こまどりたちが歌うなら の商品レビュー
☆4.5 人間関係で傷つき、退職した主人公は、親戚が経営する和菓子屋に事務として再就職。 時代遅れな職場で、はっきりと意見を述べる描写に、最初はちょっと引いた。 登場人物の人となりが明らかになっていくと、一気読み。 タイトルの意味が、よくわかった。 弱気になった時に、背中を押して...
☆4.5 人間関係で傷つき、退職した主人公は、親戚が経営する和菓子屋に事務として再就職。 時代遅れな職場で、はっきりと意見を述べる描写に、最初はちょっと引いた。 登場人物の人となりが明らかになっていくと、一気読み。 タイトルの意味が、よくわかった。 弱気になった時に、背中を押してもらえそう。 主人公の両親が素敵。 『あの食パン店の残党やで』には笑ってしまった。
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たしかに、こまどりたちが歌ってた。 対話が成り立つ関係と環境にあるしあわせ。 それぞれが、それぞれのポリシーでもって生きてる。だからこそ、折り合いのつけ方やつけようとする姿勢が大切ですよね。 「あなたはどうしたい?おしえて」っていう慈しみ。人生は詰まるところ「自分がどうしたいか」...
たしかに、こまどりたちが歌ってた。 対話が成り立つ関係と環境にあるしあわせ。 それぞれが、それぞれのポリシーでもって生きてる。だからこそ、折り合いのつけ方やつけようとする姿勢が大切ですよね。 「あなたはどうしたい?おしえて」っていう慈しみ。人生は詰まるところ「自分がどうしたいか」の軌跡。 和菓子の描写は物語の緩衝材、おいしそう。
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図書館で借りたもの。 親戚の伸吾が社長を務める小さな製菓会社に転職した茉子。サービス残業や女性スタッフによるお茶くみなど、会社の中の「見えないルール」が見過ごせず、声をあげていくが…。 静かに心に染み入る感じの読後感。 みんなそれぞれに物語があって、頑張って生きてる。 “「だ...
図書館で借りたもの。 親戚の伸吾が社長を務める小さな製菓会社に転職した茉子。サービス残業や女性スタッフによるお茶くみなど、会社の中の「見えないルール」が見過ごせず、声をあげていくが…。 静かに心に染み入る感じの読後感。 みんなそれぞれに物語があって、頑張って生きてる。 “「だいじょうぶって訊く時は相手の返事をあんまり信用したらあかんし、だいじょうぶって答える時は、ほんまにだいじょうぶなときだけにせなあかんらしいです」” これは心に刻もうと思った。
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諦める気持ちがすごくわかった。 私もそうだったし、今もそういうとこもある。 それぞれ頑張ってることも、戦ってることも違うけど、余裕がない時はそこを慮れないのもわかる。 でも、気にかけてくれたり、一緒に戦ってくれる人がいる幸せはかけがえがないものだと思った。
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登場人物達のそれぞれの価値観の違い、正しいと思うことに声をあげても、それはその人にとっての正義であって、必ずしも他の人にとってはそうではない。その中で少しづつお互いを理解し折り合いをつけていく。「他人の期待を自分の義務にしてはいけない」というフレーズが心に響いた。生活の中で無意識...
登場人物達のそれぞれの価値観の違い、正しいと思うことに声をあげても、それはその人にとっての正義であって、必ずしも他の人にとってはそうではない。その中で少しづつお互いを理解し折り合いをつけていく。「他人の期待を自分の義務にしてはいけない」というフレーズが心に響いた。生活の中で無意識に自分の縛りにしているような。 あとは物語に出てくる和菓子の描写が素敵で、美しい和菓子を見て食べたくなりました^^
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大丈夫?って聞かれたら、大丈夫って答えるしかない。そうだよなぁ。職場でならなおさら。反対に、君は強いねって、羨ましいなって、必死で立っているときに言われたら、小さな傷を増やしながら笑って過ごす自分がきっといるんだろう。茉子の考え方や行動に、自分と近いものを感じてなんだか少し居た堪...
