感じます。 中盤の両家の食事会のシーンや、「結婚式までのチェックリスト」を作成する健一の意外に頼もしい一面が描かれたのは良かったのです。しかし健一がギター演奏にのめりこみ、浮気疑惑に優子の心身が疲弊していく後半からの描写は冗長に感じました。しかし、結婚が破談になってしまう終盤は再び勢いが戻り、一気に読みました。結婚や家族の在り方を見つめ直す要素がふんだんに盛り込まれていて面白かったです。

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2026/02/28

これは…本当に人生の教訓が詰まっている。成人した子の視点、その親の視点、初老を迎えた夫婦の視点。ネガティブだけど刺さるセリフが多い。こんなに冷たい現実を、この本を通じて体験することができれば、自分の一番近くにいる人への向き合い方について、襟を正すことができるはず。10年毎くらいに...

これは…本当に人生の教訓が詰まっている。成人した子の視点、その親の視点、初老を迎えた夫婦の視点。ネガティブだけど刺さるセリフが多い。こんなに冷たい現実を、この本を通じて体験することができれば、自分の一番近くにいる人への向き合い方について、襟を正すことができるはず。10年毎くらいに読み返すべき作品だと思う。とても勉強になりました。

Posted byブクログ

2026/02/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

50代の親の気持ちで読みました。 娘の結婚、という急変した身辺はひとまず横に置いて、学生の頃から長い年月をともに過ごしてきた夫婦の様子がやけに胸に迫り、息苦しさをおぼえるほどでした。下り坂にある体の不調、自身の親のことなど老いへの不安・・・漠然としたものも含め気づくといつも曇り空の下にいるような自分にますます嫌気がさして・・・。 本を読みながら、そうか、こんな心持ちはわたしだけじゃないのだな、と思いつつ、彼らのストーリーを追う中で、それでも、次々とふりかかってくるものと対峙していくしかないのだな、と奮い立つ気持ちも抱きました。 もう取り返しがつかないと思われた亀裂からのラストの展開に、なんともいえない愛おしさを感じました。大人になって苦しむ娘に、自分ならどんな言葉をかけてやるのか、どんなふうに行動するのか、と問いかけながら一気に読みました。苦い部分はありながら、フレッシュな芽吹きも感じられるラストだと思います。 ところで。 表紙のイラストが、どうも・・・ 読み終わってからあらためて見ると、まあ、これもアリなのか、と思わないでもないのですが、もっとふさわしい世界感があったのではと思ってしまいます。多くの人に手に取ってほしい本だと思うので、手元に置きたくなる装丁にかえてもらえたらいいなあ。帯の安っぽい文言もこの本にはマイナスな気がします。原田ひ香さんとか垣谷美雨さんの本などの読者をあわよくば、という意図でしょうか、、この本の魅力を軽んじている感がありざんねんに思います。

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2026/03/01

ダメでした。 伊吹さんは久しぶり。2020年に読んだ『犬がいた季節』以来です。実は『犬・・・』はそこそこ良かったのですが、それ以前に、どうも波長が合わない感じを持っていたのです。どうもストーリーがピンとこない。登場人物に共感できない。今回はそのオンパレードで、放り出しそうになりな...

ダメでした。 伊吹さんは久しぶり。2020年に読んだ『犬がいた季節』以来です。実は『犬・・・』はそこそこ良かったのですが、それ以前に、どうも波長が合わない感じを持っていたのです。どうもストーリーがピンとこない。登場人物に共感できない。今回はそのオンパレードで、放り出しそうになりながら何とか最後まで読んだ感じです。でも、最後は流し読みだったな。 悪い人間ではないが、表の顔と裏の考えが違う。あるいは思いを表に出さず、人が判ってくれないとイラついて当たる、機嫌が悪くなる。逆に考え無しに人を傷つける発言をする。登場人物が皆そんな感じで行ったり帰ったり。読んでて嫌になってくる。こんな家族が、今まで崩壊してない方がおかしいし、新たな家族もすぐに壊れて行きそうな予感がします。 世の中の評判は決して悪くないのですが、私には合いません。伊吹さん、また封印しましょう。

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2026/02/11

娘が巣立つ時、 それは親世代にとっても大きな岐路に立つ時。 娘世代・新婚の夫婦は、両家の対立の狭間で前途多難なスタートをきり、 親世代・熟年夫婦は、「かすがい」がいなくなって、それぞれ改めて自分自身の生き方を見つめ直す。 そしてそこにはお金も絡んでくる。 両家の収入格差に婚礼...

娘が巣立つ時、 それは親世代にとっても大きな岐路に立つ時。 娘世代・新婚の夫婦は、両家の対立の狭間で前途多難なスタートをきり、 親世代・熟年夫婦は、「かすがい」がいなくなって、それぞれ改めて自分自身の生き方を見つめ直す。 そしてそこにはお金も絡んでくる。 両家の収入格差に婚礼費用、加えて祖父母世代の介護費用とか、親自身の老後の備えも考慮して、とか。 多かれ少なかれ、家族を持つ誰もが経験しそうなモヤモヤがたくさん出てくる。 家族の関係ってままならないな。 でもこのありふれた感じの「ままならなさ」が、なんか心に刺さったなあ。

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2026/02/07

結婚式という一大イベントをきっかけに、家族間に問題が起こる。 子供の結婚式あるあるを見ているようだが、この両家の親は子供を構いすぎている。 両家の価値観、金銭感覚の違いはあることだと思う。しかし仲の良かった真奈の家族が、熟年夫婦のその後みたいに拗れていく様は、何故そんなにと、読ん...

結婚式という一大イベントをきっかけに、家族間に問題が起こる。 子供の結婚式あるあるを見ているようだが、この両家の親は子供を構いすぎている。 両家の価値観、金銭感覚の違いはあることだと思う。しかし仲の良かった真奈の家族が、熟年夫婦のその後みたいに拗れていく様は、何故そんなにと、読んでいてすっきりしなかった。智子世代の女性が自立していくお話しなのか。 結婚、親の介護、熟年夫婦の生き方と、話が繋がっていく。 終わり方すっきりしなかったです。 智子にはもう少し、良い意味で、目を瞑ることが必要ではないかと思った。

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2026/01/28

とても良い本でした。各登場人物の心情が細やかに描かれています。私にも娘がいるので、母親の気持ち、娘の気持ちなどがよく分かりました。夫の不機嫌な態度が暴力と同じという言葉に身につまされます。家族に不機嫌な態度を取らないようにしないとと思いました。

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2026/01/26

高梨家の父、母、娘、それぞれの視点で切り替わりながら、娘の婚約をきっかけに揺さぶらていく家族としての行方を描く。 結婚や家族について考えさせられる小説で、「あるある」と面白く読み進めつつ、身につまされるところも少なからずあった。結婚というのは、その両親を含め育ってきた環境や文化が...

高梨家の父、母、娘、それぞれの視点で切り替わりながら、娘の婚約をきっかけに揺さぶらていく家族としての行方を描く。 結婚や家族について考えさせられる小説で、「あるある」と面白く読み進めつつ、身につまされるところも少なからずあった。結婚というのは、その両親を含め育ってきた環境や文化が違う2人が新たに家族を形成するということで、ぶつかってしまうことやすれ違いは否応なくあるよねと感じつつ、月並みだがやはりお互いに正面から向き合い、対話することが大事だなと改めて認識した。

Posted byブクログ