キツネのせかい の商品レビュー
非常に面白かった。 さほど新しい知見は無いものの、キツネを研究してきた筆者の直向きな情熱が伝わる作品だった。 犬との付き合いも、ある意味考えないといけないのかもしれない。 キツネという存在について、考えさせられた貴重な本だった。
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キツネのことがたくさん知れた。口絵にカラ―写真が複数あるのもよかった。たぶん初級者本だと思うので次もう少し詳しい本にチャレンジしたい。
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ヘビは大神みわ、鹿は春日、猿は日吉ひえ、ハトは八幡、狐は稲荷 キツネの目にはタペタムという光を反射する構造があり、オレンジや青緑に光って見える。これが狐火と考えられた元か 生まれたての目は水色で、成長して親と同じ金色になる。 25種の毛色があり、内11種は野生、14種は人工。 瞳...
ヘビは大神みわ、鹿は春日、猿は日吉ひえ、ハトは八幡、狐は稲荷 キツネの目にはタペタムという光を反射する構造があり、オレンジや青緑に光って見える。これが狐火と考えられた元か 生まれたての目は水色で、成長して親と同じ金色になる。 25種の毛色があり、内11種は野生、14種は人工。 瞳孔は縦長で、狼より猫に似ている。だが色の見え方はイヌ科と似て黄色と赤の細かな区別ができない。
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北海道に暮らしていると、キタキツネとの遭遇が多い。本州におけるホンドギツネよりも、身近な存在らしい。ロードキルも一番多い。 彼らは害獣でもあるが、同じ世界に住む隣人でもあるので、この本で彼らのことがよくわかって、ありがたかった。彼らの一年の行動を知ることで、こちらの関わり方も学べ...
北海道に暮らしていると、キタキツネとの遭遇が多い。本州におけるホンドギツネよりも、身近な存在らしい。ロードキルも一番多い。 彼らは害獣でもあるが、同じ世界に住む隣人でもあるので、この本で彼らのことがよくわかって、ありがたかった。彼らの一年の行動を知ることで、こちらの関わり方も学べることになる。基本、接触しないのが前提であるが、行動を見て対応を決めることはできる。 特にエキノコックスについては駆除の実態がわかったし、変わらず警戒しなければならないことも心した。 生態についてももちろん、世界での分布や習性、キツネのライフサイクルや能力について、わかりやすく(そして魅力的に)書かれているので、キツネが好きな人にはたまらない内容かもしれない。
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キツネに特化した広範囲の動物学の教科書,多くの人が身近に感じる話題から始め,最後にはエキノコックスの入門まで至る。
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色んな視点から狐観察! 日本昔ばなしには、予想以上に狐が登場するし。狐憑きや狐に化かされる話がなぜ多いのかも分かって、動物のキツネだけでなく人間との関係性をも知ることが出来る1冊だった。
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きつねについての基本的な知識を幅広く、わかりやすく解説したきつね初学者にとっての入門書。これめっちゃ良い本でした。変に小難しくすることなく平易な言葉を使って生態を説明しており、理解が深まると同時によりきつねを好きになれた気がします。 序章のアプローチからして良く、いきなり生態に...
きつねについての基本的な知識を幅広く、わかりやすく解説したきつね初学者にとっての入門書。これめっちゃ良い本でした。変に小難しくすることなく平易な言葉を使って生態を説明しており、理解が深まると同時によりきつねを好きになれた気がします。 序章のアプローチからして良く、いきなり生態についてあれこれ書くのではなく、まずは昔ばなしや映画、伝承に登場するきつねの話からスタート。きつねが化けるイメージを持たれるのは何故なのか、西洋と日本での需要のされ方の違いとその理由などなど、興味深いテーマを解説してくれます。 神社ときつねとの関わりについての話なんかも面白く、なぜきつねが稲荷で祭られているのかを説明。神の使いと考えられ、五穀を司る食べ物の神である「稲荷」に仕えているきつね。これは毛並みやしっぽの形が実った稲の穂に似ているということ、田んぼの近くの丘のような「神様のまつり場、古墳などの塚」にきつねが巣をつくって住み着くことが影響していると考えられるらしい。さらに稲を食い荒らす野ネズミを食べてくれる点も稲の農作をしている人からすればありがたく、田んぼのまわりによく現れたことから、農業を司る神様の使いと考えらるようになったとのこと。 続く2章ではきつねの見た目について言及。特徴である大きな尻尾と大きな耳は狩りにおいて役立つ機能を持っている。体長の約1/3を占める尻尾は、ジャンプしたときにバランスをとるのに役立ち、寒さをしのぐための天然のマフラーともなるとのこと。きつねのしっぽはモッフモフだもんね~。 大きな耳は聴覚がとても優れており、ねずみが草むらや地中で立てるわずかな音を聞き分けて、その場所をつきとめられるという。 日本に生息しているきつねは北海道にキタキツネ、本州にホンドギツネが生息しているが、実はどちらも学名は同じであり、通常はアカギツネと呼ばれているという。このことは、この本を読むまで知らなかった。学術的には同じ種類になるのかー。見た目結構違うのにね。 あと面白いと思ったのが鳴き声の話で、きつねの鳴き声は色々あるが、発情期のきつねが相手の気を引く際に発する声は「コココーン、コーン、コココーン、コーン」と聞こえるらしい。きつねの鳴き声を「コン、コン」と書くことがあるのは、この時期のきつねの”恋の歌”が耳に残ったからかもしれないんだってさ。 子育てに関しては、哺乳類の中では珍しく、父親も参加して一緒に餌を探して与え、狩りの仕方を教えたりするよう。『チロヌップのきつね』など創作物の中で、父狐と母狐が子狐を守ろうとする場面を見かけることがあったけど、あれは生態学的にも正しかったのかあ。 その他、雑食性であるきつねの食事について、どのような社会構造を形成しているのか、寄生菌であるエキノコックスの危険性、きつねとの関わり合い方についてなど、色んなトピックを丁寧に解説してくれる良書でした。きつねの生態を知りたくなったらとりあえずこれ、といえるほど過不足なく基本的なことが書かれていたので読んで良かった。あとやっぱりきつねって油揚げ好きなんですね。なんか定義山の三角油揚げが食べたくなりました(関係ない話で締めるやつ)。
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キツネの生態だけでなく、イメージについても書かれていて大変面白い本でした。 物語では悪役として描かれがち?神様の遣い?化ける?と一般的に抱きがちなキツネのイメージが生態から考察されています。 私自身はキツネを見かけたことがありませんでしたが、その生息地は広く、街中に住んでいるキ...
キツネの生態だけでなく、イメージについても書かれていて大変面白い本でした。 物語では悪役として描かれがち?神様の遣い?化ける?と一般的に抱きがちなキツネのイメージが生態から考察されています。 私自身はキツネを見かけたことがありませんでしたが、その生息地は広く、街中に住んでいるキツネもいるようです。 キツネに限らず野生動物は、病気や食害など人間に害をもたらしてしまうこともあります。また、元を辿ればその原因は人間であることもあるようです。 可愛らしい生き物たちですが、こういった背景を理解して付き合っていかなければなと感じました。 自然界の要因も関わってくるとは思いますがキツネも絶滅が低懸念されていますので、それぞれの暮らしやすいところを保って何とか生きていって欲しいです。
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