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ブラック・ショーマンと覚醒する女たち の商品レビュー

3.9

227件のお客様レビュー

  1. 5つ

    40

  2. 4つ

    115

  3. 3つ

    52

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    0

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2024/10/29

バー「トラップハンド」を舞台に描かれる短編集。 前作は長編でこれまた面白くはあったのだけれど、今回の短編集の方がメリハリがあって個人的には好き。 どの短編も何かを抱えた女性が覚醒、一歩踏み出していく物語。 今回もブラック・ショーマンであるマスターの話術、観察眼が光る。 リノベの...

バー「トラップハンド」を舞台に描かれる短編集。 前作は長編でこれまた面白くはあったのだけれど、今回の短編集の方がメリハリがあって個人的には好き。 どの短編も何かを抱えた女性が覚醒、一歩踏み出していく物語。 今回もブラック・ショーマンであるマスターの話術、観察眼が光る。 リノベの女 マボロシの女 相続人を宿す女 続・リノベの女 査定する女 懸命に生きる女性たちを描く短編集はどれも面白かった。

Posted byブクログ

2024/10/29

シリーズ2作目もやっぱり面白い。各章のタイトル通り色んな女が出てくるが今回は同じ女性で描かれる別の話がありどれもよかった。「続・リノベの女」ではマジックの場面で「オリーブの首飾り」を聴きながら読んで楽しかった。真世の会社が「文光」でちょっとした計らいがいい。どの作品でも言えること...

シリーズ2作目もやっぱり面白い。各章のタイトル通り色んな女が出てくるが今回は同じ女性で描かれる別の話がありどれもよかった。「続・リノベの女」ではマジックの場面で「オリーブの首飾り」を聴きながら読んで楽しかった。真世の会社が「文光」でちょっとした計らいがいい。どの作品でも言えることだけど軽快でテンポも良くて読みやすいのでペースを落とすことなく楽しめたし、親子の再会では短くてもこんなに優しい時間が持てた2人によかったと感じる。相続の話も移植には色んな問題はあるけど実際そういう例もあるし気持ちも少しわかる気が。

Posted byブクログ

2024/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

武史の洞察はすごいんだけど、どの話もなんかご都合主義がすぎてて鼻につくんだよねぇ。ただ『相続人を宿す女』では、胎児の相続権については知ってだけれど、たとえDNA型鑑定で父親とは血縁なしと証明されても、それだけでは法律上の父子関係を取り消せないなんていう最高裁判決があるのに驚いた。まあ父親が誰だかわからない際には、子ども救済のためにしかたないけど、どうなんだろう。それ置いといて、親友の子どもを助けんと、無脳症で生まれるや死ぬと知りつつ臓器提供のためだけに出産に挑む親なんて、どう考えても現実的じゃなさすぎる。

Posted byブクログ

2024/10/22

最後まで楽しく読めました。 前作のようなドキドキはないですが魅力的なキャラクターは相変わらずでした。

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2024/10/19

一作目よりこちらの方が好きかな。 ブラックショーマンには重厚さよりこれくらいの軽さの方が似合う気がする。

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2024/10/19

 ブラック・ショーマンシリーズの第2弾ですね。隠れ家的なバー「トラップハンド」のマスターとその姪っ子が出会う方たちとの6編の物語です。  短編なので重厚感は薄く、リラックスして読めるライトミステリーという感じです。  東野圭吾さんの作品は毎回冒頭からすぐ物語に引き込まれてしまいま...

 ブラック・ショーマンシリーズの第2弾ですね。隠れ家的なバー「トラップハンド」のマスターとその姪っ子が出会う方たちとの6編の物語です。  短編なので重厚感は薄く、リラックスして読めるライトミステリーという感じです。  東野圭吾さんの作品は毎回冒頭からすぐ物語に引き込まれてしまいますが、東野さん自身が超一流のマジシャンということなんだと思います。  シリーズ前作の「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」をベースとして、映画「ブラック・ショーマン」が2025年公開となっており、神尾武史役に福山雅治さん、姪っ子の神尾真世役には有村架純さんがキャスティングされ、これが初共演となるようです。  東野さんが新作を書くにあたり、どんな主人公にしようか思案していた頃に、福山さんから「ダークヒーローを演じてみたい」と聞いて、それが執筆のきっかけとなったそうです。最初から福山さんをイメージして書かれたということがすごいですね。

Posted byブクログ

2024/10/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かったけど、短編だったから長編よりも読み応えがなかった。 査定する女はなんかトントン拍子に進んでなんか違和感あるなと思ってたら、仕組まれたことだったとは。。演技の道を思い出させるためとはいえ、ひどくないかな。。?^^;

Posted byブクログ

2024/10/13

前作を知らなくても読める短編集。 ただし、主人公(マスター)のことは終盤でしか明かされないので、「バーのマスター」として読み進めることになる。 短編も単に読み切りというわけではなく、終盤に向けて繋がっている。 殺人の起きない、優しいミステリー。 読後感も良い。

Posted byブクログ

2024/10/13

まず騙されてしまう。 読者は罠に引っかかり、頭の中が180度回転する。 つまらないストレスも吹き飛ぶ。忘れてしまう。 それがブラック・ショーマンのマジックなのだ。 これはシリーズ化しそうだな。

Posted byブクログ

2024/10/06

さまざまな女性とマスターによる短編集で、1話完結で読みやすかった。 マスターの洞察力や知識の豊富さで様々な境遇の女性を助けたりして、人情ある一面もあれば、お金目的だったりなど、憎めないキャラだった。 続編があればまた読みたい。

Posted byブクログ