ブラック・ショーマンと覚醒する女たち の商品レビュー
マスターの神尾武史(元マジシャン)の推理と洞察力が、色々な謎を解いていく。姪の真世との関係性も楽しい。 「続・リノベの女」や「査定する女」では、色々驚かされることもあり、どんどん読み進められ面白かった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
いつの間にかアメリカから帰国したマジシャン武史と建築士の真世、インテリアコンサルタント美菜の掛け合いが面白く、短編集であるが話が繋がっていて楽しめる。最後にこう来るか!と思ったがその終わり方に納得。更なる続編もあるのかな。
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東野圭吾の小説にしては殺人事件のおきないライトな感じのミステリー。元有名マジシャンのバーのマスター神尾が主人公の連作短篇集。亡き夫から莫大な遺産を相続した女性は本人なのか?はたまた偽物か?…。話を聞いた主人公は、マジックの技を巧みに使いながらその嘘を暴いていく…。6編のそれぞれ短...
東野圭吾の小説にしては殺人事件のおきないライトな感じのミステリー。元有名マジシャンのバーのマスター神尾が主人公の連作短篇集。亡き夫から莫大な遺産を相続した女性は本人なのか?はたまた偽物か?…。話を聞いた主人公は、マジックの技を巧みに使いながらその嘘を暴いていく…。6編のそれぞれ短いお話が、しっかり作りこまれていて面白かった。またマスターの姪の真世との叔父・姪コンビの掛け合いも楽しい。事件解決後に女性たちがそれぞれ前向きに新しい人生に向かっていく姿も良い!
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東野圭吾さんのいつものスピード感ある進行と、後の話に繋がるように組まれたシナリオがとても面白かった。自分も頑張ろうと思った一冊でした。
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兎に角読み易い。設定や関係性が単純なわけではないのに、すらすらと頭に入る。キャラクターの個性がはっきりしているので、こんがらがる事もない。どの作品もそうなのだが、描写が的確なので映像が脳裡にぱっと浮かぶ。 いわゆる毒親のストーリーを美談風に締めくくるのはなんだかな、とか思う事もな...
兎に角読み易い。設定や関係性が単純なわけではないのに、すらすらと頭に入る。キャラクターの個性がはっきりしているので、こんがらがる事もない。どの作品もそうなのだが、描写が的確なので映像が脳裡にぱっと浮かぶ。 いわゆる毒親のストーリーを美談風に締めくくるのはなんだかな、とか思う事もないではないが、求めることが違うのだろう。仕掛けも満載で小気味良く読み進められながらも、繋がっている話もありちょっと長めのお話としても読める。楽しく読み終えた。
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面白かったです!読みやすかった。 短編集みたいになってるけど、つながっているって感じで。なるほどです! 安定の読みやすさ。でした。
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ブラック・ショーマンの2冊目は6つのお話が入った短編集。 私は短編ものは集中力が続きにくくて敬遠しがちなんだけど、これは飽きずにどんどん読めた一冊。 相変わらずの読みやすい文章もあるけれど、なんだろう、やっぱりさすがの東野圭吾なのだわ。 もと大マジシャンで今はバー<トラップハ...
ブラック・ショーマンの2冊目は6つのお話が入った短編集。 私は短編ものは集中力が続きにくくて敬遠しがちなんだけど、これは飽きずにどんどん読めた一冊。 相変わらずの読みやすい文章もあるけれど、なんだろう、やっぱりさすがの東野圭吾なのだわ。 もと大マジシャンで今はバー<トラップハンド>のマスターという設定が冴えまくっている本書。全体的におしゃれ感があって世界観がよき。 マスターのキャラも嫌いじゃない。むしろこういう叔父さんが近くにいてくれたら自信をもって強く生きていけそう。人の心の機微にも通じているし、合理的でお金大好きなところも今の時代っぽくてよいと思う。 ドラマ化はもう決定していそうですよね。 これからもずっと読み続けたいシリーズです。 ・トラップハンド ・リノベの女 ・マボロシの女 ・相続人を宿す女 ・続・リノベの女 ・査定する女 ===データベース===== 謎に包まれたバー『トラップハンド』のマスターと、彼の華麗なる魔術によって変貌を遂げていく女性たちの物語。 その”マジック”は謎解きのための華麗な武器。 全貌を知る時、彼女たちは何を思うか。そして、どう生きていくのか。 この人は人生をリノベーションするつもりだ―― 亡き夫から莫大な遺産を相続した女性の前に絶縁したはずの兄が現れ、「あんたは偽者だ」といいだす。女性は一笑に付すが一部始終を聞いていた元マジシャンのマスターは驚くべき謎解きを披露する。 果たして嘘をついているのはどちらなのか――。
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短編それぞれ予想外の展開で、最後まで楽しく読めました。みんな前を向いて、未来を見据えて生きていく。心の強い女性たちの姿が爽やかでした。
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今回は、神尾武史が営むバー「トラップハンド」を舞台に繰り広げられる連作短編集。何もかもお見通しの武史とその姪の真世の迷コンビ!?が送る傑作編。最後の章の査定する女では常に冷静な武史が狼狽する場面があり、妙に芝居がかっているなと思ったらやっぱしそういうことだったのね・・・。続・リノ...
今回は、神尾武史が営むバー「トラップハンド」を舞台に繰り広げられる連作短編集。何もかもお見通しの武史とその姪の真世の迷コンビ!?が送る傑作編。最後の章の査定する女では常に冷静な武史が狼狽する場面があり、妙に芝居がかっているなと思ったらやっぱしそういうことだったのね・・・。続・リノベの女の章で武史の過去について触れるような記述がありそうな気配だったが、地雷を踏みかけたことに気づいていないのだろうという事で片付けられていた。次作以降の展開でこの辺りに触れてほしいなと思った。
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この作品は短編小説の集合で、それぞれが主人公のバー「トラップハンド」とそのオーナーで元マジシャンの神尾武史を中心に展開されるミステリーです。短編が一つのテーマで統一されているため読みやすく、神尾の推理力と知識で問題が次々と解決される様子が魅力的でした。
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