クスノキの女神 の商品レビュー
泣いた!ボロボロ泣いた。 明日に未来に、行き詰まる人に読んでほしい。クスノキの番人そして本作。 あっという間に読破できるけど、深いです。
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シリーズ2作目。 中古で買ったのですが珍しく本の帯が。それに書かれてたキーワード、 「あなたは何年後の未来が知りたいですか」 玲斗が出会った、詩集を書く佑紀菜と、絵が上手な元哉。 彼らにはそれぞれ抱える『思い』は創作を続けて行くうちに形が出来上がり、時に悩んで苦しみ。 合作が...
シリーズ2作目。 中古で買ったのですが珍しく本の帯が。それに書かれてたキーワード、 「あなたは何年後の未来が知りたいですか」 玲斗が出会った、詩集を書く佑紀菜と、絵が上手な元哉。 彼らにはそれぞれ抱える『思い』は創作を続けて行くうちに形が出来上がり、時に悩んで苦しみ。 合作ができあがった時の発表会に本の帯に書かれたキーワードの答えが表現されていました。 今回の登場人物たちには、過去に罪を犯したり余命わずかと表現されてますが 過去に起きたことに悔やんでも仕方がなく、 それでは10年後の自分はどうなっているのか、20年、30年と 未来の自分はどうなっているのか知りたい…それは誰しも感じることだとしても。 「今を生きること」を実感している「幸せ」が未来を形成していくことなのではないか…と、この物語で伝えたいことなのかと思いました。 ラストまでの数十ページは悲しいのだけど、 それでも今と向き合って前に進んでいかなければ…という気持ちが心に沁みていきました。
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想像を超えた結末に驚くと同時に切ないやら寂しいやらで心が追いつかない。某ドラマと同じ症状「朝起きたら記憶が全てなくなっている」という記憶障害を抱えた少年と千舟さんの軽度認知障害があまりに残酷で…クスノキの女神の言葉に涙しかない。今、生きてること、好きな人たちと過ごせること、美味し...
想像を超えた結末に驚くと同時に切ないやら寂しいやらで心が追いつかない。某ドラマと同じ症状「朝起きたら記憶が全てなくなっている」という記憶障害を抱えた少年と千舟さんの軽度認知障害があまりに残酷で…クスノキの女神の言葉に涙しかない。今、生きてること、好きな人たちと過ごせること、美味しいものを食べること、当たり前の生活にあるたくさんのことに感謝して大切にしていきたい。過去を悔やまなくていい、未来に不安を感じなくていい。番人として見届け、覚悟を持てた玲斗はすごい。千舟の絵本の朗読を文字ではなく耳でも聴きたかった。
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前作を読んでから時間が経っていましたが、 読み返さずとも話に入り込めました。 ラストまで心にじーんときた作品でした。
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シリーズ2作目。 前半は「この話読んだことある?」って感じでどんな方向に話しが判りやすい感じですが、記憶がリセットする少年と詩を書く女子高生が出会ってからがぐんぐん引き寄せられていった。最後千舟さんのところは悲しく辛くなってしまった。
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星5つ絶賛の中、自分の感受性がどんどん下がってきているようで、私は天邪鬼かへそ曲がりなんだと思います 確かに未来を予想するより、一日一日をしっかり生き今がどうかというです 感動するフレーズがいっぱいあるのに 涙も出ない自分にびっくりしています
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ラスト20ページ号泣。 少年が最後にたどり着いた答えの結末は最高だった。 前作よりこちらの方が良かったし玲斗の番人としての成長も感じられた。 千舟さんが玲斗に発した『卑屈になってはいけません』が印象的。 中里警部補も魅力的だけどこれが加賀警部ならもっとするどい観察力ですぐに真相...
ラスト20ページ号泣。 少年が最後にたどり着いた答えの結末は最高だった。 前作よりこちらの方が良かったし玲斗の番人としての成長も感じられた。 千舟さんが玲斗に発した『卑屈になってはいけません』が印象的。 中里警部補も魅力的だけどこれが加賀警部ならもっとするどい観察力ですぐに真相に辿り着きそうだな、と思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
事件を解決していく推理小説かと思ってたら、いい意味ですごい裏切られた! 出てくる人物みんなが誰かの為に動いてて、その思いを胸に今を生きている事が幸せである事が凄い伝わってくる。 過去があるから今がある。今を大切に生きているから未来に繋がる。人生色々と悩みはあるけど、もっともっと今を大切に生きようと思わせてくれた素晴らしい小説。 電車で読みながら泣いちゃったよ笑
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一気読みしました。 そして涙が止まらない。 前作は設定に慣れるのと、クスノキの番人に戸惑っている玲斗に詳しく話さない千舟さんに少しヤキモキしていましたが、2人の関係性もとても良い距離感になり読みやすかったです。 神社に詩集を置きにきた訳ありの女子高生と病気で記憶が1日しか持た...
一気読みしました。 そして涙が止まらない。 前作は設定に慣れるのと、クスノキの番人に戸惑っている玲斗に詳しく話さない千舟さんに少しヤキモキしていましたが、2人の関係性もとても良い距離感になり読みやすかったです。 神社に詩集を置きにきた訳ありの女子高生と病気で記憶が1日しか持たない男子中学生の2人に、今を生きることを結果的に教えることになった玲斗。本当にお人好しですで応援したくなりましす。 近隣で起きた強盗事件も絡めて、警察が周囲にいる状況でも冷静に対処し、認知症状が徐々に進行している千舟さんとも上手に付き合い、玲斗こそ幸せになって欲しいです。 中盤以降徐々に泣けてきますが、最後は号泣でした。
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