冬期限定ボンボンショコラ事件 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最終巻にして【日常の謎】から飛び出してひき逃げ犯と対峙するとは。 小佐内さんの「わたしの次善」発言はとても良かったし、願わくば大学生編も読みたい。 京都のスイーツ迷路が気になるよ!
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小市民を志す小鳩君と小佐内さんの物語。シリーズ4作目、小嶋くんに最大の事件が起きる。 小学生の頃に読み始めた小市民シリーズ。彼らの季節が一巡するまでに、私は社会人になってしまった。当時は二人のことを頭の切れるお兄さんお姉さんだと思って読んでいたのが、今は彼らの未熟さが分かってしま...
小市民を志す小鳩君と小佐内さんの物語。シリーズ4作目、小嶋くんに最大の事件が起きる。 小学生の頃に読み始めた小市民シリーズ。彼らの季節が一巡するまでに、私は社会人になってしまった。当時は二人のことを頭の切れるお兄さんお姉さんだと思って読んでいたのが、今は彼らの未熟さが分かってしまって、少しだけ切ない。トリックも、途中で見破ってしまった。それでも、一気読みしてしまう面白さは、当時のままだった。
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一時代の振り返りだし、黒歴史の総括でもあるし、でもきっとこれもまた懐かしく思い出す穏やかな未来が皆に訪れますように
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いきなり小鳩くんが轢き逃げ事故に巻き込まれるところから始まる今回の物語。 まずはなんで小鳩くんが…そんな事故に遭わなければいけないのか。 3年前の轢き逃げ事故と似ていることから、小鳩くんと小山内さんとの過去に遡る。 何人か登場人物が出てくるのだが、誰が小鳩くんを轢き逃げしたのか...
いきなり小鳩くんが轢き逃げ事故に巻き込まれるところから始まる今回の物語。 まずはなんで小鳩くんが…そんな事故に遭わなければいけないのか。 3年前の轢き逃げ事故と似ていることから、小鳩くんと小山内さんとの過去に遡る。 何人か登場人物が出てくるのだが、誰が小鳩くんを轢き逃げしたのか…。 過去を辿っていく部分と、現在、事故に巻き込まれた小鳩くんの入院生活の中で見出された複数の伏線。 それが合致した時に殺されてしまう危機に直面するとは、読んでる側も緊張が走って一気に読んでしまいました。 推理するにもすべて外れていたので、もう一度読み直したいぐらい(笑) 推理小説をさまざま読んでいますが、複雑にならず世界観も想像しやすい。 小市民シリーズは本当に読みやすく楽しく推理ができました。 終わってしまうのがもったいない。続けてほしい…。
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題名が冬期限定なのはいかがなものかと。当然ながら春期もあるはずと思いながら読み進めたところシリーズものだったとは。しかも完結編(笑) 3年前の事件とリンクしながら、小佐内さんとのやり取りが何とも小気味良く、緩急も素晴らしかった。あちこちに分かりやすい伏線を張りつつも程よく裏切られ...
題名が冬期限定なのはいかがなものかと。当然ながら春期もあるはずと思いながら読み進めたところシリーズものだったとは。しかも完結編(笑) 3年前の事件とリンクしながら、小佐内さんとのやり取りが何とも小気味良く、緩急も素晴らしかった。あちこちに分かりやすい伏線を張りつつも程よく裏切られる快感は最高だった。ラストのこれまでの総集編的な畳み掛けはこのシリーズを追いかけていた人にとっては感動ものだっただろうなぁ。もどかしい‼️ ボンボンショコラ、すごい存在感。ふたりの距離感もクセになる面白さだった。
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轢逃げの被害者となる小鳩くん。状況は3年前と酷似していた。あの時は推理できなかったが今回は犯人に辿り着けるか。 過去の出会いから描かれていて最終巻らしくまとめられていた。過去と現在のリンクが主題のため、ミステリ部分は薄い。車がどこに消えたのかが主題だが、正確に解かれたかというと疑...
