「むなしさ」の味わい方 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「間」が消えていっている。この表現に納得してしまった。そしてまた、間はふとしたきっかけで「魔」にもなる。我々は間(魔)を恐れ、それを埋めるために何かに走ってしまう。間を知り、どう向き合うか、人が生きていく上で大切なことである、興味深い内容でした。
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白でも黒でもない状態を受け入れる、見つめることも生きていく上で大切なことであるということが理解できた。
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筆者は精神科医、臨床心理士で、学生時代にフォーク・クルセダーズ、解散後は作詞家としても活動していたという異色の経歴。本書では「虚無」の心を心理学や哲学、文化などを交えて説明しているが、筆者自身の経験と人生観を下敷きにしたエッセイのよう。 特に音楽活動を共にした加藤和彦氏の自死が...
筆者は精神科医、臨床心理士で、学生時代にフォーク・クルセダーズ、解散後は作詞家としても活動していたという異色の経歴。本書では「虚無」の心を心理学や哲学、文化などを交えて説明しているが、筆者自身の経験と人生観を下敷きにしたエッセイのよう。 特に音楽活動を共にした加藤和彦氏の自死が大きく影響しているように思える。悲しみというより「むなしさ」を感じ、それと自分自身がどう向き合うかを思いながら綴ったように感じた。
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私は「間」を埋めるように本を読み、「間」から生じる虚しさに取り憑かれないようにまた、本を読んでいる。オードリーの若林さんが「ネガティブを潰すのはポジティブではない。没頭だ。」という一節を残しているけれど、つまり「間」を埋めろということなのかしら。結局むなしさを完全に取り除くことは...
私は「間」を埋めるように本を読み、「間」から生じる虚しさに取り憑かれないようにまた、本を読んでいる。オードリーの若林さんが「ネガティブを潰すのはポジティブではない。没頭だ。」という一節を残しているけれど、つまり「間」を埋めろということなのかしら。結局むなしさを完全に取り除くことはできないということは、わかっていたけれどやはり哀しい。
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北山修が医療心理学者(精神科医と臨床心理学者)である事は知っている。 最近、トノバンの2枚組CDを聴いた。 その延長上で本書に目が行った。 でも、今 むなしさ に 関わりたくないな と思った。 積読かなぁ。 ※
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「あの素晴らしい愛をもう一度」のザフォーククルセダーズの方と後から知った。 親友、戦友の加藤和彦氏の自死を踏まえて書かれた本であると知り、また見方が変わった。 「加藤君には2人の人間がいた。1人は楽しく明るく前向き。もう1人は厳しく完全主義で怒ると怖い人。今回はそのもう1人が自...
「あの素晴らしい愛をもう一度」のザフォーククルセダーズの方と後から知った。 親友、戦友の加藤和彦氏の自死を踏まえて書かれた本であると知り、また見方が変わった。 「加藤君には2人の人間がいた。1人は楽しく明るく前向き。もう1人は厳しく完全主義で怒ると怖い人。今回はそのもう1人が自分を殺してしまったんだと思う。曲を制作する時は人の意見も聞いてくれたんだけど、最後の幕引きでみんなの意見を聞いてくれなかった」Wikipedia参照 むなしさを生きがいで埋めなくていい。あやふやなものがあってもいいし、許容してあげる自分がいればいい。 我々現代人も間を嫌い、ネットに入り間を埋める。 むなしさを感じた時、それが人生に必要な間であると考え、自らをむやみに消費することがなくなれば、人生はより良いものになりそうだ。
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パラ読みと熟読を繰り返している最中ですが、この本は私の人生の中でもマイベストに入るんじゃないかと思うくらい刺さっています。 「むなしさ」を感じるのは、「いきがい」や「人生の使命」がないからかも知れない。それらをまだ見つけられていない自分は、半人前で恥ずかしい存在なのではないか。...
