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小説8050 の商品レビュー

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28件のお客様レビュー

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2024/09/25

いじめ、引きこもり、家族崩壊。 引きこもった息子と対峙する覚悟があるのかないのかわからない父親。もがきながらも少しずつ前に進む姿は、もしかしたらリアリティのある姿なのかもしれない。 子供の声を聞かずに自分の価値観を押し付けることは、いじめと変わらないように感じた。 8050と...

いじめ、引きこもり、家族崩壊。 引きこもった息子と対峙する覚悟があるのかないのかわからない父親。もがきながらも少しずつ前に進む姿は、もしかしたらリアリティのある姿なのかもしれない。 子供の声を聞かずに自分の価値観を押し付けることは、いじめと変わらないように感じた。 8050というタイトルに期待して読むと少し物足りなく感じるかもしれないが、とあるどこにでもある引きこもり家族の再生の話としては、とても面白かった。

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2024/09/05

読むのが止まらなかった。満足感がえぐい。 小説の後半は本当に色々考えさせられる場面や面白い場面が盛りだくさん。登場人物が聖人ではないからこそ、分かる現実感。共感する人がとても多いだろうと思う小説でした。

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2024/09/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

没入して読める、終始感情を揺さぶられる小説でした。 語り手が父親の正樹なので、つい正樹の立場で見てしまい妻の節子の言動を煩わしく思ってしまうけど、節子の抱えてきた苦悩もわかるし、正樹の自分本位な物言いもひどい。そして何より翔太のように成人して暴れて会話にもならない状態は恐怖だしあんまりでした。とにかく読みながらずっとイライラしました。 厳しい状況が続く展開だったけど、最後の法廷シーンはグッときて泣きました。 引きこもりの原因は、傷ついている翔太を親が責めて心の壁ができてしまったことだと思うけど、8年間も経ってしまったことを逆に「見放さなかった」ととらえて壁を壊すことにつながったなら、その8年も多少救われるかも。 とてもいい話だったし、林真理子さんの小説の中でもずいぶん違う印象を受けました。

Posted byブクログ

2024/09/01

どうにもならない状況を打開していくのに、裁判という手段を使うのか、と一気に惹き込まれて読み進めました。 当事者の繊細な思いや気持ちを追っていけるのは、ノンフィクションには難しい、小説ならではの良さだと思います。この小説を書いてくださった林真理子さんの作品、他にも読んでいきたいです...

どうにもならない状況を打開していくのに、裁判という手段を使うのか、と一気に惹き込まれて読み進めました。 当事者の繊細な思いや気持ちを追っていけるのは、ノンフィクションには難しい、小説ならではの良さだと思います。この小説を書いてくださった林真理子さんの作品、他にも読んでいきたいです。

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2024/08/27

父親にめちゃくちゃイライラした!! なんか最後は前向きな感じで終わってるけど、父親のこと許された雰囲気なんなの?! 主人公が引きこもった本人ではないことで、第三者目線から引きこもりの子が成長していく姿が描かれていて、もどかしくも読み応えがあった。 自室に引きこもるのは家の外で嫌な...

父親にめちゃくちゃイライラした!! なんか最後は前向きな感じで終わってるけど、父親のこと許された雰囲気なんなの?! 主人公が引きこもった本人ではないことで、第三者目線から引きこもりの子が成長していく姿が描かれていて、もどかしくも読み応えがあった。 自室に引きこもるのは家の外で嫌なことがあっただけでなく、家族との関係性にも問題があるよねいう結論に母と話してて至った。

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2024/08/31

前々から読みたいと思っていた本。 先日、図書館に行った際に目に入ったので借りてみました。 本書は、いわゆる「8050問題」(引きこもったまま50歳前後になった我が子を、80歳前後の親が支える構造をもつ家族問題)をテーマにした小説ですが、読んでいてひとごととは思えず、物語に引き込...

前々から読みたいと思っていた本。 先日、図書館に行った際に目に入ったので借りてみました。 本書は、いわゆる「8050問題」(引きこもったまま50歳前後になった我が子を、80歳前後の親が支える構造をもつ家族問題)をテーマにした小説ですが、読んでいてひとごととは思えず、物語に引き込まれ、一気に読んでしまいました。 我が家には引きこもりはいませんし、この本のような問題がすぐにでも起こるような状況にあるわけではありません。 が、これから先、ちょっとした出来事をきっかけに、本書のようなことが起こる可能性はあるわけで、その対策のためにも、日々を丁寧に、そしてコミュニケーションをこまめに取りながら生きていくことの大切さを考えさせられました。 林真理子の小説を読んだのは、実はこれが初めてですが、他にも面白そうなものがあれば、少しずつ読んでみようかな、と思っています。

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2024/08/19

小説というより、 ドキュメンタリーのような物語。 家族間の問題、引きこもりの問題点を浮き彫りにして描かれているので高評価です。

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2024/08/15

フィクションとして、いずれ訪れる"8050問題"をどう解決しようとしていくか考えさせる本。 登場人物の家族は、引きこもりの息子がまだ20代。親が町医者で自分が引退したあと、引きこもりの息子をどうしていくのかが問題となり、浮き彫りになる…。 引きこもり息子以...

フィクションとして、いずれ訪れる"8050問題"をどう解決しようとしていくか考えさせる本。 登場人物の家族は、引きこもりの息子がまだ20代。親が町医者で自分が引退したあと、引きこもりの息子をどうしていくのかが問題となり、浮き彫りになる…。 引きこもり息子以外に姉弟で姉がおり、その姉のヒステリック具合が一番現実っぽくて怖かったかも。 読み終えても、なんか釈然としないなと思ったら、参考文献の黒川祥子 著『8050問題』をオススメします。こちらは物語ではなく、インタビューをもとに作成している本。

Posted byブクログ

2024/08/06
  • ネタバレ

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2024年5月 読書会で原さんに貸していただく 優等生 長男 挫折 登校拒否 自殺 親の離婚 父親と再出発

Posted byブクログ

2024/07/26

初真理子さん。「〜である」という書き方が気になった 。父、母、姉みんな利己的でイライラしたけど、どういう結末になるのか気になり、グングン読んだ。今回は5020だったので、本当の8050の話を読んでみたいなぁ

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