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化学の授業をはじめます。 の商品レビュー

4.4

97件のお客様レビュー

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2026/03/28

 タイトルを見て、ちょっとポップな感じの化学啓発本だと思った。理系の啓発本は好きなんだけども、化学はあんまり得意ではないから、これを機会にちょっと勉強しようかなーと考えて読み始めたら……  小説でした。  小説だったです。ぶっちゃけ導入部でくじけそうな感じのそれだった。でも、...

 タイトルを見て、ちょっとポップな感じの化学啓発本だと思った。理系の啓発本は好きなんだけども、化学はあんまり得意ではないから、これを機会にちょっと勉強しようかなーと考えて読み始めたら……  小説でした。  小説だったです。ぶっちゃけ導入部でくじけそうな感じのそれだった。でも、一章一章が短いし、気分が乗ったら一章ずつ読み進めていこう。そう決めて読んでいったら、前半1/3あたりから、ぐぐっと面白くなってきた。  舞台設定が1950年代のアメリカということになっているけれども、おそらく著者がねらっているのは、当時から変わらない男尊女卑思想による悪意のない差別と、ささやかな悪意がもたらす不幸のこと、前者には容赦ないが、後者には結構寛容なのが、なんかアメリカっぽいなあ等と感じたりした。  化学啓発本だとおもったら、勧善懲悪の小説で戸惑いはあったけれども面白かった。ジャンルとしてはヤングアダルトなのかな?  犬が良い感じに活躍するので、犬好きにもお勧めです。

Posted byブクログ

2026/02/02

『立ち上がれ、女性たち』。そんな力強い鼓舞が聞こえるような小説。 原書のほうは洋書版読書アプリGoodreadsでもよく目にしていたが、なかなか読む機会がなく、訳書で初めて読むことができた。 アメリカやイギリスなどの英語圏で大人気だったのも頷ける、楽しくてほろ苦くて元気をもらえる...

『立ち上がれ、女性たち』。そんな力強い鼓舞が聞こえるような小説。 原書のほうは洋書版読書アプリGoodreadsでもよく目にしていたが、なかなか読む機会がなく、訳書で初めて読むことができた。 アメリカやイギリスなどの英語圏で大人気だったのも頷ける、楽しくてほろ苦くて元気をもらえるブラウニーのような一冊。 主人公エリザベス・ゾットには数々の困難、それも悪意ある困難が立ち塞がるが、彼女の言葉と行動が作中の登場人物たちにも読者である私たちにも勇気をくれる。そして彼女に背中を押されて行動を起こした人たちも、私たちに勇気をくれる。 男性の描き方に悪意があるのでは?と思う読者がいるかもしれないが、本作には良識ある男性キャラクターが幾人も登場する。 舞台は1960年代のアメリカだが、日本でも同じような困難に直面して闘ってきた女性たちがいた。そんな人たちが切り開いてきた道を、私はありがたいことに歩いているんだと改めて感謝の念がわいた。 次の世代になにを渡すことができるだろうか、という訳者の言葉に強く同意する。私の世代が直面している困難を、次世代の女の子たちが味わわなくてもいいように露払いしていきたいと思う。

Posted byブクログ

2026/01/07

なかなかに長編! 頑張って読み切りましたー! 女性蔑視で何度も打ちのめされる ハラスメントだらけ レイプ寸前 学位地位の剥奪 やりたい放題で酷すぎるのに 日本書ではないからか リアルでグッタリするようなものではない だから軽視ではなく 読んだとこから頑張れ!って応援したくなる 主...

なかなかに長編! 頑張って読み切りましたー! 女性蔑視で何度も打ちのめされる ハラスメントだらけ レイプ寸前 学位地位の剥奪 やりたい放題で酷すぎるのに 日本書ではないからか リアルでグッタリするようなものではない だから軽視ではなく 読んだとこから頑張れ!って応援したくなる 主人公のキャラ設定もあるけど 終始なぎ倒されるしりから応援してしまう 自分も強く頑張ろう!って勇気もらえる!

Posted byブクログ

2026/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昨日ついったで見かけて内容も知らないのになんかビビってきた本。 今日寄ったら見つけたので買うしかないなと購入。犬好きさんにもオススメのようだ(今帯見た) chapter.9まで読んだんだけどしんどい。辛くて泣きたくなった。そんな中で見つけた喜びにちょっと持ち直し、でもまたその裏側とで再びしんどくなってる。 だからこそ、2人が共に感じてる〝直感〟までしっかり読み切りたいと思わせてくれる。 chapter.22まで読んだ。まさかあの後あんな事になるなんてと愕然とし、そしてそれからのリジーになんかもう、確かに眩しい憧れを感じ始めて、今で半分くらいなんだけど胸がいっぱいなってきてる。面白い。いやそう言うのは違う気がするな、なんだろ頑張れ負けるなって応援の気持ちがどんどん増えていく chapter.31まで終わり。 あの瞬間の高揚感!私も一緒に盛大に拍手してた。 女性としてだけじゃなくひとりの人間として生きることがこんなに難しくて辛いということは幸いここまで私にはなかったけれど、それでも小なりとも同じ抑圧や虚しさを感じてきてたのは確かで、そういう救われてこなかった気持ちがこれ読んでいて救われていくというか、解放されていくというか。なんだろ、未来に花束をとかメアリーの総てを見た時の感覚に近いかもしれない。長い長い間、先人が少しずつ切り拓き、断ち切ろうとしてきてくれた呪いと今こそ大手を振ってさよならしたいね…… 買ってよかった。読んでよかった。 良かったからこそ、自分のために誰かのために、頑張ってる人が不条理に潰されず報われる世界であって欲しいとまた更に強く思うね…… 性別関係なく読んで欲しい本だった。

Posted byブクログ

2025/12/29

痛快。前に進む勇気をもらえますね。エリザベスの周りの人物たちも愛おしく、生い立ちもしっかり描き込まれていて本当に惹き込まれました。素晴らしかった!

