「むなしさ」の味わい方 の商品レビュー
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書店の書評コーナーにて。 「むなしさ」は「す(澄)まない」。 心の隙間、穴に「むなしさ」が入り込んだ時、私たちは急いで埋めようとする。現代は「間」に耐えられない仕組みになっている。容易に「間」が「魔」になる時代。 むなしさは、すまないものだとあきらめて、心の底に住まわせる。むなしさを、時間をかけて醸成し、味わう。 結論を急がない。「間」に耐えてこそ生まれる創造物もある。 心の穴を、埋めないまま「間」として、時間をかけて向き合ってみることを意識したいと思えた一冊。 こんなに真面目な心理学の新書なのに、著者はなんと、おらはしんじまっただぁ〜♪で有名なフォーク・クルセダーズのきたやまおさむさん。 さすがは精神科の医師、言葉を大切に使われている印象。ワードセンスに惹かれた。 喪失は移行対象をみつけ、時間をかけて移行していくことでうまくこなすことができる
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【目次】 序章「むなしさ」という感覚 第1章「喪失」を喪失した時代に 第2章「むなしさ」はどこからー心の発達からみる 第3章「間」は簡単には埋まらないー幻滅という体験 第4章「むなしさ」はすまないー白黒思考と「心の沼」 第5章「むなしさ」を味わう おわりにー悲しみは言葉にならない...
【目次】 序章「むなしさ」という感覚 第1章「喪失」を喪失した時代に 第2章「むなしさ」はどこからー心の発達からみる 第3章「間」は簡単には埋まらないー幻滅という体験 第4章「むなしさ」はすまないー白黒思考と「心の沼」 第5章「むなしさ」を味わう おわりにー悲しみは言葉にならない あとがき
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※このレビューにはネタバレを含みます
我々はむなしさから逃れることはできない。だから、むなしさを抱え、味わうことが大事。 北山先生の仰っていることはわからなくはないが、むなしさを味わえるようになるのは簡単なことではないと思われる。どうやったら味わえるようになるのか、今のところ、自分の中に答えは見いだせていない。 また、読後の印象として、スッキリしない、けむに巻かれたかのような感覚を持った。
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人間は生まれて生きていく過程で、常に心のどこかに「むなしさ」という心の影が佇み居座る。それを自覚するかどうか、ないものとして扱うかどうかは、個人の洗濯。じっとその存在に耐え、味わう。「沼」に留まることによって、創造が生まれる。そのために白黒でない中間領域を抱える心の器を持ちたい。...
人間は生まれて生きていく過程で、常に心のどこかに「むなしさ」という心の影が佇み居座る。それを自覚するかどうか、ないものとして扱うかどうかは、個人の洗濯。じっとその存在に耐え、味わう。「沼」に留まることによって、創造が生まれる。そのために白黒でない中間領域を抱える心の器を持ちたい。そのために日々精進していきたい。
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配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01426311
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