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イデアの再臨 の商品レビュー

3.8

43件のお客様レビュー

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2024/06/16

五条紀夫氏の作品は初めて読んだのだが、なかなかぶっ飛んだ設定で驚かされる。 この視点で描かれた作品を私は知らない。 斬新な視点と発想。 映像化不可能という帯の文字に抗う如く、映像化してみてほしい。

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2024/06/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

痛々しくないコメディ要素でクスッとなれた軽めの読み物。設定はとても面白かったし、最後の主人公の行動もなるほど…!と思った(伏線に気付かなかった)が、それだけにラストが残念だった。それができるならもう何でもありというか夢オチと変わらないような。

Posted byブクログ

2024/06/04

これは書籍化も映像化もできません。絶対に。 でも、本当に面白い小説です。 もはや小説と言っていいのかすらわからないほど衝撃的です。 でも、かなり読みづらいところがあるので、賛否両論かも。 でも、それすら覆すくらい面白い小説です。 ごめんなさい、何も言えません。 でも、とにかくおす...

これは書籍化も映像化もできません。絶対に。 でも、本当に面白い小説です。 もはや小説と言っていいのかすらわからないほど衝撃的です。 でも、かなり読みづらいところがあるので、賛否両論かも。 でも、それすら覆すくらい面白い小説です。 ごめんなさい、何も言えません。 でも、とにかくおすすめです。

Posted byブクログ

2024/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

青春学園異能バトルになっていき、敵の能力と主人公側の能力バランスもいい。 小説そのものを使ったメタバトルが新鮮で勢いもあってあっという間だったー! めちゃくちゃ面白かった。 敵が次々に消してくるものが予測出来なくてワクワクするし、対抗する主人公たちが使う戻って加筆していくのも面白い。 こういう系だと筒井康隆の虚人たちしか知らないけど、今作はかなりライトなので読みやすかった。このジャンルが流行りそうな気がする。 そんなに内容を隠さないでも大丈夫そうなネタだと思う。 主人公たちが作中で帯に電子書籍化、映像化不可能!?って書いてるのは〜ってわざわざネタにするくらいだし。どんでん返しとかラスト数行の…みたいな山ほどある煽り文句批判も楽しい、 比較的序盤から消去が始まるし、分かった上でも面白さが損なわれない。

Posted byブクログ

2024/06/03

おもしろかった 小説世界を認知する主人公たちと小説を構成する言葉の消滅の話。 設定的だけ聞くと凡庸だが、メタ構造の使い倒しが気持ちよくて楽しい 著者の前作も読んでみたくなった

Posted byブクログ

2024/06/01

初めはラノベっぽい感じかなと思ったが、読み進めたら今まで読んだことのないタイプの小説でとても面白かった。

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2024/06/01

 や   やあんなものまで消される世界 電子書籍化・映像化絶対不可能!? メタ学園ミステリー なるほどねー!    が消された時には鳥肌が立った! 前代未聞の衝撃の読書体験楽しすぎ! 何回も笑ったし「えーっ」って声が出た クライマックスからの結末が特に最高!

Posted byブクログ

2024/05/31

前作【クローズドサスペンスヘブン】は楽しめたので今作にも期待していました! ただ映像化不可能な作品って書かれております嫌な予感はしてましたがまさか的中するとは・・・。 賛否両論ある作品ですが、作者の心意気とチャレンジ精神は評価したい! 次作に期待します。

Posted byブクログ

2024/05/31

さくっと読めるページ数かと思いきや所々頭を使う場面もあり書籍だからこその面白さを感じた。 五条紀夫先生の次回作にも大変期待したい!

Posted byブクログ

2024/05/27

朝起きたら、壁に四角い穴が開いていた。薄いガラスで出来た開閉性の板がない。世界から” ”が消えている。 混乱する僕だが、誰も異変に気付いていない。そんな中、突然金髪の同級生が言う。「ここは小説の中の世界。俺たちは登場人物だ」と。 次々言葉が消されていく世界で、僕たちは犯人の正体を...

朝起きたら、壁に四角い穴が開いていた。薄いガラスで出来た開閉性の板がない。世界から” ”が消えている。 混乱する僕だが、誰も異変に気付いていない。そんな中、突然金髪の同級生が言う。「ここは小説の中の世界。俺たちは登場人物だ」と。 次々言葉が消されていく世界で、僕たちは犯人の正体を突き止められるのか。 「メタ認知能力者(物語を読者視点で俯瞰できる能力者)」の犯人によって言葉がどんどん消されていく小説の中の世界を舞台にしたメタミステリー小説。 主人公とその相棒、犯人はここ小説の中の世界である事、自分たちが登場人物である事を理解していて、とにかく主人公たちがあらゆるメタ発言をし、紙の本ならではの仕掛けも遊び心も満載の凝っていて賑やかな本。読み返すと、一番最初のページからこだわって作られているのが分かります。 消された言葉を使わずに、別の言葉で言い換えたり表記に工夫して表現したりしているのも面白い。 色々な小説を読んだことがあって、それぞれのジャンルの”お約束”をわかっているほうがさらに楽しくよめるかもしれません。 「メタ認知能力者」にはそれぞれ個別の特殊能力があって、犯人は作中の単語を消せる。主人公たちにも別の能力があり、ミステリーと紹介されてはいますが、青春バディ系異能力バトルものっぽくもある。 主人公視点では大変な事故や事件が起きているのに、終始コメディめいてわちゃわちゃしているのも、(映像化は難しいでしょうか)どこかアニメや漫画的な雰囲気があってワクワクします。 実験的で楽しい一冊でした。 *** 言葉が消えていく世界の小説と言えばまずはこれ! 『残像に口紅を』 筒井康隆(中公文庫)

Posted byブクログ