しをかくうま の商品レビュー
盛り沢山すぎて頭の中がまだ整理しきれていない。 感情や思考が言葉によってラベリングされることで腑に落ちると言うのは納得。 今回も登場人物ヒやビやマがもはや男女どころか人かどうかも初めはわからないので感情移入できず、俯瞰で物語を眺めることとなった もう一度読みたい。
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表紙のデザインはエドワード・マイブリッジが複数台のカメラを使用して撮影したギャロップの連続写真に由来する。時間がテーマの一つとなる本作に即した的をいた装丁である。
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芥川賞受賞作ではダメだったが、これならどうだ!とチャレンジしたが、やっぱり読み進まない。ストーリーが頭に入ってこない。
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『東京都同情塔』で芥川賞を受賞した九段理江さんが、それ以前に雑誌に発表していた作品。第45回野間文芸新人賞受賞作である。『…同情塔』はすばらしい作品で一気に読んでしまったが、こちらは手こずった。 いやあ、わからん(笑)。ちょっと衝撃的にわからない作品だった。 出だしはファンタジー...
『東京都同情塔』で芥川賞を受賞した九段理江さんが、それ以前に雑誌に発表していた作品。第45回野間文芸新人賞受賞作である。『…同情塔』はすばらしい作品で一気に読んでしまったが、こちらは手こずった。 いやあ、わからん(笑)。ちょっと衝撃的にわからない作品だった。 出だしはファンタジー、そこから競馬を実況するアナウンサーの話に変わり、胡散臭い奴らも登場する。だいたい、競走馬の命名ルールなんて知らないし、それが変更されたからどうだというのか? でも不思議と投げ出そうという気にならず、最後まで読んでしまった。時間はかかったけれど。
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前の知識もないままで読み進めていると、なかなか話に入り込めず、あらすじを読み、ストーリーの大枠を掴めた。 ただ、やはりなかなか登場人物を掴むことを許してくれなかった。
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これはまた、現世から遊離して独自の境地へと軽々と至ってしまったな、と思う(その伸びやかな筆致には頼もしさと空恐ろしさをさえ感じる)。この著者がその叡智・狡知において抜きん出ていること、そしてその知性を以て高度に「現代的」な要素を満載した小説を煮詰められることをぼくは疑わない。ゆえ...
これはまた、現世から遊離して独自の境地へと軽々と至ってしまったな、と思う(その伸びやかな筆致には頼もしさと空恐ろしさをさえ感じる)。この著者がその叡智・狡知において抜きん出ていること、そしてその知性を以て高度に「現代的」な要素を満載した小説を煮詰められることをぼくは疑わない。ゆえに、その鋭すぎるクリアな知性と批評眼においてぼくはこの著者のファンになってしまった。だが、セックスやポエジーやバイオエシックスまで盛り込む器用さはどこかで「上滑り」を起こし、ただの「ハチャメチャ」に堕しているとも読めるのではないか
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芥川賞おめでとうございます。 受賞作より競馬をテーマにした本ということでこちらの方が気になって文学界を拝読しました。 途中までなかなか物語の中に入り込めず、言葉遊びの部分が多いなという感想でした。 途中から怒涛の展開に傾れ込んでからは引き摺り込まれるように入り込めましたが、やはり...
芥川賞おめでとうございます。 受賞作より競馬をテーマにした本ということでこちらの方が気になって文学界を拝読しました。 途中までなかなか物語の中に入り込めず、言葉遊びの部分が多いなという感想でした。 途中から怒涛の展開に傾れ込んでからは引き摺り込まれるように入り込めましたが、やはり最後の結末のあたりはなかなか私には理解が及ばない内容でした。 でも馬がどの実況が上手いとか話題にしてたら。。とか思うと何か競馬を見る目も少し変わるように思います。そういった競馬に対するお声なんかもぜひお聞きしてみたいですね
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ヒトとウマの長大な歴史を感じる物語。 しかし難解で、私には理解が及ばない部分がほとんどだった。 『東京都同情塔』にも書かれていた 言葉に対する強い思いが 根底にはあるのかな?と思う。 難解ながらも気になって最後まで読めたので、 またいつの日にか再読したいし、 他の方の書評を読...
ヒトとウマの長大な歴史を感じる物語。 しかし難解で、私には理解が及ばない部分がほとんどだった。 『東京都同情塔』にも書かれていた 言葉に対する強い思いが 根底にはあるのかな?と思う。 難解ながらも気になって最後まで読めたので、 またいつの日にか再読したいし、 他の方の書評を読んで理解を深めたい。
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「詩を書く馬」「死を欠く馬」と書けるタイトルをはじめ、全編に仕掛けが隠されていて難解だけど、その難解さも含めて面白い。詩人、哲学者、映画監督、競走馬などの膨大な固有名詞と、物語の広がりに圧倒された。 九段さんの作品はどれも主張の強い女性が出てくるけど、根安堂太陽子・千日紅は特に...
「詩を書く馬」「死を欠く馬」と書けるタイトルをはじめ、全編に仕掛けが隠されていて難解だけど、その難解さも含めて面白い。詩人、哲学者、映画監督、競走馬などの膨大な固有名詞と、物語の広がりに圧倒された。 九段さんの作品はどれも主張の強い女性が出てくるけど、根安堂太陽子・千日紅は特に突拍子もない言動が強烈で笑いました。
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【第45回野間文芸新人賞受賞作】最新作「東京都同情塔」が芥川賞を受賞して更なる注目を集める著者が、ほとばしる想像力で描く、馬と人類の壮大な歴史をめぐる物語。
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