冬期限定ボンボンショコラ事件 の商品レビュー
小鳩くんが過去を振り返る形式。 小山内さんとの互恵関係が始まった事件をやっと読める嬉しさがありました。 病室の描写もほとんどなくベッドの上で動けないシチュエーションで、こんなにおもしろいのはすごい…!
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病室でのラストシーンで「春期限定〜」からのいろいろな出来事が蘇ってきて、読み終わってしまった寂しさとじんわりした温かさに包まれながら読了。 小佐内さんと麻生野さんの間に過去なにがあったのか明らかにされていないし、小鳩くん入院中に暗躍していた小佐内さんや堂島くん視点の話も読みたい。京都の甘いもの巡りもしてほしい。続編を期待しています。
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番外編も含め5作続いた小市民シリーズの(おそらく)完結編。エピソード0も盛り込まれており、一作目を読んだ時から気になっていた小市民になると決めた主人公二人の過去を知れたのが良かった。 現在進行形の物語では二人で協調する場面が少なくそこは少し残念ではあったが、一方では全体に漂う物...
番外編も含め5作続いた小市民シリーズの(おそらく)完結編。エピソード0も盛り込まれており、一作目を読んだ時から気になっていた小市民になると決めた主人公二人の過去を知れたのが良かった。 現在進行形の物語では二人で協調する場面が少なくそこは少し残念ではあったが、一方では全体に漂う物悲しさ(冬らしさも感じる)が好みでもあった。果たして二人にはどんな未来が待っているのか。 またいつか、二人の新たな物語を読める日が来ますように。今は現在放送中のアニメを堪能させていただきます。
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小市民シリーズの最終話にして小鳩君と小佐内さんの互恵関係の始まりの物語でもある。 小鳩くんが車にはねられるというショッキングな出来事から始まる。 その轢き逃げ犯を探そうにも、怪我のため病院から一歩も外に出ることができないため、なすすべがない。ということで、今回は小鳩君のアームチェ...
小市民シリーズの最終話にして小鳩君と小佐内さんの互恵関係の始まりの物語でもある。 小鳩くんが車にはねられるというショッキングな出来事から始まる。 その轢き逃げ犯を探そうにも、怪我のため病院から一歩も外に出ることができないため、なすすべがない。ということで、今回は小鳩君のアームチェア探偵が確定。でも、その一方で小佐内さんも大活躍していた!? 思うように身動きが取れないベッドの上で、奇しくも中学時代に起こった同じ轢き逃げ事件へと小鳩君の思いは飛ぶ。現在と過去の轢き逃げ事件は一見関係がなさそうだが奇妙なところで繋がり始める。 中学時代の出来事が原因で高校に入るにあたり小市民を目指そうとした二人。希望どおり小市民になれたかどうかわからないが、少しは前向きに進もうと思えたのだろうか。 そして、二人の京都編が語られることを切に希望する。
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遂にシリーズ完結……! 「春期限定」を読み始めたのが半年くらい前だったので、すごくあっという間だった。 小鳩くんと小山内さんの掛け合いが好きなので、各章の最後に見つかる封筒だけが2人のやり取り(しかもほぼ一方通行。でもそうじゃなかったらしいね。)だけだったのはかなりもどかしかった! しかし最第11章手前で2人が出会えて、そこから推理が一気に解かれていくのは爽快感とはまた違った感情になった。この感覚は多分前にも経験していて、たぶんゲーム「レイトン教授と最後の時間旅行」「レイトン教授と悪魔の箱」の最後のナゾに進むあの一連の流れが近い気がする。この章を読み始めたら最後までセーブは出来ません、いいですか?って。だからこそ、一文一文読むのに時間をかけた。そして終章! 解説にもあったけど、すごく美しかった。私にはできないな、と。あんなふうにふたり過ごした日々を微睡みながら語れない。いいなあ、しあわせだなあ。きっと京都で再会してほしいなあ。
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大好きなシリーズがとうとう完結してしまいました! 冬季限定で完結かなぁ? また短編出さないかなぁとか思っちゃいます。 米澤穂信さんの作品で初めて読んだのがこのシリーズで、なんとなくタイトルに惹かれて手に取ったのが懐かしいです。 1作目の「春季限定いちごタルト事件」は連作短編...
大好きなシリーズがとうとう完結してしまいました! 冬季限定で完結かなぁ? また短編出さないかなぁとか思っちゃいます。 米澤穂信さんの作品で初めて読んだのがこのシリーズで、なんとなくタイトルに惹かれて手に取ったのが懐かしいです。 1作目の「春季限定いちごタルト事件」は連作短編で読みやすいので、まだ未読の方は是非!
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完結編ということだが、このシリーズ初読み。 著者の描く学生は好きだ。 漫画やアニメなどにもなっているが、むしろ小説の中だけでそれぞれが描くイメージで存在して欲しい。 3年前の事件とのリンク、いくつかの違和感を感じつつもさらに謎が深まり・・・ 完結編ということだが、大学編があ...
完結編ということだが、このシリーズ初読み。 著者の描く学生は好きだ。 漫画やアニメなどにもなっているが、むしろ小説の中だけでそれぞれが描くイメージで存在して欲しい。 3年前の事件とのリンク、いくつかの違和感を感じつつもさらに謎が深まり・・・ 完結編ということだが、大学編がありそうな予感の終わり方。 次善とはこんなときに使うのもありなのか。 若い時に使ってみたかった(笑)
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小鳩君が轢き逃げにあったところから始まり、小鳩君と小佐内さんの出会いと二人が始めて捜査した事件、それと類似するような今回の事件というこれまで読んできた『小市民』シリーズの集大成ともいうべき内容で面白かった。でも「これで終わりかぁ。まだ二人の物語を読みたい。」という一抹の寂しさも...
小鳩君が轢き逃げにあったところから始まり、小鳩君と小佐内さんの出会いと二人が始めて捜査した事件、それと類似するような今回の事件というこれまで読んできた『小市民』シリーズの集大成ともいうべき内容で面白かった。でも「これで終わりかぁ。まだ二人の物語を読みたい。」という一抹の寂しさもあった。
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なかなか重い話でしたが、小市民シリーズの最後を飾るのにぴったり。最高の最終巻でした。 時を戻して春からまだ読みたいぐらい。 アニメがめちゃ楽しみです。
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前作から15年は長すぎた。 はっきり言って、米澤穂信の本の中で 一番好きなシリーズだ。 今回もすごく面白かった。本当に今作で 終わりなのだろうか?すごく残念だ。
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