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ぼくは青くて透明で の商品レビュー

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80件のお客様レビュー

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2025/01/03

自分らしくいることの難しさ。嫉妬や世間体、家族の反対、好き同士なのに広がる距離。恋愛に悩みはつきものだけど、同性同士だからこその悩みに胸がチクチクしました。生きづらさに悩みながらも一緒に人生を歩みたい人に出会って、全力で愛するって素晴らしい。

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2024/11/24

自分の気持ちを恐れずに表現出来る2人がただただ素敵だなと思いました。 登場人物が素敵な人ばかりでした(*ˊᵕˋ*)

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2024/10/27

この1年半ほど、考えることが多くなったテーマ。中学生から大人手前、親までの様々な思いが交差している様子がとても良かったです。理解が得られないこと、それを縛ることができる環境の苦しさ、じわじわとこれからの自分にも返ってくるような気にもなりました。 2024/9/17読了

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2024/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙と合ってとても綺麗な物語だった。血が繋がってないから受け止められる。 その人の苦しみは他人の羨ましいこと。自分が親にされたことを絶対に自分の子ともにはしたくないとわかっていても、海のお父さんはまだ自分を失いたくなかったのか。

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2024/10/16

窪美澄さんの小説はたくさん読んできたけれど、同性愛が主題の小説は初めて読んだと思う(他に存在するのかはわからないけど) 高校1年の海(かい)の章からスタートし、ラストは成人した海の章で完結する。その間に、海の継母である美佐子、海が恋した同級生の忍、海と忍の友人である璃子、海の実父...

窪美澄さんの小説はたくさん読んできたけれど、同性愛が主題の小説は初めて読んだと思う(他に存在するのかはわからないけど) 高校1年の海(かい)の章からスタートし、ラストは成人した海の章で完結する。その間に、海の継母である美佐子、海が恋した同級生の忍、海と忍の友人である璃子、海の実父である緑亮の章があって、それぞれが抱えてきたものや心情などが綴られている。 若い男の子2人の同性愛の物語ではあるけれど、今流行りのBLとは少し雰囲気が違って(BLの世界にあまり詳しくはないけれど)どちらかというと、葛藤や苦しみ、人としての醜い部分もある感情、などに焦点を当てている物語。 海は幼いころからセクシャル・マイノリティであることが表出していて、美佐子や緑亮もそれをわりとするっと受け容れて海を否定せずありのまま受け止めていた影響もあり、高校生になった海は外部の攻撃もうまくかわして飄々と生きているところがある。 一方忍は同性愛者である自分をうっすら自覚しながらも、外面を保つために女の子と付き合ったりして生きてきた。立場のある立派な両親がいる家に生まれた長男としてすべきことも当然頭にあるし、家の締め付けからかんたんに意識を解放することも難しい。だけど海に恋をしてしまい… そんな正反対な2人が出逢い、奇跡のように気持ちが通じた。だけどその道が順調に進むわけではなく…というのが主題。 緑亮が幼い海を育てるシングルファザーとなった背景、美佐子が海の継母となった背景、海と忍が璃子と親しくなった背景など、それぞれに生きてきた過程での苦しみがある。 苦しみがあるから、どうしようもない道を選んでしまうこともある。 それぞれがすれ違ったり、ときに解り合えたりしながら、海と忍はどんな道を選ぶのか。 同性同士のカップルとして生きていくって、多様性が謳われるいまの世の中であってもやはり、その個々人によってさまざまな障がいと呼べるものがあるだろうと考えた。 基本は自分の人生なのだから自分が思うように生きればいいのだけど、自分の立場を考えて躊躇してしまう忍のような人だって絶対にいる。 美佐子がとてもいいキャラクターだった。彼女のような大人がそばにいるって、ものすごい救いだ。周りを助け癒しながらも「自分のためにしているんだよ」と言える強さ。 かと思えば緑亮はどうしようもないなと思ったり、それぞれに後悔を吐露する登場人物たちの姿が、窪美澄さんの小説だなと思った。 生きることのままならなさとどうしようもなさ。苦しくて、すてきな小説でした。

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2024/10/02

子どもをありのままに迷いなく育てるってすごい。 男の子同士の恋愛も小説の中ならありだけど、現実に見たらどうかな、、受け入れる自信ないかも(・_・; 海の母になった美佐子さんと緑亮さんの夫婦関係もいわゆる普通ではないけど、フツウってはたして何だろう。 登場人物皆が生きにくさを抱えて...

