め生える の商品レビュー
Audibleにて。突然起こった原因不明の感染症で、中高生以下を除く全ての人がハゲる世界になった。 設定は斬新で面白いけど、設定以外は割と地味なので中盤あたりから少し飽きてしまった。 もっとSF的にぶっ飛んだ内容だったり、高瀬さんならもっとメッセージを投げかけてくれるかと期待し...
Audibleにて。突然起こった原因不明の感染症で、中高生以下を除く全ての人がハゲる世界になった。 設定は斬新で面白いけど、設定以外は割と地味なので中盤あたりから少し飽きてしまった。 もっとSF的にぶっ飛んだ内容だったり、高瀬さんならもっとメッセージを投げかけてくれるかと期待して読んだけど、あまり心に残るものはなかった。 学生時代にほぼ禿げてるクラスメイトがいた。 その子はすごく面白くて明るくて優しくて友達も多くて、禿げてることをネタにすることもなくて、イジる人も裏で悪口を言う人もいなくて、禿げてることなんて意識することなく友達だった。 ハゲだけじゃなくて人それぞれ何らかのコンプレックスはあって、それを気にしないようにしている人もいれば、ものすごく気にしてる人もいる。 友達のように強い気持ちを持つのはなかなか難しいと思うけど、本人の考え方次第で周りも変えることができると友達から教わった。
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「他人からどう見えるか」「他人はどう思うか」 「自分はどう感じているか」「自分はどう思うか」 結局自分がマイノリティになろうが、マジョリティになろうが、外野は好き勝手言ったり優越感を抱いたりするわけだけど、自分が優位な立ち位置になったらなったで、不幸自慢というか、自分をあえて下げ...
「他人からどう見えるか」「他人はどう思うか」 「自分はどう感じているか」「自分はどう思うか」 結局自分がマイノリティになろうが、マジョリティになろうが、外野は好き勝手言ったり優越感を抱いたりするわけだけど、自分が優位な立ち位置になったらなったで、不幸自慢というか、自分をあえて下げるムーブを取るのはわかってしまうな〜 高瀬さんはそういう日本の?人間のいやらしい部分を書くのが上手 だけどほか作品の方がそれをより感じるかなとは思う 真智加の”自分からは誘わないけど、誘われたら断らないようにしてる。それが私の友情の築き方”って共感してしまったな、テラとは関わるの辞めたら?って思うけど誘われるから断れなくてずるずる関係が続くんよね自分が望んでなくても笑
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髪の毛の話。 途中から登場人物が繋がっていく。 誰もハッピーエンドじゃないのが辛い。 関係切るほどじゃないけど心の底で良く思ってない人っているよね。
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感染症で15才以上の人が全員ハゲになるのが当たり前の話し 斬新な話題かと期待したけど 最後まで読んでないけど‥明るくなく、暗くもなく読むの途中で辞めしまった。
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たしかに……………… 皆んなハゲてたら誰が誰か分かりにくいやろなぁ 皆んなと違うって……………… どこか不安になってしまうんかなぁ
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大人がみんなはげてしまう話。 これだけ聞くと『世にも奇妙な物語』のシュールでコミカルなやつ…と思うけど、全然違う。 マイノリティがマジョリティになれば、それが世の中のスタンダード。 人間のドロドロっていうのかな、表面的には見えないけどこういう気持ちあるよね〜っていうのを表現...
大人がみんなはげてしまう話。 これだけ聞くと『世にも奇妙な物語』のシュールでコミカルなやつ…と思うけど、全然違う。 マイノリティがマジョリティになれば、それが世の中のスタンダード。 人間のドロドロっていうのかな、表面的には見えないけどこういう気持ちあるよね〜っていうのを表現するのうまい高瀬隼子さん。 新作も読みたい。
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私がハゲと無縁だからか終始あんまり物語に入れ込めず...。何かラストに面白い展開があるのかと思えばそういう訳でもなく。 ”薄くて“読みやすかったです。
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大人がみんなハゲてしまったら、という構想は興味深いけど、最後まで読んだが、うーんという感じ。誰にも共感できないし。もう少し面白い展開になるのかと思ったらそうでとなく
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唐突に全ての大人が禿げる時代がやってくる。 時代の変化で劣等感を含む疎外感が形を変えていく様子。 いつもの高瀬さんとはちょっと違う手法で、なんなら群像劇っぽい構成になってたりして、嫌な人と、嫌な気持ちとが集められる。 優越感でも割に合わない、出る杭を妬む目の怖さ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大人がみんなはげる世界の話。 みんなに等しく嫌なことが起こる中で、はげていない人の肩身は狭い。 恵まれているのに悩んでいる。 これって、我々の世界でいうと何と同じだろう? めっちゃ美人とかイケメン? それを武器に生きている人もいるだろうけど、妬まれて悩むとかすごいありそう。 はげる彼女とはげない彼氏。 ただ髪が生えているかどうかが違うだけなのに、別れの理由にもなりえてしまうって、当たり前のように感じるけど、冷静に考えたらちょっと不思議。 ウィッグをつければ見た目は同じなのに、そこに優劣がついてしまうからなのか。 そこはやはり、髪が生えていることが当たり前の世界だからかな。 この小説のすごいところは、髪が生えている大人に対する憎しみや妬み、逆に髪が生えている本人の気にし方の描かれ方がすごくリアルなところ。 ずっと居心地悪い気持ちにさせられる。 高瀬さんの小説の好きなところです。 あと、髪を切られた少年は、一生はげないと言われた瞬間、一生髪を切られる恐怖から逃れられないことが決まったよね。 それもゾゾっときてしまった。
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