大丈夫?って聞かれたら、大丈夫って答えるしかない。そうだよなぁ。職場でならなおさら。反対に、君は強いねって、羨ましいなって、必死で立っているときに言われたら、小さな傷を増やしながら笑って過ごす自分がきっといるんだろう。茉子の考え方や行動に、自分と近いものを感じてなんだか少し居た堪れない気持ちになった。自分にとっては簡単なことが他人にとっては難しいし、考え方は人それぞれ。よく言うけど改めて考えるときちんとわかってはいないのかもなぁ。こまどりの鳴き声、調べてみよう。
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※このレビューにはネタバレを含みます
人間関係に疲れて退職した茉子が、親戚の社長に誘われ、経営する小さな和菓子会社「吉成製菓」に転職する。会社にはパワハラやサービス残業などの理不尽な社内ルールが存在し、その改善を目指す中で、茉子と同僚たちも変化し、働くことや生きることを見出していく。グラデーションをつけてゆっくり変化していく様子は会社が積み重ねた古き悪しき伝統の歴史の長さを感じられた。おいしそうな和菓子がたくさん出てくるが、内容自体は甘すぎない分、「吉成製菓」の和菓子と相性が良さそう。
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1人の働く人間として、とても考えさせられる話だった。他者との関わりの中で、どうしても様々な顔を持たないといけないことがある。そんな中で一環とした態度を貫き、自分の思いを伝える主人公には、凄いなと思いつつ、生きづらさは多少なりとも感じた。見て見ぬふりをする方が生きやすいのでは?と思...
1人の働く人間として、とても考えさせられる話だった。他者との関わりの中で、どうしても様々な顔を持たないといけないことがある。そんな中で一環とした態度を貫き、自分の思いを伝える主人公には、凄いなと思いつつ、生きづらさは多少なりとも感じた。見て見ぬふりをする方が生きやすいのでは?と思う亀田の気持ちは分かる。 数ヶ月前前例のないことと向き合う時があり、もしかしたら未来の誰かの役に立ったのかな?と感じた。この件のお陰で、自分の立場が危ういのだが、他人の反応や期待は置いておいて、自分で自分を認めて過ごしていこうかなと思いました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
結構ばっちりお仕事小説だった。 クチコミで気になってたセリフ「言わなきゃ伝わらないよ」ってアドバイスする人は、結局恵まれている人、っていうのは見逃してしまった。 一番インパクトがあったのは、 主人公の目線。 違和感があったら見逃しちゃいけないということ。 社会人を20年もやっていると 色んなことがあったけど、 その都度見過ごしてきた問題があったなと思う。 それぞれの問題が積み重なって 自分の中に積もり積もっているように感じた。 その山が、人それぞれ異なっているんだよね という事を改めて感じた本。
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2024年出版。226ページ。関西の小規模な和菓子の会社と、販売店舗が舞台のお話。筆者の文体と軽めの関西弁が良い感じのリズムで、幾分か重い展開になった時も悲壮感が過ぎない。和菓子も必然的に多く登場するので、甘味好きな自分としてはとても嬉しい作品。 登場人物同士、互いになかなか理解...
2024年出版。226ページ。関西の小規模な和菓子の会社と、販売店舗が舞台のお話。筆者の文体と軽めの関西弁が良い感じのリズムで、幾分か重い展開になった時も悲壮感が過ぎない。和菓子も必然的に多く登場するので、甘味好きな自分としてはとても嬉しい作品。 登場人物同士、互いになかなか理解し合えないが、共通しているのは生きる事に一生懸命な点、かな。特に中心人物は、過去に言葉や思考を怠った事で悩みを抱え続け。だからこそ、言葉を繋ごうとする。周囲の者もそれぞれに言葉を発し...。「こまどりが歌う」事でお互いの物語が紡がれていく。 良い作品でした。
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