子どもをありのままに迷いなく育てるってすごい。 男の子同士の恋愛も小説の中ならありだけど、現実に見たらどうかな、、受け入れる自信ないかも(・_・; 海の母になった美佐子さんと緑亮さんの夫婦関係もいわゆる普通ではないけど、フツウってはたして何だろう。 登場人物皆が生きにくさを抱えている。 タイトルがよい。

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2024/09/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昔のティーンズ小説っぽい文章だなぁ…それのBL版?ストーリー的には目新しさはない。でも印象深い表現は読んでておもしろいなぁと。 受け、攻め、女友達、攻めの元カノ、受けの父親、受けの継母それぞれの視点から。いじめられていた璃子とさおりが旧友のように馴染むのと、受けの父親を呼び捨てにするノリがよくわからない…。 あと気になったのは受けは女の子っぽいと言及しているので性同一性障害ではないのかな?と認識していたのだけど。途中で女の子要素はなくなったのか。 まぁそれだと“ゲイ”である攻めとは相容れなくはなりますね。 どちらもゲイだからこその苦しみと、お互いの家庭環境に対する妬み。くっつくのが電光石火だったのでそこのすれ違いがあってよかった

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2024/09/27

ただただ純粋な、むき出しの、愛のお話。 海と忍が本当に愛おしい。 出会って、惹かれ合って、求め合って。 性別なんて関係ない、好きだから会えると嬉しい、触れ合うと幸せ、幸せになってほしい。 「君の名前で僕を呼んで」の時も思ったけど、とにかくこれが普通の恋愛作品だ、ってみんなが思え...

ただただ純粋な、むき出しの、愛のお話。 海と忍が本当に愛おしい。 出会って、惹かれ合って、求め合って。 性別なんて関係ない、好きだから会えると嬉しい、触れ合うと幸せ、幸せになってほしい。 「君の名前で僕を呼んで」の時も思ったけど、とにかくこれが普通の恋愛作品だ、ってみんなが思えるようになれば良い。ゲイだから、LGBTQを描いているから良い作品、なんじゃなくて、ある人間が出会い、恋に落ちて、悩みながらも2人で生きていく様子がただただ愛しくて美しい。ここ数年でかなり受け入れられてると思うけど、やっぱりまだまだなのかな。 街中で手を繋いでる男の子たちを見ても、「デート、いいなー」って普通に思えるし、少しずつだけどそういう世の中になってきてると思う。 海の天真爛漫さの裏に抱えている、過去の傷や捨てられるんじゃないかという不安。忍の、繊細さの裏に隠れている、みんなへの思いやりと他人に迷惑をかけたくないという優しさ。海を一生懸命に育ててくれた美佐子さん、海と忍に出会えて人生が楽しくなった璃子、ダメダメだけど自分なりに海の個性を尊重した緑亮。分かってくれないけど忍の生活を支えて親としての義務をしっかり果たす忍の父親。 緑亮と忍の父は、本当に対照的で、緑亮は息子の個性を理解しながらも生活を支えず、忍の父は息子の個性を受け入れないけど生活は支える。どっちもいいしどっちも悪いな。 恋愛だけじゃなくて、親子についても考えてしまった。 すごく読みやすくて、「僕は青くて透明」というワードが読んでる間、ずっとしっくりくる。

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2024/12/02

出会って、どうしようもなく引かれあってしまった海と忍。 高校生であること、同姓であること、過去にとらわれていること、異質なものを受け入れない土地であること…。息も思うようにできない二人の息苦しさが痛いほど伝わってきました。 彼らを取り巻く登場人物たちの生きづらさも丁寧に描かれてい...

出会って、どうしようもなく引かれあってしまった海と忍。 高校生であること、同姓であること、過去にとらわれていること、異質なものを受け入れない土地であること…。息も思うようにできない二人の息苦しさが痛いほど伝わってきました。 彼らを取り巻く登場人物たちの生きづらさも丁寧に描かれていて、「これは、私だな。」と、共感する人も多いのではないでしょうか。 章毎に語り手が変わりながら、話しが時系列に沿って進んでいくのもよかったです。

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2024/09/22

ゲイの主人公の少年のお話。 彼の母親は育ての親で生みの母と父は彼をおいていってしまったり、彼の愛する人が優等生で両親の理解が得られなかったりとさまざまな困難も描かれる。 日本ももっとLGBTに寛容になり普通に街中を歩いたり結婚したりできるようになったらいいなと思う本だ。 好きに...

ゲイの主人公の少年のお話。 彼の母親は育ての親で生みの母と父は彼をおいていってしまったり、彼の愛する人が優等生で両親の理解が得られなかったりとさまざまな困難も描かれる。 日本ももっとLGBTに寛容になり普通に街中を歩いたり結婚したりできるようになったらいいなと思う本だ。 好きになったのがたまたま同棲なだけでなぜこんなに厳しい世界なのだろう。

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