アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録 の商品レビュー
映画は観てないけど、みんなでコーラスしてる部分なんてコレ絶対泣くやつやん・・・と思った。 まさに娘のため、医療のために人生を捧げてきた。 三姉妹と妻、神田・松尾ほか、みんなあたたかい。 127冊目読了
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筒井宣政・陽子夫妻の次女・佳美(よしみ)さんは、先天性の心臓疾患だった。なんとしてでも助けたいと全国の有名病院をまわるも、9歳の時に「現代の医学では手術は不可能」との最終診断を宣告されてしまう。それでもあきらめきれず海外での治療に望みを託すが、結局はアメリカでの手術も無理だとわか...
筒井宣政・陽子夫妻の次女・佳美(よしみ)さんは、先天性の心臓疾患だった。なんとしてでも助けたいと全国の有名病院をまわるも、9歳の時に「現代の医学では手術は不可能」との最終診断を宣告されてしまう。それでもあきらめきれず海外での治療に望みを託すが、結局はアメリカでの手術も無理だとわかる 娘の手術のために貯めていた費用、当初は心臓病を研究している機関に寄付を考えたが、主治医に相談したところ「人工心臓の研究をしてみたらいかがですか」と意外なアドバイスを受けることになる。 医療に対しては全くの素人ながら一から勉強を始め、医療用材料の研究会にも参加して人工心臓開発を開始します。当初は個人研究レベルだったが、国や公的機関から研究助成金が受けられるように、昭和56年に株式会社東海メディカルプロダクツを設立。人工心臓は動物実験するところまでこぎつけたが、人間に使用するにはそれまでの10倍以上の資金と人材が必要とわかり、残念ながら開発を断念せざるを得なかった。 そのころ、医療関係者からIABPバルーンカテーテルの医療事故の話をよく耳にしており、当時はアメリカ製しかなく日本人にはサイズが合わないため合併症をよくおこす問題があった。またカテーテルが硬くて目的の位置までいけずに治療できなかったり、バルーン部分が使用中に破れてしまうなどの事故もあった。 IABPバルーンカテーテルは開発に高度な技術を要し、国内では生産が無理と言われていましたが、人工心臓開発で培ったノウハウを活かして、努力に努力を重ねて国産初のIABPバルーンカテーテルの開発に成功した。
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生まれつき心臓疾患を抱える娘を救うため、人工心臓を作るために奔走する両親のお話。映画は見ていません。 人生に目的を持って、行動をしている人の凄みというようなものを感じました。医学のイロハは持ち合わせていなかったが、町工場を経営しておりビニール樹脂を加工するノウハウ・技術を持ってい...
生まれつき心臓疾患を抱える娘を救うため、人工心臓を作るために奔走する両親のお話。映画は見ていません。 人生に目的を持って、行動をしている人の凄みというようなものを感じました。医学のイロハは持ち合わせていなかったが、町工場を経営しておりビニール樹脂を加工するノウハウ・技術を持っていた。まだ何もないものを製品化することができたという強みがあった。とはいえ、医学的知識をゼロから学ぶのは並大抵の苦労ではなかったはず。筒井宣政さん、日本の偉人の一人として記憶しておきたいと思った。
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烏兎の庭 第七部 6.18.24 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto07/doc/family.html
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やや読みづらかったですが、内容に引き込まれてからは一気に最後まで読めました。 心疾患を持つ娘の命を救うために、町工場を経営する夫婦が人工心臓を作ろうと取り組むノンフィクション。 娘のために全力を尽くす場面と、経営者としての判断を迫られる場面と。 目指す未来と、自分たちも生きて...
やや読みづらかったですが、内容に引き込まれてからは一気に最後まで読めました。 心疾患を持つ娘の命を救うために、町工場を経営する夫婦が人工心臓を作ろうと取り組むノンフィクション。 娘のために全力を尽くす場面と、経営者としての判断を迫られる場面と。 目指す未来と、自分たちも生きていかないといけない現実と。 深く印象に残る一冊でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
母が「こんど映画で大泉さんが演じる筒井さん、知ってる人だよ」と言う。そしたら本屋さんでこんな本見つけたので読んでみた。 昔住んでたとこのご近所さんで、娘さんが通ってた小学校は私の母校だった。初めての待ち合わせが蓬左文庫の前で、徳川園の池の回りを話ながら歩いた…って、当時の徳川園には沼はあったけど池はなかったはずだけど??笑。街並みまで思い出せる知ってる場所が出てきて面白かったけど、時代考証~。 とても読みやすくてすいすいと1日で読んでしまった。すごい人がいたんだなぁ…こういう人がいたから日本の産業が発展したんだなって感心するけど、ひるがえってじゃあ今の日本でこんなことできるんだろうか…と思わず考えてしまった。
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この1カ月ほとんど本を読めていないことの言い訳を先日しました。でも5冊は計上したいよねと薄い本を求めて書店に寄ったら、劇場に行く度に予告編を目にする映画の原作ノンフィクションが平積みされている。お手頃な厚さにも惹かれて購入しました。 心臓疾患を抱えて生まれてきた娘のために筒井さ...
この1カ月ほとんど本を読めていないことの言い訳を先日しました。でも5冊は計上したいよねと薄い本を求めて書店に寄ったら、劇場に行く度に予告編を目にする映画の原作ノンフィクションが平積みされている。お手頃な厚さにも惹かれて購入しました。 心臓疾患を抱えて生まれてきた娘のために筒井さんがチャレンジしたことは、正直なところ、専門的すぎてさっぱりわかりません。だからこそ、文系学部出身の彼が人工心臓をつくるために学んだという事実に驚く。外科医を質問攻めにしてついには医療機器を開発するまでに至る。救った命があるのですね。 映画の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/30e0f7166e169195956a04731806b5d0
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【娘の命を救うために不可能に挑んだ家族の物語。24年6月、映画公開!】生まれながらに疾患があった娘の心臓に残された時間はたった10年。これを運命だと諦めるか、抗うか。感動のノンフィクション。
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