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アウシュヴィッツのタトゥー係 の商品レビュー

4.1

18件のお客様レビュー

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2024/05/05

2018年に刊行された原書は全世界350万部のヒット。アウシュヴィッツで、同胞に鑑識番号を入墨し名前を奪う役目を引受け、アウシュヴィッツ解放まで生き延びた実在のユダヤ人の男・ラリ。彼が亡くなる数年前に、著者に物語を明かして記された物語。 他にも生き延びた方の話を読んだことがある...

2018年に刊行された原書は全世界350万部のヒット。アウシュヴィッツで、同胞に鑑識番号を入墨し名前を奪う役目を引受け、アウシュヴィッツ解放まで生き延びた実在のユダヤ人の男・ラリ。彼が亡くなる数年前に、著者に物語を明かして記された物語。 他にも生き延びた方の話を読んだことがあるが、共通して「生きてここから出よう」という強い意志を感じた。もちろん、そのように行動しても、思いを果たせなかった方は多くいるのだろうが。 ラリは何度か同胞たちに助けられる。彼が同胞に伝えた「ひとりを救うことは、世界を救うこと」という思いが、彼に返ってきたのだとされる。あれほど過酷な環境でも、人を思いやる気持ちを貫くことは、簡単なものではないはず。この言葉は印象に残った。

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2024/04/02

アウシュヴィッツのタトゥー係の話。 スロバキアからアウシュビッツに連れてこられたラリが生き残る確率をできる限りあげるためにタトゥー係になる。毎日が死と隣り合わせの世界。希望を捨てなかった人だけが生き延びる。

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2024/03/30

ビルケナウを出てこれた奇跡 その後ギタに再会できた奇跡 諦めずに生き抜こうという信念 ひとりを救うことは世界を救うこと 私もまわりにいる人ひとりを救うことを心がけたい

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2024/03/29

ノンフィクションではないけど、ほぼ事実の奇跡の物語。奇跡が起こったのは生きる意思を失わなかったから。でも、もはや希望を描くファンタジーかもしれない。ただ、諦めたらそこで試合終了ですよ、がここでも真理だったと改めて思いました。諦めないこと、行動すること、大切だと思いました。

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2024/03/21

昔アンネの日記を読んだこと以外では、ナチスやアウシュヴィッツについての作品に触れるのは初めてだった。アウシュヴィッツに収容されていた人たちが本当にただの人間だったことを初めて意識したかもしれない。アンネの日記は読んだことがあったけど、小学生だったのとイラストも交えてあったことで、...

昔アンネの日記を読んだこと以外では、ナチスやアウシュヴィッツについての作品に触れるのは初めてだった。アウシュヴィッツに収容されていた人たちが本当にただの人間だったことを初めて意識したかもしれない。アンネの日記は読んだことがあったけど、小学生だったのとイラストも交えてあったことで、どこか架空のキャラクターのように考えていた気がする。 私はこの本を読んでいる途中でテレビを見て笑って、現代だったらこんな生活を送っていたであろう罪のない人たちが、突然あんな目にあうことが本当に信じられなかった。

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2024/03/18

体験談を元にしたフィクション混じりのお話。 主人公……すごい。いつ殺されるかわからない状況下で、少しでも生きられる仕事をつかみ取り、取引したり、助けたり助けられたり、恋愛したり。 補足にあった、本編後の主人公たちも凄いです。 全体的に文体が説明的というか、記録っぽい雰囲気を出し...

体験談を元にしたフィクション混じりのお話。 主人公……すごい。いつ殺されるかわからない状況下で、少しでも生きられる仕事をつかみ取り、取引したり、助けたり助けられたり、恋愛したり。 補足にあった、本編後の主人公たちも凄いです。 全体的に文体が説明的というか、記録っぽい雰囲気を出したいのか、文章の語尾に引っ掛かりを覚えました。

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2024/03/12

第二次世界大戦のアウシュビッツでの出来事が描かれている。スロヴァキア人のラリはユダヤ人という理由でナチスドイツに連行されアウシュビッツに収容される。そこで連行されたユダヤ人に番号を入れるタトゥー係になり、役職を生かして外部の人間と繋がり食料や金品で収容所内で密かに活動する。収容所...

第二次世界大戦のアウシュビッツでの出来事が描かれている。スロヴァキア人のラリはユダヤ人という理由でナチスドイツに連行されアウシュビッツに収容される。そこで連行されたユダヤ人に番号を入れるタトゥー係になり、役職を生かして外部の人間と繋がり食料や金品で収容所内で密かに活動する。収容所で同じユダヤ人のギタと出会い2人は恋に落ちる。ナチスの敗北と共に2人は収容所から逃げ出し外で再び出会う。 ナチスの行ったユダヤ人の虐殺が鮮明に描かれておりとても怖かった。あのような環境でラリとギタが3年も生き続けたのはほんとにすごいことなんだと思う。人が無意味に殺されていくなんて恐ろしすぎるし、今後こんなこと絶対あってはならない

Posted byブクログ

2024/03/04

知っているようで、知らないアウシュビッツ。 その中で賄賂が通用したり、愛する人と逢瀬を重ねる人達がいたことに驚く。 ドン底でも生きることを諦めなかった若者たち。 映画Life is beautifulを思い出した。

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