1,800円以上の注文で送料無料

笑うマトリョーシカ の商品レビュー

3.8

81件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    34

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/07/21

ドラマを見る前に読んでみようと思い手に取った。 途中までゆっくり読んでいたが、第四部は一気読み。 結局何が真実なのか、読み進めるほど分からなくなった。読み終わったあとの感想は一言で言うと「騙された」と言う気持ち。でもそれが正しい表現なのかも分からない。 清家は全部解っていたんだな...

ドラマを見る前に読んでみようと思い手に取った。 途中までゆっくり読んでいたが、第四部は一気読み。 結局何が真実なのか、読み進めるほど分からなくなった。読み終わったあとの感想は一言で言うと「騙された」と言う気持ち。でもそれが正しい表現なのかも分からない。 清家は全部解っていたんだな。と。ゾッとした。

Posted byブクログ

2024/07/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

さて、操られていたのは誰だったのか? 一郎を操っていたのは自分だと自負(?)する複数の登場人物(時期による)たちですが、それすらも清家一郎の掌の上だったということでしょうか。 読み解くポイントとしては、やはりタイトルにもなっていて、作中にも印象的に登場するマトリョーシカ。 いくつかの仮面を剥がすと、1番奥には1番外側と同じ顔が(表情は歪んでいる)。 つまり、そういうことなんでしょう。 操られてやってると見せかけておいて、その実自分がコントロールしている。浩子の血を引いている一郎ならば、やってできないことはないだろうなとも思います。 参考文献の中にサイコパスに関するものがいくつかあったのですが、これは一郎の人物造形に関わっているのでしょうか?それとも浩子?? ただ、ラストの道上との会話では一郎はひどく緊張していた風なのを考えると、どうもサイコパスはしっくりこないかな。 周りからすると清家一郎は『ニセモノ』なのかもしれないけど、実は生粋の『ホンモノ』で周りが全員『ニセモノ』だった可能性もありますね。 いやー。マトリョーシカ理論(?)おもしろいわ。

Posted byブクログ

2024/07/17

一気読み。とても面白かった。エピローグの独白は秀逸。一方で重要人物の身元なり正体なりが、記者の取材の名のもとにごっそり明らかになっていくのはやや都合が良すぎる気がした。捜査機関でもないのにそんなに簡単に行くかね?

Posted byブクログ

2024/07/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うわ、すご。 なんだこれ。そこそこ厚みがあるのに一気に読んでしまった。 福音学園の話の時は青春っぽさ全開だったのに、大学から妙にきな臭くなってきて、もう何が何やら、誰が清家を操っているのか、浩子じゃなければ一体誰が!?と思ったラストの実は周りが勝手に都合のいいように物語を紡いでただけで、清家自身はしっかりと認識しており道を進んでいたとわかったときはホラーかと思った。

Posted byブクログ

2024/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で予約していたら、ちょうどドラマが始まるタイミングで順番がまわってきました。 高校生の時に、政治家になることを夢見た同級生と出会い、頭は切れるが事情があって表舞台は出られない彼は、彼を操るブレーンになろうと目論みます。 まずは彼を生徒会長にさせるところからスタート! 物語の展開は意外性の連続で一気読み。 ・・・だったのですが、終盤、魔性の女系のオチ(オチではないけどね)方向に進んだ時に、その安易さにちょっとガックリしました。 魔性の女って理屈ヌキでどんな設定でも受け入れるしかないからさ・・・ まあそこから更なる展開があったのでいいんですけどね。 全体的には面白かったので、ドラマも観てみたら、原作とは違う切り口からスタート。(1話しか観てません) 今度はそちらで楽しもうと思います。どっちが面白いかな。

Posted byブクログ

2024/07/14

連休初日の夜から一気読み。 やっぱりなあ、と、思いながら読了。ミステリー調で謎解きのようで面白かった。 ニセモノか、ホンモノか。 眼が笑ってない人はいっぱいいる。実際その点で言えば、俳優たちはちゃんとそこまで演じているから凄いものだ。 演じてるなんて殆どの人は演じてるのでは。上手...

連休初日の夜から一気読み。 やっぱりなあ、と、思いながら読了。ミステリー調で謎解きのようで面白かった。 ニセモノか、ホンモノか。 眼が笑ってない人はいっぱいいる。実際その点で言えば、俳優たちはちゃんとそこまで演じているから凄いものだ。 演じてるなんて殆どの人は演じてるのでは。上手く笑えてるかどうかの違いかも だからこそ、清家は実は。。。演じてはいない。で、 操る操られる。あるだろう。 実際操られていた方が楽かもしれない。 ただ人の命と引き換えにと、言うのはね。 立派な政治家とはいえそれだけはダメだ 失格。 鈴木が助かったのは救いだ まあ、それだからこの小説はなりたつのだが。

Posted byブクログ

2024/07/14

じつは自分が操られている側だと知らずに、相手を侮り、思い通りにしようとする。滑稽だけれど、怖しいことだ。 人間の最も内側で笑う人形は、この世で一番怖しいのかもしれない。

Posted byブクログ

2024/07/12

テレビ放送になってたので気になってた作品。 官房長官まで登りつめた清家一郎。 彼を影で操っているフィクサーは誰なのか。 黒幕がついに出てくるかと思いきや 最後は哲学みたいな話になって尻すぼみな感じでした。 この作品でヤヌッセンという人物を知りました

Posted byブクログ

2024/07/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

途中までは、なんとも退屈なお話…読むのを断念しそうになるほど、だったのですが!! 中盤以降から、どんどんと話が、思っていた方と違う展開に広がっていって一気読みでした。 操ろうとする人間が、実は翻弄されていた、なんて、怖いです。

Posted byブクログ

2024/07/11

テレビの1話を見て原作が読みたくなり翌日速攻本屋さんへ! ニセモノとは…ホンモノとは… 人間の顔の側面なんていくつもあって自分でも本当の自分がどれなのか困惑する時がある。 一つの物事に対し、そもそも何通りもの考えが自分の中にもあり、どの自分がホンモノ?なんて自分でもわからない。 ...

テレビの1話を見て原作が読みたくなり翌日速攻本屋さんへ! ニセモノとは…ホンモノとは… 人間の顔の側面なんていくつもあって自分でも本当の自分がどれなのか困惑する時がある。 一つの物事に対し、そもそも何通りもの考えが自分の中にもあり、どの自分がホンモノ?なんて自分でもわからない。 釈明も解明も不能…ちょっと本書のホンモノ、ニセモノの問いとは観点が違うけれどラストの方はそんなことを思い浮かべながら読んでいた。 読後がなんだかモヤモヤ。 結局何も起きず何もスッキリしないまま終わってしまった。

Posted byブクログ