准教授・高槻彰良の推察(10) の商品レビュー
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【収録作品】 第一章 ミナシの家 第二章 消えた少年 【extra】花占い 【extra】向かいの家の猫の話 初回限定特典:俺の友達の地味メガネくん2.5(4p) 第一章 一家心中があった事故物件での肝試し。女性の幽霊を見るようになった大学生の相談を受ける。 第二章 行方不明の男子高校生の変死。彼と顔見知りだったライターの飯沼が、高槻の過去との関連を疑い、訪ねてくる。 「花占い」清花の視点で一連の出来事が語られる。 「向かいの家の猫の話」 男子高校生と飯沼のふれあいが描かれる。 「俺の友達の……」 難波視点の話。 尚哉の成長が頼もしい一方で、高槻は危なっかしい。「代償」というキーワードが重く響く。
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肩肘張らずに読めるミステリーシリーズで好きです。数々の事件などを経てキャラクターたちが成長し、親密度が上がっていくのもまた微笑ましい。10巻も切ないけれど面白かったです!
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シリーズ第10弾。大学3年生の夏休み、尚哉は遠山の建築事務所でアルバイトを始める。進学か就職か決めかねる尚哉。そんな中でも高槻の元には不思議な事件が…。一家心中事件のあった家に行った日から雨が降ると女性の幽霊が見えるという大学生の謎を解く「ミナシの家」、丹沢の山中で遺体となって見...
シリーズ第10弾。大学3年生の夏休み、尚哉は遠山の建築事務所でアルバイトを始める。進学か就職か決めかねる尚哉。そんな中でも高槻の元には不思議な事件が…。一家心中事件のあった家に行った日から雨が降ると女性の幽霊が見えるという大学生の謎を解く「ミナシの家」、丹沢の山中で遺体となって見つかった男子高校生の秘密を探る「消えた少年」。 1巻と比べると尚哉がだいぶ変わった。そして難波が本当にいいやつ。
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尚哉の人間関係がどんどん濃密になっていくのが嬉しい。 「孤独」の呪いをかけられた尚哉が強くなっていく様子に頑張れと声をかけたくなる。 extraの花占いは不穏な空気。やっぱり高槻祖父が何かの呪いを掛けたんじゃなかろうか。 飯沼のエピソードがちょっと胸が詰まる。本当は優しい人なん...
尚哉の人間関係がどんどん濃密になっていくのが嬉しい。 「孤独」の呪いをかけられた尚哉が強くなっていく様子に頑張れと声をかけたくなる。 extraの花占いは不穏な空気。やっぱり高槻祖父が何かの呪いを掛けたんじゃなかろうか。 飯沼のエピソードがちょっと胸が詰まる。本当は優しい人なんだろうな。でもって案外仕事のできる人。高槻の事件も壮大な事件ってあたりを付けているくらいだから…
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「ミナシの家」 一晩泊まって見たものとは。 事故物件に許可をもらい興味本位で立ち入るのは自由だが、そこは誰かが亡くなった場所というのを忘れてはだめだな。 もしも助けを呼びに走れたとしても、今度は報復に来る可能性に怯えて暮らすことになってしまいそうだな。 「消えた少年」 似たよう...
