絶対零度のテロル の商品レビュー
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の最初に登場した患者は怪しいと思っていたが、まさかその父親までテロに関係しているとは思わなかった。自分の予想を裏切る展開が続き、ページをめくる手が止まりませんでした。後半の病院内で時限爆弾が見つかるシーンでは、とてもハラハラしました。事件解明の糸口がなかなか見つからず、焦ったりストレスを感じてお菓子をたくさん食べたりしている鷹央先生は珍しいのではと思いました。
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プロローグ/熱帯夜のアイスマン/氷点下の咆哮/ 破滅へのカウントダウン/エピローグ なじみになったトリオ。今回はいつもより真剣度が高い気がした。 ラストはちょっぴり可笑しかったけど
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さすがだなあ。一気に読めました。 真夏の熱帯夜に救急部に搬送されてきた心停止の患者の死因は凍死。 鷹央先生の類稀なる知識と医者としての熱い思いに感嘆です。 医学的な要素を含めつつ、新たに桜井刑事の知り合いも登場。 さまざまな伏線を一気に回収するスピード感は読み応えあります。真夏...
さすがだなあ。一気に読めました。 真夏の熱帯夜に救急部に搬送されてきた心停止の患者の死因は凍死。 鷹央先生の類稀なる知識と医者としての熱い思いに感嘆です。 医学的な要素を含めつつ、新たに桜井刑事の知り合いも登場。 さまざまな伏線を一気に回収するスピード感は読み応えあります。真夏でも凍死する方法が冷凍庫以外にあるということが真新しかったです。 次回も楽しみです。
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熱帯夜に起きた凍死事件。蠢くテロリストの影。 今回は凍死事件の真相を追いつつ、テロリストが隠した爆弾を探しに総合診断部が奔走する。 細かいところまで伏線が散らばっており、ちょっとした描写も見落とせない手腕は流石。 そして、ついに公安まで手玉に取る鷹央。やりおる…! 作品全体を通して痛烈に感じたのはコロナ禍であったコロナワクチンに対する似非科学、集団接種を妨害した某カルト集団に対して知念先生の怒り。 医師として作家として怒りを作品へと昇華させる凄さを感じた。 そして、医師としての決意も。 「もし致死性ウイルスのパンデミックが起きたら、私たちはN95マスクと防護服を身に纏って、有機物でできた殺人マシーンとの戦争に立つ。それが私たちの職業、医者という仕事なんだ」 鷹央のこのセリフが全てだろう。 次回作も期待。
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真夏の炎天下にやってきた意識不明の患者。その病状は凍死だという。その謎を追う鷹央と小鳥遊と鴻ノ池のトリオ。 三人がすっかり、レギュラー化してるなと実感。 鴻ノ池と小鳥遊先生の掛け合いが面白い、この二人くっついても面白いのにと思ってしまう。 雪女の様な怪物説から始まって、まさかの...
真夏の炎天下にやってきた意識不明の患者。その病状は凍死だという。その謎を追う鷹央と小鳥遊と鴻ノ池のトリオ。 三人がすっかり、レギュラー化してるなと実感。 鴻ノ池と小鳥遊先生の掛け合いが面白い、この二人くっついても面白いのにと思ってしまう。 雪女の様な怪物説から始まって、まさかのテロへと結びついていく。 公安の服部も次回から登場するのでしょうか。 自分の命よりもテロの組織が大切という考え方は、なんだか怖い。それでも、なんだかんだで、お互いを信頼する小鳥遊と鷹央のコンビは無敵だと思う。新作の度に、進展していく2人の関係もこの先、楽しみです。
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中学生向きかとおもっていたけど、なかなか作り込まれていて良かった ただ王道ミステリのように、この謎が解けるか!と問いかけてくる形では無い 物語を読み進めていくうちに、主人公達と同じ目線で謎が解けていく ただ登場人物がなかなかきな臭いというか、どこかで見たことあるというか、ラノベ...
