密室法典 の商品レビュー
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霞山大学の法学部から、同大学のロースクールへと無事に進学した古城行成。 古城が運営する「無料法律相談所」(通称「無法律」)は、自称助手の経済学部四年、戸賀夏倫と、法学部四年、矢野綾芽を交わえ、持ち込まれた法律が関わる事件を解決する自主ゼミである。 密室状況にある模擬法廷の証言台の前で、恐竜の着ぐるみが倒れていた監禁事件、2通の遺言書を作成した医者の不審死とダイイングメッセージの謎、官庁訪問の会場で相談された雪山での遭難事件などの経験を通じて、古城たちは少しずつ、法の真理と人間への洞察を深めていく。 (アマゾンより引用)
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謎解きに法律が複雑に絡み合っていた前作とは違って、ある程度犯人は読めるけど動機はなんだろう?→法律と結びつけた結論に至るという流れが驚きが少なかった インパクトが薄いものの、NIPT検査やコンカフェのバースデーといった現代の文化を反映しているのは相変わらず読みやすかったし勉強に...
謎解きに法律が複雑に絡み合っていた前作とは違って、ある程度犯人は読めるけど動機はなんだろう?→法律と結びつけた結論に至るという流れが驚きが少なかった インパクトが薄いものの、NIPT検査やコンカフェのバースデーといった現代の文化を反映しているのは相変わらず読みやすかったし勉強になった
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前作を読んだのがだいぶ前だったので、それぞれのキャラの背景をあんまり覚えてなかったのが自分としては残念… 短編で読みやすかった。「閉鎖官庁」の話がいちばん面白かった。 やっぱり戸賀がいいキャラなので、続編も期待したい!!
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前作をほぼ覚えていないが、なんとなく戸賀が抜群の推理力を持っていて、古城は法律には詳しいものの推理力はいまいちだったことは覚えている。 今回もこのコンビが活躍。最後、おお?古城、いつの間にか成長して…と思っていたら、戸賀が推理していたことが分かってほっとした。やはり、古城にはインテリだけどお門違いの推理をするポジションでいてもらった方が私は好きだ。笑 さて、どの事件も面白かったのだけど、死体遺棄事件と2枚の遺言状事件が特に印象深い。 死体遺棄事件は、法律(相続と失踪の関係)を知っていなければ辿り着けない答えだし、遺言状は謎のダイイングメッセージを読み解く力が求められる。後者は事件の裏にある思いを知り、少し悲しくなった。せめて亡くなってしまった人の思いを生きている人がしっかり受け継いでいかなくては。 古城と戸賀は勿論、古城の母だったり就活を頑張っている矢野だったりと好きなキャラクターが多い。シリーズがまた出たら是非、読みたい。
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前作「六法推理」に続く、シリーズ2作目。 今回も面白かった。 「今際言伝」相続問題の話が一番面白かった。 次回も楽しみ。
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前作と比べてかなり読みやすくなった印象。視点が主人公の古城君だけでなくなったのが大きな要因だと思う。法律知識が少ない登場人物があれこれと考えるのも自分と同じ視点で物語を追えて楽しかった。続編が確実にある終わり方だったので、また続刊が出た際には買って読みたいな、と思うほどには楽しめ...
前作と比べてかなり読みやすくなった印象。視点が主人公の古城君だけでなくなったのが大きな要因だと思う。法律知識が少ない登場人物があれこれと考えるのも自分と同じ視点で物語を追えて楽しかった。続編が確実にある終わり方だったので、また続刊が出た際には買って読みたいな、と思うほどには楽しめた作品だったかな。ただ、ページ数が前作から少し減って全体的にコンパクトになっていたにも関わらず、この定価は高いなと率直に思った。
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シリーズ第2弾。 まだシリーズ続くよね、と思うエピローグで終わりです。 ロースクールに通う法曹一家の古城と無法律ゼミメンバーによるミステリー 出てくる法律がわかりやすく書いてあって、疑問を抱く事なく楽しく読めました。
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【収録作品】プロローグ/密室法典/今際言伝/閉鎖官庁/毒入生誕祭/エピローグ 無法律シリーズ第2作。 古城の父母が登場。しごく真っ当な人たちで、古城の葛藤がモラトリアム大学生の贅沢な悩みにみえる。 密室で倒れていた着ぐるみの事件、矛盾する2通の遺言書とダイイングメッセージのようなメモ、雪山での遭難事件、そしてコンセプトカフェで起きた中毒事件。 エピローグからすると、このシリーズはまだ続くらしい。それとも別シリーズにわかれるのかな?
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※ 『六法推理』から繋がる無料法律事務所(ゼミ) シリーズ第二弾。 密室法典 今際言伝 閉鎖官庁 毒入生誕祭 エピローグ ロースクール生で[無法律]の代表を務める 古城行成の豊富な法知識と戸賀夏倫の突拍子が ないけれど鋭い閃き、冷静な頭脳派の矢野綾芽 の三人が、依頼者から寄...
※ 『六法推理』から繋がる無料法律事務所(ゼミ) シリーズ第二弾。 密室法典 今際言伝 閉鎖官庁 毒入生誕祭 エピローグ ロースクール生で[無法律]の代表を務める 古城行成の豊富な法知識と戸賀夏倫の突拍子が ないけれど鋭い閃き、冷静な頭脳派の矢野綾芽 の三人が、依頼者から寄せられる相談の解決に 法知識を絡めて推理を組み立てながら真相を 解き明かす学生法律ミステリー。 各話で登場人物三人が抱える問題が 小出しになった物語になっていて、 この本だけでも楽しめそうです。 エピローグでは、話が続きそうなニュアンスが ちらりと見え次作に期待が膨らみます。
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ロースクール無料法律相談所の解決ミステリー。 「密室法典」密室模擬法廷で監禁事件。 医療訴訟で勝てない現実は厳しい。 相続欠格事由/失踪宣告と相続 法律は難しいが知らないと損。
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