笑うマトリョーシカ の商品レビュー
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おもしろかったです。 全体的にどこか不気味で、得体のしれない気持ち悪さがずっと拭えませんでした。 ニセモノかホンモノか。 結局清家一郎とは??みたいな。 いろんなマトリョーシカを開いていって、最後に清家以外の人物が春吉に集合したところはゾッとしました。 ドラマが始まるとのことで予習で読みましたが、実写だとどうなるんだろう。ドラマも楽しみになりました。
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「生者必滅会者定離」これに尽きる。 人を操る者も恐ろしいけれど、その末路を考えると一番怖いのは… この先の一郎についてもどうなるのか気になる。
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ドラマ始まる前に読了。途中まではミステリみたいでめちゃくちゃ面白くて、一体誰が、、って思ってたけど、ラストが煙を巻く感じで終っちゃって、これが狙いなんだろうけどミステリっぽく読んじゃったから消化不良。ドラマ化はいろいろ設定変えないと難しい気がする。
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イノセントデイズから、早見和真13冊目。 数えてしまった、、とにかく多種多才で。 本作は、序盤は「スピーチの魅力」かなと感じ、高校の生徒会選挙は戦略も面白く、、読んでるだけでも手に汗握る名場面。 清家が飛び抜けた「器」であったとしても、やはり鈴木の才能に目がいき、読み進めるも、鈴木が負った事故から⁇となる。 やはり母?と推理があやふやなままラストへ突入。 恐るべし清家。 でも秘書官の人選、見る目がないのは致命的。 そして高校時代の母の暗躍。 一色先生、、純粋に信じてたのに裏切られた感が。
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早見和真『笑うマトリョーシカ』 2024年 文春文庫(文藝春秋) 誰がマトリョーシカの最後の人形なのか。 彼が、彼女がと読み進めていくと、まだ外側の人形だったのか、まだ中に人形があるのかと、良い意味での裏切りが続く展開には圧巻です。 それがしかも政界という伏魔殿のイメージとも...
早見和真『笑うマトリョーシカ』 2024年 文春文庫(文藝春秋) 誰がマトリョーシカの最後の人形なのか。 彼が、彼女がと読み進めていくと、まだ外側の人形だったのか、まだ中に人形があるのかと、良い意味での裏切りが続く展開には圧巻です。 それがしかも政界という伏魔殿のイメージとも相まって、スリリングなことはこの上ない。 中盤、後半からの展開構成も秀逸。まさかの流れに興奮を覚えるくらいでした。 そして結末。 読み進めるうちに恐ろしさをかみしめていたけど、ラストの展開では予想だにしなかった人の心を垣間見て恐怖さえ感じます。 決してホラー作品ではないのだけど、〝怖い!〟と。 人、人の心というものは本当にわからないものだと。 まさに秀逸な構成と物語に脱帽し、感動を覚えた素晴らしい作品でした。 2024年7月からはTBS系金曜ドラマ枠で映像化されるようなので、そちらも楽しみにしたいと思います。 #早見和真 #笑うマトリョーシカ #文春文庫 #文藝春秋 #読了 #TBS #水川あさみ #玉山鉄二 #櫻井翔
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まさにマトリョーシカ構造になっているミステリー。 清家を操ることで自己実現を他人に託した3人は全て最悪のタイミングで手酷いしっぺ返しを喰らっている。なぜなら清家はAIではなく人間、しかも心が読み取れない人間だったから。 このあと清家はどうなるのだろう。あっさり総理大臣のイスは手に入れるだろうが、そのあとは…? 空っぽでニセモノの清家の中身はなんなのか?この先はホラーだ。
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ニセモノがホンモノの中で生き残ることは可能なのか。そもそもニセモノとは何なのか。他人との関わりの中で生きる以上、他人の影響を受けることは避けられない。その中にあるホンモノの自分とは。 最後一郎の掌の上であったことには驚いたが、一郎の考え方にはそれほど違和感がなかった。なので余計に「この先一郎が何をしてどうなるのか知りたい!!」とスッキリしないが、読み手にそれぞれの思いを残すことがこの作品の面白みなのだろうと思う。
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読み応えあり過ぎて参りました。生者必滅会者定離がこんなに拡大して迫って来るとは。ヒットラーとハヌッセンの関係性が物語の軸で誰がハヌッセンかの物語のゴールなんだけど、エピローグの前までに見つけることが出来ないのね。光一の店の座敷に一堂が勢揃いしたのは圧巻でした、もちろん誰がマトリョ...
読み応えあり過ぎて参りました。生者必滅会者定離がこんなに拡大して迫って来るとは。ヒットラーとハヌッセンの関係性が物語の軸で誰がハヌッセンかの物語のゴールなんだけど、エピローグの前までに見つけることが出来ないのね。光一の店の座敷に一堂が勢揃いしたのは圧巻でした、もちろん誰がマトリョーシカ人形なのか分かるもんだと思いきやで、思っていた人全員がマトリョーシカはマトリョーシカでもの外側だったとか、小松さん登場もだし 出会いから別れまでマサに生者必滅会者定離で伝わる。もし本当にホンモノとニセモノという区分けがあるならば清家一郎がどちらかなんて誰も判断出来ないし、もし物語が現実に存在するとか恐ろしい うーん政治の世界にはあるのかもね
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幼少期、少年、青年期は面白かった! ドラマ化されているとは知らなかったのですが、櫻井君ではない気がします。 ドラマも観てみます。
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感想 操り人形はほくそ笑む。どちらが奉仕しているのか。人形か。操り師か。どこまで行っても掴めない。人の心に闇なんてない。ただそれだけ。
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