中学生向きかとおもっていたけど、なかなか作り込まれていて良かった ただ王道ミステリのように、この謎が解けるか!と問いかけてくる形では無い 物語を読み進めていくうちに、主人公達と同じ目線で謎が解けていく ただ登場人物がなかなかきな臭いというか、どこかで見たことあるというか、ラノベ感満載のキャラたちだった 暴力系ヒロイン2人とやれやれ系主人公 特に主人公が何かのチャンピオンのボクサーを軽々と倒すシーンは必要だったのかな? あとは犯行動機もあんまりピンとこなかった、、、
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真夏の夜、心肺停止の状態で救急に運ばれた男性。彼の死因は凍死であった。その謎を調べる統括診断部の3人、その事件の裏には大規模テロ組織の陰謀が隠されていた。 はっきりした登場人物が少ないので黒幕は想像つきやすいが2件の凍死事件の背景が異なっていたり、最後はスリリングな鷹央と黒幕の心理戦が見られるなど、これまでのシリーズとは若干異なる展開であった。 統括診断部の3人は皆魅力的且つ個性的なのでアニメ化された時にどんな感じになるのか楽しみである。
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熱帯夜に体温が冷たい遺体が運ばれてくるところから始まる。なぜ熱帯夜に凍死したのか、その病名は? この病気を意図して引き起こしているのだとすると・・・、恐ろしい妄想をしてしまう。 そんな妄想をさせられるのは、題名にテロルとお医者さんらしくドイツ語で書かれているからだ。 鷹央、小鳥...
熱帯夜に体温が冷たい遺体が運ばれてくるところから始まる。なぜ熱帯夜に凍死したのか、その病名は? この病気を意図して引き起こしているのだとすると・・・、恐ろしい妄想をしてしまう。 そんな妄想をさせられるのは、題名にテロルとお医者さんらしくドイツ語で書かれているからだ。 鷹央、小鳥遊、鴻ノ池の3人が漫談を交えながら、真相を解明するスタイルはエンタメとして楽しめる。 医療や化学の知識は無くても楽しめるように工夫されているのも良い。 鷹央の言葉でしばしば出てくる表現「常識なんてものは生まれもった環境で押し付けられた偏見にすぎない。自らの視野を狭める鎖だ。」、この考え方は推理する時だけで無く、人生の中で幾度も経験する事象を解決したり、事業を生み出す際に役に立つ。 まずは方法が解明されるが、動機は後からで、少し無理があるように感じた。驚愕のテロルが計画されていた。 これまで同様に症例としては興味深く、知らない症例は楽しめる。しかし、ストーリー性や登場人物に変化がないことなど、パターン化しているのは残念な点だった。
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面白くて一気に読んでしまったけど、現実的にあり得るのかなぁ? いくら証拠隠滅とはいえ…ねぇ? 命を賭すことはあるだろうけど、方法がね…怖っ!!
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『絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ』 著者: 知念実希人 九月の熱帯夜、小鳥遊優と鴻ノ池舞が当直を務める救急外来に、身元不明の男性が搬送されてきます。その男性の死因は「凍死」。この摩訶不思議な状況に医師たちは司法解剖の必要性を説きますが、刑事の反応は冷ややか。捜査機関の協...
『絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ』 著者: 知念実希人 九月の熱帯夜、小鳥遊優と鴻ノ池舞が当直を務める救急外来に、身元不明の男性が搬送されてきます。その男性の死因は「凍死」。この摩訶不思議な状況に医師たちは司法解剖の必要性を説きますが、刑事の反応は冷ややか。捜査機関の協力が得られない中、天久鷹央は独力で遺体の正体に迫ります。そして、その真相は日本全土を揺るがす大事件の序章に過ぎなかったのです。 今回の犯人はシリーズ最大規模の凶悪犯罪をもくろむ相手でしたが、鷹央、コトリ、鴻ノ池の三人が力を合わせて見事に事件を解決しました。毎巻完結型で、人気キャラクターが物語を引っ張るこのシリーズは、まるで『名探偵コナン』のように長く続いていくのではないかと期待が膨らみます。 しかし、3人の関係性やストーリーに少し変化があってもいいのでは、とも感じました。例えば、新キャラクターの登場などがあれば、さらに物語に新しい風を吹き込むことができるでしょう。次回作も楽しみにしています。
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