夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす の商品レビュー
なかなか面白くでかなり厚いのに一日一章読んでいるうちにあっという間に読み終えてしまった。 夢を叶えるためにあるという言葉を噛み締めたい。
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私が、私だと思っているのは適正な認知なんだろうか?と、様々な例をあげて考えさせられた。 人間の脳はすごい。 個人的に衝撃を受けたのは、脳がくっついている双子。 なんとなく、相手の考えていることは意識に入ってくる、でも、2人で1人かというと、それは違う、、、 人間の脳はすごい。 ...
私が、私だと思っているのは適正な認知なんだろうか?と、様々な例をあげて考えさせられた。 人間の脳はすごい。 個人的に衝撃を受けたのは、脳がくっついている双子。 なんとなく、相手の考えていることは意識に入ってくる、でも、2人で1人かというと、それは違う、、、 人間の脳はすごい。 この講義にちゃんとついていって、的確に質問したり感想を述べることができる高校生もすごい!
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高校生に語る脳の授業という話だ。 ただ、脳の話ばかりじゃなかったよなぁ。 脳の機能、心とのちがいは?とか、AIによって脳は拡張されるのかという話とか、さらには進化の話とか。 科学の話なんだけど、哲学的というか、思想的な印象をもった。 いろいろ考えを広げてくれた、と...
高校生に語る脳の授業という話だ。 ただ、脳の話ばかりじゃなかったよなぁ。 脳の機能、心とのちがいは?とか、AIによって脳は拡張されるのかという話とか、さらには進化の話とか。 科学の話なんだけど、哲学的というか、思想的な印象をもった。 いろいろ考えを広げてくれた、ということだ。 正直、咀嚼しきれていない部分もある。 エントロピーの話から、え?と思うくだりがあった。 エントロピーというのは、放っておくと世界は雑然としていくというか、混沌に向かっていくという話だったと思う。 つまり自然、地球は混沌に向かいたがっている。 自然なままでは美しく調和がとれている地球。 そこに混沌をもたらすのが人間の存在だ、と。 人間は自然破壊もしてしまうけど、それが問題となるのはむしろ人間の側であって、地球は混とんに向かいたがっているのではないか、と。それを老化とも言っていた。 地球を老化させる存在として、人間はある、と。 だから、私たちは愚かな部分も含めて自分の存在を肯定できる、と。 読んでいるときは、ふんふんと読み進めていたが、あとからふと、俺なにか読み落としてないかと思えてきた。 俺の理解が、どこかでずれたんじゃないか。 地球の老化をすすめるために、というのは必ずしもわからないわけではない。でも、とりようによって、環境汚染を肯定しているように思えるところも、首をかしげる。 環境破壊も地球が望んでいることだから、と肯定するのは、ニヒリスティックじゃないか。 高校生相手に、目をキラキラさせている話題じゃないだろう。 ここは、俺が誤読しているのだと思う。 誤読もまた、読書だ。 いずれ、読み返して理解を深めたいところ。 読み返したとき、あぁ俺はそこを読み落としていたのか、と、著者がいうのはほんとはこういうことだったんだね、と赤面することになるだろう。 それまで、一応、自分の理解として書き留めておく。これもまた、読書の愉しみということで。
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発売日(2024年3月)に購入し、しばらく本棚のインテリアとして背表紙を眺めていました。 脳科学の分厚い本ですが、読み始めると池谷氏のわかりやすい説明と、斬新な考え方に引きこまれページを捲る手が止まらなくなります。 「夢を叶えるために脳はある」という題名は平凡に感じましたが、読...
発売日(2024年3月)に購入し、しばらく本棚のインテリアとして背表紙を眺めていました。 脳科学の分厚い本ですが、読み始めると池谷氏のわかりやすい説明と、斬新な考え方に引きこまれページを捲る手が止まらなくなります。 「夢を叶えるために脳はある」という題名は平凡に感じましたが、読み終わると「そういう意味だったの?!」と印象が変わります。 ヒトの脳は思い込みで判断したり、過去の経験に基づいた推測が得意なんです。 みさなん おはよういござます よしろく おねがしいます こんな間違いだらけの文章だって、(無意識で)きっちり補正してしまいます。 AIだったら、この文章はどのように理解されるのだろうかと思います。 斬新な考え方では、次の発言が印象に残りました。 動物はなぜ眠るのか?と言う問いは設定が間違っている。 動物は「起きる」ように進化した。 視点を変えると、アプローチの方法に幅ができますね。 ヒトの脳は非常に発達しているが、物理的な限界があり実は大したことはない。 騙し合いのゲームであるポーカーで、人工知能がヒトに勝った。 人工知能は人の心を理解しているのか? では、ヒト同士はよく理解し合っているか? 本質は、ヒトは思考範囲に限界があるので結果的に判断を間違える。 人工知能はあくまでも最適解を選択するだけで、心理戦などしていない。 ポーカーが楽しめるのは、ヒトの能力が低いからだとも言える。 ヒトの脳が大したことがないのは、ルールが明確な将棋や囲碁ですら人工知能の指す手がわからないことからも明らかである。 人工知能に対する理解を深めることは、ヒトの脳に対する理解を深めることに繋がる。 「わかった!」「なるほど!」は本人の自己陶酔にすぎない。 完了した感じが伴い、知識欲を減退させ、思考停止を招く。 ヒトは自分の理解の及ぶ範囲の中で「わかった!」を繰り返しながら知識や知恵を蓄積していく。 自分に都合よく世界を解釈する機能がヒトにとっての「心」であり、考えるというプロセスそのものだ。 