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2025/12/28

空気を読まないエリザベスがカッコいい。 不遇な環境にも負けず、我が道をゆく彼女を一も二もなく応援せざるおえない。 1人で戦っているようで、なんだかんだで彼女自体は自らのスタンスを全く変えていないのに周りに味方を増やしていく(なんと言っても大きなのは視聴者!)過程が本当に拍手

Posted byブクログ

2025/11/18

科学者の主人公がテレビで料理番組をやる話かと思ったら、ぜんぜんそんな簡単な言葉で説明できる本じゃなかった。 1950年代の女性の立場がどんなものだったのか。 あとキリスト教?神への信仰の強さも感じた。 色んな辛いことが起きる中で、エリザベスの筋の通った言動が周りの人の意識を変えて...

科学者の主人公がテレビで料理番組をやる話かと思ったら、ぜんぜんそんな簡単な言葉で説明できる本じゃなかった。 1950年代の女性の立場がどんなものだったのか。 あとキリスト教?神への信仰の強さも感じた。 色んな辛いことが起きる中で、エリザベスの筋の通った言動が周りの人の意識を変えていく様子。 読んでいる私も今日から行動を変えていこうと思えた。 エリザベス、カッコ良い女性だ。

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2025/11/03

舞台は1960年頃のアメリカ。 化学者としての才能を持ちながら、女性であるが故に化学者として認められず、様々な苦難にあってきたエリザベス。 当時としては「考えられない」と言われる未婚のシングルマザーである彼女は、とあるきっかけで「意義のある食事作り」を教える料理番組を持つことにな...

舞台は1960年頃のアメリカ。 化学者としての才能を持ちながら、女性であるが故に化学者として認められず、様々な苦難にあってきたエリザベス。 当時としては「考えられない」と言われる未婚のシングルマザーである彼女は、とあるきっかけで「意義のある食事作り」を教える料理番組を持つことになった。 周囲の声をものともせずエリザベスは科学的な料理解説をし、番組は人気を博していく。 彼女は自分の人生が思いも寄らない方向に進んでいることに戸惑いつつ、これまでの人生と、そんな中で出会った大切な存在を思い返す。 「女性」ということで様々な差別を受け苦しんできたエリザベスだが、自分の大事にしたいものはブレずに突き進むところに格好よさを感じる。 印象に残った文章も複数あり、特に終盤のエリザベスから視聴者へのメッセージは、これまでの彼女の人生を辿ってきた上で読むと胸が熱くなるようなメッセージで勇気をもらえるものだった。 一方で自分としては、料理番組が人気になっていく過程や番組を通して多くの人々に影響を与えていくところを、もう少しじっくり読みたかったように思う。 ラストも自分としてはスッキリ感より、エリザベスの痛快な活躍をもっと見たかったという印象が残った。 と、読了直後はこんな感想を持った。 けれど時間が経ってから考えると、今作はエリザベス個人が戦って勝つような物語ではなく、彼女の大切な家族・周囲の人達のサポートやファインプレーを受けて彼女が一人では辿り着けなかったところに辿り着く物語だったのかもしれない、と気づいた。 今の時代だって、いくら信念があってもたった一人で「常識」や「差別」に打ち勝つことは難しいと思う。 時代設定を考えればなおのこと、女性主人公一人が痛快に「常識」や「差別」を打ち破るようなラストと、少々出来すぎているようにも感じた今作のラスト、ある意味リアルさはそう変わらないのかもしれない。 読む前の期待とは正直違った部分もあったけれど、読むことができて良かった作品だった。

Posted byブクログ

2025/11/03

1960年台のアメリカ カリフォルニアで女性化学者でシングルマザーのエリザベス・ゾットが、料理番組に出演する。彼女の科学的な料理の説明、そしてその時代にそぐわない姿勢が視聴者の心をつかんでいく。 主人公のエリザベス・ゾットは非常に魅力的なキャラクターである。すべての人間がその生...

1960年台のアメリカ カリフォルニアで女性化学者でシングルマザーのエリザベス・ゾットが、料理番組に出演する。彼女の科学的な料理の説明、そしてその時代にそぐわない姿勢が視聴者の心をつかんでいく。 主人公のエリザベス・ゾットは非常に魅力的なキャラクターである。すべての人間がその生まれによる役割にとらわれず、自由に選択し認めれるべきという、1960年代にはまず受け入れられない在り方を押し通す姿勢はカッコいい。これは60年以上たった現在でも成し遂げらえていないので、非常に刺さってくる。 また主人公の周りにいる娘(マッド)、犬(シックス・サーティー)、ご近所さん(ハリエット)なども魅力的である。エリザベスのマッド、シックス・サーティーに対する接し方は対等であるという姿勢もよい。マッドは、幼少ながらディケンズを読み、科学的に考える子供になっているので将来が楽しみである。 料理番組では、料理を化学として説明し、その中で視聴者の悩みにも率直に答えていく。そして番組の最後にはシングルマザーとして、母親としてのアドバイスする。「子供たちテーブルの用意をして下さい、お母さんにちょっとひと息つかせてあげましょう」と。

Posted byブクログ

2025/10/30

研究所を首になった女性が、テレビの料理番組で人気が出るという話。 1960年代の設定で、女性軽視が当たり前の時代で科学者として奮闘する話。 現代でも思い当たる内容となっていることが、なんとも言えない。

Posted byブクログ