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令和元年の人生ゲーム の商品レビュー

3.3

56件のお客様レビュー

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2024/09/04

もっと軽い小説、今風の言葉を並べただけの小説かと思ってたら、結構まともなお仕事小説だった 20代のころってそうだったよなあって読んだ60代の私は、今風なんだろうか 沼田さんみたいな人、昔もいたしなあ 結構不変的なものを書こうとしてるのかなあ

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2024/09/01

本書は一見、意識高い系の人たちが、他人からどう見られるかだけを気にする物語に見えます。 でも‥本当にそれだけなのでしょうか?? ※以下ネタバレ?アリマス 〈令和版人生ゲームにはゴールがないんですよ〉 本書を一回読んでわかりにくかったので、すみません、著者イン...

本書は一見、意識高い系の人たちが、他人からどう見られるかだけを気にする物語に見えます。 でも‥本当にそれだけなのでしょうか?? ※以下ネタバレ?アリマス 〈令和版人生ゲームにはゴールがないんですよ〉 本書を一回読んでわかりにくかったので、すみません、著者インタビューで〈答え合わせ〉してしまいました…。 ゴールがない。それで腑に落ちました。 かつてこの国には、いい大学に入りいい会社に入る、などのいわゆる典型的なゴールが存在しました。しかし令和に入り、定時退社やワークライフバランスが当たり前になった結果、そんなゴールを定められない=ゴールを見失った若者も出てきたのでしょう。 本書はそんな、令和の若者がもがく姿を描く青春小説だったのです。 *** インタビューの最後に著者が 「いつの時代も若者は正しい」 と言っていたのが印象的でした。

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2024/08/28

一部のZ世代を大きな主語にして、書いている感があって….着ぐるみの話も突発すぎて、リアルを描きたいのかなんなのか分からなくなっちゃった

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2024/08/27

直木賞候補作だったので読んだが、うーん…。 哲学的な感じがして読み辛いというか、意味を咀嚼するのに時間がかかり結果的になかなか読み進められなかった。 ガクチカ、CSR、リファラル、バリュー、ジョイン…と聞き慣れない言葉が沢山出てきて、面白い一方、いちいち気になって調べたりしていた...

直木賞候補作だったので読んだが、うーん…。 哲学的な感じがして読み辛いというか、意味を咀嚼するのに時間がかかり結果的になかなか読み進められなかった。 ガクチカ、CSR、リファラル、バリュー、ジョイン…と聞き慣れない言葉が沢山出てきて、面白い一方、いちいち気になって調べたりしていたら読むのにさらに時間がかかる。 いわゆる「今時の若者」?Z世代に焦点が当てられており、「意識高い」若者ばかり登場する。 仕事で若者と接することはあるけどそういう人達ともなんか違うというか、都心(都会)で生活しているとあるある!と共感できるのかな…私にはいまいち掴みきれなかった。 4つの短編のそれぞれに共通して出てくる沼田が気になる存在ではあるが、結局彼についてもいまいち分からないまま。 全体的に消化しきれず終わった感じ。 Z世代について鋭く描いているのは間違いないと思うから、自分自身がもしくは周りにいかにもZ世代な典型的人間がいるという人は、そうそう!と面白く読めるのかもしれない。

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2024/08/25

何で読んだのか?と思い返せば直木賞の候補作だった。 じゃなきゃきっと読まなかったとも思うので、候補作を発表するのも意味あることですね。 作者の方は本当に慶應卒業生なのですね、日吉からSFC組?

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2024/08/24

直木賞候補はあり得ないレベル。 テレビドラマにするならいいと思う。 「Z世代のリアル」なのか? 人物像が安易。

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2024/08/18

Audibleで聴いた。 直木賞候補作。 「圧倒的に成長する」とか、「圧倒的なバリューを出す」とかが頻繁に出てきて、面白いなと思った。 意識高い若者たちが、周りからも認められる人生を送るために色々と迷走しながら苦しんだり頑張ったりするところが、痛々しくもあり面白かった。 令和版...

Audibleで聴いた。 直木賞候補作。 「圧倒的に成長する」とか、「圧倒的なバリューを出す」とかが頻繁に出てきて、面白いなと思った。 意識高い若者たちが、周りからも認められる人生を送るために色々と迷走しながら苦しんだり頑張ったりするところが、痛々しくもあり面白かった。 令和版「何者」に近い感じがするけれど、「何者」ほど心が抉られなかったのは、私はZ世代ではなくもう若者ではないんだな…と思ってしまった。 連作短編集で、沼田さんだけ、どの章にも必ず出てくるけれど、沼田さん視点の話はないので、沼田さんが主人公の話も読みたかった。

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2024/08/17

独特の文体。ちょっと読みづらい。斜に構えた沼田氏の生き方に共感していたら、なんで銭湯では、いきなり積極的に?よく分からないまま読了。

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2024/08/17

意識高い系と言われる若者たちを描いたビジネス書的でもあり、社会を風刺しているような純文学性、タワマン文学/Twitter文学とも名付けられ、ジャンルが定まっていない新しいタイプの小説だった。 沼田が、吉原や寛人に寄せる特別な執着・思い、異なる4人の主人公からなる短編を通じて沼田の...

意識高い系と言われる若者たちを描いたビジネス書的でもあり、社会を風刺しているような純文学性、タワマン文学/Twitter文学とも名付けられ、ジャンルが定まっていない新しいタイプの小説だった。 沼田が、吉原や寛人に寄せる特別な執着・思い、異なる4人の主人公からなる短編を通じて沼田の人生を描いている小説性が1番好きなところ。 優秀で、吉原のような人のためにはハードワークも厭わず働き続ける、そんな沼田はこのままでいいのか、、?と可哀想になってくる。

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2024/08/16

沼田、魅力的なキャラクターだった。 去る者と置いていかれる者の対比構造が一貫してあり、沼田は吉原に置いて行かれたことを引きずって 余生として寛人と共に去る側にまわったのかな。 難しかった、、

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