人工知能がヒトには理解できない理論をみつけても、ヒトは信じる/信じないを決めるしかない。 ヒトの脳に理解できない論理は、「非科学的」説明に過ぎない。 例えば、1000年前の人にとって相対性理論は非科学的な説明。 科学はヒトの脳で理解するためのものだ。 池谷裕二さんは「生きているのはなぜだろう」という絵本を出している。 その絵本での答えが本書でも丁寧に説明されていた。 秩序のかたまりである生物は、エントロピー増大の法則に反する存在だ。 しかし、地球上に生命が生まれたのは、地球をより早くぶっ壊すためでエントロピー増大の法則に反していない。 個々の生物に注目するのではなく、全体から見ると秩序を壊す働きをしている。 ヒトは脳まで発達させて、効率よく地球を破壊することに勤しんでいる。 森林を伐採し、石油を採掘し、大気を汚染し、山を切り崩し、地下を掘り起こし、地球破壊に抜群の影響をもたらしている。 誰もが生きているだけで、宇宙の老化を早めるのに役立っている。 睡眠と覚醒 夢と現実 記憶と意識 などなど、いろんな話題が満載で、「脳」に関係した新しい発見や考え方に多く出会える本です。 人工知能の仕組みについての理解を深めるのにも役立ちました。
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面白かった。633ページで満腹でした。脳について、そして認知について学ぶことができて楽しかったです。神経細胞の発するパルスだけで脳はこの外界を想像して組み立てる。それがどれほど不思議でかつ驚異なことか。こうやってレビューを書いていることも現実なのか?分からなくなりますね(汗)
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『夢を叶えるために脳はある』 の「結論」を知ろうとして、手っ取り早く最後の章を先に読んだとしても、たどり着けない。 1日目2日目の講義内容を知ることで、自分の中の常識が揺らぎ、世界や自分を見る視点が変わり、「こういうことかも」と新しい常識を作り上げても、すぐにそのニュー常識も揺...
『夢を叶えるために脳はある』 の「結論」を知ろうとして、手っ取り早く最後の章を先に読んだとしても、たどり着けない。 1日目2日目の講義内容を知ることで、自分の中の常識が揺らぎ、世界や自分を見る視点が変わり、「こういうことかも」と新しい常識を作り上げても、すぐにそのニュー常識も揺らがされる、そんな体験。でも、それが心地よい。 このような体験を繰り返しながら3日目講義に触れることで、1つ1つの言葉にある色や重みを少しは感じ取ることができた、気がする。(フライングで、読んでしまった時と比べて) で、自分は、世界をどうとらえて、どう生きよう?
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脳についてのミクロな仕組みについてから生きていくとについての哲学的な思索まで幅広く取り扱い、高校生との議題の中で身近な話題から脳の機能が解明されていきつつ、また新しい仮説が建てられていく様子は圧巻で読み終えた頃には楽しく生きねばと、思い起こさせてくれる。脳とわたしと社会が結びつい...
脳についてのミクロな仕組みについてから生きていくとについての哲学的な思索まで幅広く取り扱い、高校生との議題の中で身近な話題から脳の機能が解明されていきつつ、また新しい仮説が建てられていく様子は圧巻で読み終えた頃には楽しく生きねばと、思い起こさせてくれる。脳とわたしと社会が結びついてくるような一冊
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これは面白い! 600頁超のボリュームでまだ途中。 さて、もう一回予約入れるか、それとも買うか。。。
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脳研究を行う上で,脳というものに対する姿勢を整えるところから始まり,どうしてその姿勢に辿り着いたかの履歴が全て語られ,最後に脳研究の現在と未来が詳らかにされる.一般論としての研究者の姿勢なので共感を感じつつ,研究哲学を支える教養の幅広さに納得する.さらに語られる脳という存在から,...
脳研究を行う上で,脳というものに対する姿勢を整えるところから始まり,どうしてその姿勢に辿り着いたかの履歴が全て語られ,最後に脳研究の現在と未来が詳らかにされる.一般論としての研究者の姿勢なので共感を感じつつ,研究哲学を支える教養の幅広さに納得する.さらに語られる脳という存在から,生命そしてヒトのレゾンデートルが論理的に導かれる件は純粋な好奇心をくすぐられ,確かな面白さを感じる.
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【目次】 はじめに 一日目:脳は夢と現実を行き来する 夢と現実 心と脳 脳の潜在力 つながる脳 記憶の呪縛 感じる時間 曖昧な記憶 生きている実感 物語と夢 二日目:人工知能がヒトの本質をあぶり出す 曖昧な境界 理解の概念 人工知能二元論 人工知能とヒトの能力 科学と脳の...
【目次】 はじめに 一日目:脳は夢と現実を行き来する 夢と現実 心と脳 脳の潜在力 つながる脳 記憶の呪縛 感じる時間 曖昧な記憶 生きている実感 物語と夢 二日目:人工知能がヒトの本質をあぶり出す 曖昧な境界 理解の概念 人工知能二元論 人工知能とヒトの能力 科学と脳の限界 ヒトらしさの誤解 能力の多様性 三日目:脳はなんのためにあるのだろう 脳を刺激する美 乱れる秩序 自由は錯覚 感知できない世界 知能の仕組み 脳の存在理由 脳の無限ループ 私という現象 仮想と現実 生命の原理 真実の相対性 補講:人工知能の仕組みを解説しよう
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