令和元年の人生ゲーム の商品レビュー

麻布競馬場(著者)

2024/10/22

ノミネートを見た時､受賞は無いな…と思いました。絶対に賛否両論真っ二つになるのは目に見えていましたから。
実際､その通りになったようですが､受賞作に次ぐ程の評価を与えられたのは､驚きました。
評価の分かれ目は､所謂Z世代の思考ロジックや行動原理への理解度では?

2024/10/22

時間的にはサクッと読めたが、何故か疲れた…
一言でZ世代といっても、自分に近いと感じる人や、何か怖い！と思う人など、色んな考えの人がいる。当たり前だけど、一括りにしちゃいけない。
全部で4つの話があるが、主人公は全部異なり、頑なに名前が出てこない。共通して登場する人物「沼田さん」が、時の移り変わりと共に、ちょっとずつ印象が変わっていったと思ったら、最後は… 何があったのだろう。勝手に最後まで貫いてほしかったと期待している自分がいて、それはどの話にもに出てくる、人に乗っかって、ああだこうだ批評するだけの人と同じだなと。
令和4年の沼田さんが好きだったな。

2024/10/21

淡々と話が進んでいく感じ。

特に驚きなどはなく、20代としてはこういう生き方もありなのかなと思う、、
40代を迎える。今、自分にはこの生き方ができないなと思う一方で、今の若者はこう持って生きているんだと言うことと勉強になった。

会社の後輩など、きっとこういう世界観なんだろうな

2024/10/18

Z世代や意識高い人々と沼田という人物のお話でした。
沼田のキャラクターが面白かったので、最後の展開は少し物足りなかったです。

2024/10/15

小説として面白いかというとそうでもないが、Z世代やもう少し上の世代（今年で30歳になる世代までぐらい）のものの見方、考え方、思考回路がよくわかるという意味では貴重な評論本でもある。昭和生まれ世代とは如実に別の生き物に見えてくる。ここまで決定的な相違があるということがわかっただけでも収穫かもしれん。

2024/10/08

タワマン文学が読みたかったので満足
沼田だけじゃなくて、吉原の人生ももう少し見たかった気がするけど，この位で十分なのかもしれない

2024/10/07

直木賞の候補にあがったらしい。
購入して積読になりつつあったが、読みたい気持ちになり読了。
面白かった。
が、最後は何となくスッキリしないけど、まぁこーゆー感じかと。
ベンチャーとか起業とか、世の中に馴染めない人が陥りやすいって感じは長く生きてきて感じていた。
自己啓発本に溺れて「読書してます」ってのににてるかな。
沼田は会社で何があったんだ？？
ま、社会不適応者なのは間違いない。
落ちていくのか、これが成功者のなれの果てなのか…
とにかく楽しく読ませてもらったので、星4つ。

2024/10/02

「今どきの言い回し」を知りたかったのもあって読んでみた。

正しいって気持ちいい。

不気味でもあり、わかるようでもあり。

一気に読めました。

2024/10/02

東京タワーの方がつまらなかったので、期待してなかったが、思ったよりおもしろい。
沼田が何を求めてるのか、どこから来てどこへ行くのかはさっぱりわからなかったが、そのわからなさを取り巻く空気がよく書けてる気がする。

沼田さん、リクルートみたいな会社で何があったんやろ？？

2024/09/29

出てくる人たちと似たような世代、学歴、生い立ちだから、横文字とか、それぞれの人物像とかに違和感はなくむしろ共感できることもあったけど、親世代はどうなんだ？と思って聞いてみたらやっぱり全然違った。今の若い子は大変だね〜と。
一貫して思考しない薄っぺらい人、自分を棚に上げた他責思考な人、努力せずに何者かになりたいと切望する人、を揶揄するような内容だなと受け取った。
Z世代の苦悩と書かれているけど、みんながみんなそうじゃないよと主張したがるのもまた、多様性が当然であるZ世代だと思うし。昔は選択肢が今みたいに多くなくて、とにかく突き進む、戦う、みたいな20代が当然だったと思うけど、今は社会的な選択肢が増えて、労働時間が減って、それ故自分と向き合って悩んでしまう若者が多いんだろう。それでも何者かになりたいという若いエネルギーはあるから、意識高そうなコミュニティに入ったりして自分は特別だと感じようと足掻く、、それが大学や会社といった主所属以外のところに分散されてる感じ。