轢逃げの被害者となる小鳩くん。状況は3年前と酷似していた。あの時は推理できなかったが今回は犯人に辿り着けるか。 過去の出会いから描かれていて最終巻らしくまとめられていた。過去と現在のリンクが主題のため、ミステリ部分は薄い。車がどこに消えたのかが主題だが、正確に解かれたかというと疑問。 まぁ青春小説としては面白かった。
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小市民シリーズ最終巻、読むのが勿体なくて、でも読みたくて、ついに読んだ。 過去の事件が気になっていたので、知れて良かった。2人の関係がどう変わってきたかの復習と、今からどうなっていくのかを暗示させるラスト、余韻が残って、しっとりとした気持ちになった。 友人関係や恋愛関係とは違う、...
小市民シリーズ最終巻、読むのが勿体なくて、でも読みたくて、ついに読んだ。 過去の事件が気になっていたので、知れて良かった。2人の関係がどう変わってきたかの復習と、今からどうなっていくのかを暗示させるラスト、余韻が残って、しっとりとした気持ちになった。 友人関係や恋愛関係とは違う、2人だけの関係は素敵だけれど、青春独特の儚さがあり、この作品の特徴になっていると思う。 読んで良かった。
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冒頭から衝撃的。 ある冬の日、小鳩は轢き逃げに遭い入院生活を余儀なくされる。 小鳩は病室で三年前の事件を回想し、小左内は轢き逃げ犯を捜す。 この巻でやっと二人が小市民を目指すきっかけについて知る事ができる。 小市民を目指す現在とは違い、狐だった頃の彼の言動は確かに恥ずべきものかも...
冒頭から衝撃的。 ある冬の日、小鳩は轢き逃げに遭い入院生活を余儀なくされる。 小鳩は病室で三年前の事件を回想し、小左内は轢き逃げ犯を捜す。 この巻でやっと二人が小市民を目指すきっかけについて知る事ができる。 小市民を目指す現在とは違い、狐だった頃の彼の言動は確かに恥ずべきものかもしれない。 自身の愚かさを認めるには相応の勇気がいる。 と、私は思っているので、読むほどに居た堪れないし胸が痛くなる一方だった。 やってしまったことは取り消せないもんね。 もう物語終盤ではかなり泣きました。 最初から最後までビターな四部作の最終作。 時と共に人は成長し変化するけれど、二人の関係はこの先も続くと信じてる。 あと、個人的に《わたしの次善》って彼女なりの愛情表現だと思った。
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「巴里マカロンの謎」が出た時にその存在を知って、私が<小市民>シリーズを追いかけだしたのが2020年。 そこから4年経って、これでもけっこう間が開いた感じがするが、初版で読んでいる人には秋から冬の間が15年って、これは相当に待たされたわけね。 “四部作掉尾を飾る冬の巻”は、常悟...
「巴里マカロンの謎」が出た時にその存在を知って、私が<小市民>シリーズを追いかけだしたのが2020年。 そこから4年経って、これでもけっこう間が開いた感じがするが、初版で読んでいる人には秋から冬の間が15年って、これは相当に待たされたわけね。 “四部作掉尾を飾る冬の巻”は、常悟朗が轢き逃げに遭って病院に送り込まれたところからスタート。病院のベッドで考えるのは、自分が轢かれた事件のことではなく、過去に同じ場所で起きた轢き逃げ事件の、その犯人捜しをした経緯。 常悟朗と小山内さんが知り合った顛末が描かれ、その頃から二人はそれぞれにらしかったというところも分かって、興味深く読める一方、<小市民>たることを目指す前の二人の、常悟朗は虚栄のため、小山内さんは復讐のために犯人捜しをする姿はなんとなくいじましく、やや微妙な感じも。 それでも、過去と今回の、それぞれの事件の顛末が明かされ繋がっていく終盤は流石の展開。ペーソスを漂わせたラストがいいね。 ベリーショートの髪型、とても好みなので、看護師さん、とても気になってた。
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配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10279388
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