パラ読みと熟読を繰り返している最中ですが、この本は私の人生の中でもマイベストに入るんじゃないかと思うくらい刺さっています。 「むなしさ」を感じるのは、「いきがい」や「人生の使命」がないからかも知れない。それらをまだ見つけられていない自分は、半人前で恥ずかしい存在なのではないか。 ……という考えに囚われてしまうことが多かったのですが、本書を読んで、必ずしも心の穴である「むなしさ」を、何か「生き甲斐」や「使命」で埋める必要はなく、「むなしさ」があることは恥でもなんでもなく当たり前ですらあるとわかり、心が軽くなる思いがしました。 というか、「むなしさ」を「生き甲斐や使命で埋める」どころか、YouTubeやSNSを見ることで際限なく埋めてしまっていたのですが、本書ではスマホによって「間」の埋めることの問題点にも言及されていたので、それらを自覚させてもらえる機会にもなりました。 他の方も書かれていますが、著者の音楽仲間が自死したことなどにも触れられており、ヒット作を生み出さなくてはならないというプレッシャーについても述べられています。 これは、仮に私たちが「いきがい」や「使命」を見つけたとして、その領域で結果を出せずに絶望する「むなしさ」はもちろん、大ヒットを出したことがある人でも、さらに次が生み出せないという「むなしさ」も待っているわけで、結局は成功者もくすぶっている人も「むなしさ」から逃れるのは難しいということなのかも知れないと思わされました。 ところどころフロイトなどの専門的な難しい記述も出てきますが、基本的にはかなり読みやすいです。 あとがきによると、「むなしさを感じたなら、情報収集による穴埋めを控えて、これを味わい、できれば自分で考えてみたらと提案」しているため、理論やテーマの先行研究には細かく言及していないとのこと。その代わり、専門用語の項目について学べる専門書や自著の紹介なども載っているので、心理学的な専門知識を得たい人はそちらも参考にするといいかも知れません。 【熟読後の疑問点】 人生の中のベスト本の一つになるかも、という感想に変わりはないのですが、繰り返し出てくる「母と胎児の一体だった頃がユートピアである」という記述には、妊娠経験(特につわりの酷かった経験)がある自分にとっては、引っかかる点でした。著者のきたやま氏の意見というよりは精神分析学全体の問題かも知れません。 母と胎児は一体などではなく、母体側から言わせてもらうと、胎児は半分他者の遺伝子を持つ「異物」であるのは明確です。だからこそつわりがあるのだと思っていました。私自身が身をもってそれを経験したので、「自分の母もこんな苦労をして私を産んだのだな」という「他者としての母の奉仕に感謝」するようになります。そこからの「胎児だった頃に戻りたい」という願望は、記憶喪失にでもならない限り起こらない気がします。そして、これは経験をしなくても妊婦の体験談が精神分析学に反映されていれば容易に取り込める視点じゃないかなぁと思ったりします。母親を神聖視する割に、当事者にまったくヒアリングしてない感じはなんとかならないものなのか。。 というわけで、「失われたユートピア」というよりは、「そもそもユートピアはなかった」ってことなんじゃないかな。それはそれで「むなしさ」の発生に繋がるのだろうから、本書の内容や結論が何か変わるわけではなさそうです。
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「心の空洞」との付き合い方、「間」との付き合い方、それは白黒を付けるのではなく、中途半端な状況を許容する力となる。はやりの「ネガティブケイパビリティ」といえる。 筆者にとってのむなしさには、加藤和彦の影がついて回る。 ため息をついても、幸せは逃げない。
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題名が気になりたまたま手に取ってみたが、本文を読むうちに「あの素晴らしい愛をもう一度」作詞の北山修氏の著書とは知らず驚いた。 「むなしさ」について、精神科医として、また作詞家としてからの見聞で書かれており、大変興味深い。 特に、古事記から引用して“不浄のもの”に対する日本人の美...
題名が気になりたまたま手に取ってみたが、本文を読むうちに「あの素晴らしい愛をもう一度」作詞の北山修氏の著書とは知らず驚いた。 「むなしさ」について、精神科医として、また作詞家としてからの見聞で書かれており、大変興味深い。 特に、古事記から引用して“不浄のもの”に対する日本人の美意識について考察したり、日本語の語源の解説が面白かった。 前述の歌は自死した加藤和彦氏との愛の物語だと言う言葉に、著者からの言い知れない虚しさを感じた。 「間」を嫌い、行き過ぎた効率を求める現代ではあるが、虚しさを味わいながら生きていくほかないと言う「すまなさ」を抱えながら生きていてもいいと思え、気が楽になった。
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作者、言わずとしれた、フォーク・クルセダーズのメンバー、「俺は死んじまった」「戦争を知らない子どもたち」「あの素晴らしい愛をもう一度」などの作詞家,精神科医、九大大学院教授、白鴎大学学長。 フォークルメンバーの加藤和彦が自死したとき近くに北山修という存在があったのにどうしてと...
作者、言わずとしれた、フォーク・クルセダーズのメンバー、「俺は死んじまった」「戦争を知らない子どもたち」「あの素晴らしい愛をもう一度」などの作詞家,精神科医、九大大学院教授、白鴎大学学長。 フォークルメンバーの加藤和彦が自死したとき近くに北山修という存在があったのにどうしてと思った。 むなしさの多方面からの分析とともにむなしさはもっているのが正常で、それをもって考え味わうのを幸せと思いなさいと言ってるようです。 加藤和彦の死に対する、北山修の対応、接し方、答えが書かれている。 むなしさを感じ鬱ぽくなる自分への元気つけの本です。 北山修は人生のくれなずむころにさしかかっていると書いてますが、僕の中学高校のころの憧れでした。もっといい歌、いい本を発信してほしいです。
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