「ミナシの家」 一晩泊まって見たものとは。 事故物件に許可をもらい興味本位で立ち入るのは自由だが、そこは誰かが亡くなった場所というのを忘れてはだめだな。 もしも助けを呼びに走れたとしても、今度は報復に来る可能性に怯えて暮らすことになってしまいそうだな。 「消えた少年」 似たような状況下であるが。 警察は組織であるが故に簡単に動くことは出来ないが、だからといって想像が合っていても単独行動は危険すぎるだろ。 楽園での生活は想像以上に楽しかっただろうが、行き着く先を知ってしまった時には何を考えてたのだろう。 「花占い」 壊れてしまった心はどこに。 こうしなければ平常心を保てなかったとしても、狂ってしまったものは治ることはなく永遠に自分の夢を追うのだろう。 現実と入り混じった世界に住んでいるようだが、全てを受け入れられる日が来た時は発狂してしまいそうだ。 「向かいの家の猫の話」 育ちが良く毛並みもいいが。 自分の中に普通ではないものがあると自覚していたからこそ、隠れて誰にもバレないように独りで抱え込んだのだろ。 家族円満で家庭に問題がなかったからこそ、良い子を演じるのに疲れて逃げ出すしか選択肢がないのだろう。
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尚哉がとうとう院へ進学を決意。まだまだ高槻とのコンビは解消されないみたいで嬉しい。 入学当初はマイナスの塊だった尚哉がふとした一行で前向きになっていくのが分かる。 だんだんと「孤独」じゃなくなっていくのは嬉しいけど、本当に呪いは打ち破れるのかなぁ。
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自分の家をリフォームする間だけ仮で住んでた家の近くに、仲良くしてくれたお姉さんがいた。そのお姉さんは夫からDVを受けており、いつも長袖を着てアザを隠していた。顔にもアザが目立ってからは、視界の半分が隠れて人も少なくなる雨の日にしか外出しなくなった。家のリフォームが終わってお姉さんに仲良くしてもらったお礼を言いに家に行くと、夫がお姉さんを踏み受けて蹴り飛ばしてる最中だった。少年は怖くなってその場から逃げてしまった。その後は夫が家の庭を手入れしている姿を目撃、以降お姉さんの姿を見かけることはなかった。死んだと思った少年がやがて青年になり、かつてお姉さんが住んでた家は心霊スポットになる。その家に学生の友人と肝試しに行くことになった青年は乗り気じゃなかった。夜あたりも暗くなった頃、窓の外に黒い姿の女の霊を見てしまう。きっとあのお姉さんだ。自分が助けなかったから、恨んでるんだ。そんな幻覚を見てしまう。その女性は青年だけにしか見えなかった。それを解決する話。 とある秘密を持った青年がある日行方不明になってしまう。青年の持ち物や靴はそのまま。周囲の防犯カメラにも青年の姿は映ってない。自宅から忽然と姿を消した数日後遺体で発見される。その遺体の背中の皮は大きく剥がされていた。忽然と姿を消し、背中の皮が大きく剥がされる。高槻先生と共通点の多い今回の事件。青年はどうやって姿を消した?背中の皮は誰が剥がした?それを解決する話。
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今回の2話はともに人の闇であり、怪異は出ない。 相変わらず授業シーンでの怪異の民俗学的解釈は興味深いし、難波、高槻、遠山、佐々倉は優しい。 第2話の神隠しから高槻の失踪事件につながり、高槻の母の過去が語られる。 本丸の彰良失踪事件の真相も徐々に明らかにされるのだろうか。
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シリーズ12作目。深町くんが自分の進路を決める過程に携わる人々が温かく今まで苦労してたからこそそんな人達との繋がりを大事にしてほしい。そして安定の難波の良いやつ加減。シリーズ重ねる毎上がる好感度。あと別シリーズ読んだからか好きになってる林原も。
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extraがあることで、本編の裏側が知れてよかった。高槻母とゴシップ記者飯沼。どちらも本編では少し受付けなかったけど、別側面を見ることでその人なりの考えがわかるので。2人とも辛いんだなぁと。 将来について考え遠山の事務所でバイトをしたりと夏休みを有意義に過ごしている尚哉が前向き...
extraがあることで、本編の裏側が知れてよかった。高槻母とゴシップ記者飯沼。どちらも本編では少し受付けなかったけど、別側面を見ることでその人なりの考えがわかるので。2人とも辛いんだなぁと。 将来について考え遠山の事務所でバイトをしたりと夏休みを有意義に過ごしている尚哉が前向きに強くなった。 本編2作目は酷い事件。異捜の林原も絡んで今後どう高槻&尚哉と関わってくるのか楽しみ。
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