テロリストの家 の商品レビュー
テロリストの家っていうタイトルやから、何か武闘派の家で、バンバンやるのかと思ってたけど、違ってた…(^^;; 公安刑事のエリートの息子が、テロリスト志願! その前に、テロ事件があり、非難轟々! 公安って、国をテロとかの思想犯から守る組織やのに、実の息子に、こんなんやられるとツラ...
テロリストの家っていうタイトルやから、何か武闘派の家で、バンバンやるのかと思ってたけど、違ってた…(^^;; 公安刑事のエリートの息子が、テロリスト志願! その前に、テロ事件があり、非難轟々! 公安って、国をテロとかの思想犯から守る組織やのに、実の息子に、こんなんやられるとツラい… でも、エリートかもしれんけど、仕事ばっかで、家庭を一切顧みず!でやって来た人間に「何で!そんな事したんや!」って責める資格があるかと言われれば… 家庭で孤立、仕事場でも孤立というツラい立場に陥るけど、まぁ、自業自得かもな… 「男は仕事や!」って時代でもないし、そんな時代やったとしても、あかんと思う。 更に、その息子が殺され… でも、はじめて、これで自身を見つめ直す…かなり遅いけどね。 自身の息子が、テロリスト志願で非難轟々で、更に殺されたら、どうなるか想像できんけど、少なくとも「目には目を」モードには突入するやろな… ただ、私の場合、会社とか当てにしてないから、忠誠を尽くすとかはないので、その立場はどうでも良いので、このエリートさんよりは、家庭寄りかも? そうは言っても、息子が居なくなって、元の家庭に戻れるのか… 相変わらずの大どんでん返しが、キツい… もう、どうしてええか分からん… 最後まで面白かった〜 これもシリーズ化したらええのに… この作品、12ヶ月連続刊行企画の第8弾らしい。 中山七里さん、どんだけ描くの速いねん! ほんまにびっくりする〜 中山七里さん、きっと寝てない? いや、2、3人おるのかもしれん…
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警察の中でも公安って強い、恐い、イメージが本やドラマからできていたけれど、そこを上回って恐ろしさを感じた。 暗くダークで気が重くなるようなストーリー。でも展開が気になってページをめくるのが止められない。
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- ネタバレ
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息子にかかる容疑は違えども、映画『望み』(2020)を観たときの気分にさせられました。あちらは「息子は殺人犯なのか」。こちらは「息子はテロリストなのか」。もしもそうなら、いっそ死んでくれたほうがいいという思いもよぎる父親と、どうであっても生きていてほしいと願う母親の姿が似ていて。妹がいるところまで同じだったからデジャヴに思えたほどです。 このまま終わるわけはないと身構えてはいたけれど、残り10頁ほどで大どんでん返しを披露する七里センセ、やっぱり凄い。でもこれはいつになく嫌な終わり方。これからどう生きますか。 映画『望み』の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/94b118accc0207320611ef2962a9d77e
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公安のエリート刑事の幣原は突然、息子がテロリストに志願したことで、刑事または家族としての姿が一変することになる。 組織の非常さ。 幣原の公安に対する忠誠心と家族との関係に揺れる葛藤。 マスコミやSNSの被疑者に対する苛烈な取材や度を超えた非難。 特にSNSの情報源や一時の感情、...
公安のエリート刑事の幣原は突然、息子がテロリストに志願したことで、刑事または家族としての姿が一変することになる。 組織の非常さ。 幣原の公安に対する忠誠心と家族との関係に揺れる葛藤。 マスコミやSNSの被疑者に対する苛烈な取材や度を超えた非難。 特にSNSの情報源や一時の感情、日頃の鬱憤を晴らすかのような理不尽な姿には、考えさせられるものがありました。 前半は淡々とストーリーが続きますが、中盤からある人物の死によって様相が一変に変わりだし、話が加速する。 最後の幣原の家族への態度は、組織という枠組みの歯車からひとりの意思を持った人間となることで、少しずつ家族が再生していく物語だと勝手に解釈しました。
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9割方読んだところでちゃんと犯人分かるよね?と不安になりましたが、きちんと終わりました。 主人公の息子が可哀想であまり好きなストーリーではありませんでしたが、家族の繋がりについてすごく考えさせられる作品でした。 最後にどんでん返しありです!
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さすが中山七里作品、物語の前半と後半で、読者が受ける印象が全く違うものになった。 中盤からは意外な展開が続き、最後には全体をひっくり返してしまうような強烈なパンチがお見舞いされる。 期せずして、家族の絆について考えさせられる作品となった。
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