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影牢 の商品レビュー

3.7

18件のお客様レビュー

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2026/03/15
  • ネタバレ

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浮遊する水 鈴木光司 これあれじゃね?仄暗い水の底のやつって思いながら読み終わったら仄暗い水の底だった。びっくりした。 猿祈願 坂東眞砂子 ラストが本当に怖かった。不倫許せない人間なので、いい気味とか思えそうだったけれどもそんなこと吹っ飛ぶぐらい怖かった。読み終わってからヒェって声出た。 影牢 宮部みゆき 怖かった〜。語り口調の小説苦手なのに、すっと頭に入るのはさすが。驚くほどのどんでん返しはなかったけれど、ため息が出る感じの気持ち悪い怖さ。ずっとへばりつくような不気味さというか不快感があって、最後にそれがなんとなく意味がわかる感じ。 集まった四人 三津田信三 読んでる間ずっとぞわぞわしてた。一緒に居る人間がだんだん人外に思えてくるときの世界が歪むような恐怖感、大好きだけど本当に怖い。足元が急にフワフワするというか、世界全部が曖昧になる感じ。 山荘奇譚 小池真理子 不条理というか、整合性が無いというか、いつの間にか眠っていて夢を見ていたような話。でも背筋は冷える。 登場人物のディテールがとても良くて、人物にフォーカスしやすいから、ぐっと感情移入してしまうのだと思う。このかたの作品読み続けたら気が触れそう(悪口ではない) バースデー・プレゼント 綾辻行人 最初から最後まで「?????」だった。なんだこれ?綾辻行人が読んでみたくてこの本読んだんだけれども、こういう作風なの??ホラーというよりはグロテスクな絵本みたいな話。 迷い子 加門七海 〇〇と思いきや、××と思いきや、△△と思いきや、⬛︎⬛︎というオチ。話が二転三転する割に単純で、難解な言葉を使って翻弄してやろうという思惑が透けて見えて、好みではなかった。オチも読めたし。 東京住まいではないので情景が思い描けなかったのも入り込めない理由の一つだと思う。 赤い月、廃駅の上に 有栖川有栖 これまでははなんとなく背中がじんわり寒くなるような静かな話だが、これは明らかに暴力性が高い「怪異」のホラーだった。電車にもっと興味あればもっと楽しいのかも。

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2025/11/13

様々な時代、年齢の登場人物、そして豪華なメンバー作家で贈られる短編集。じわっと怖いものから真に迫る恐怖まで。個人的には「浮遊する水」「影牢」「集まった四人」「山荘奇譚」が好きです。8編あるのでどれか一つは好きになる話があるんじゃないでしょうか。姉妹本もあるのでそちらも読んでいきた...

様々な時代、年齢の登場人物、そして豪華なメンバー作家で贈られる短編集。じわっと怖いものから真に迫る恐怖まで。個人的には「浮遊する水」「影牢」「集まった四人」「山荘奇譚」が好きです。8編あるのでどれか一つは好きになる話があるんじゃないでしょうか。姉妹本もあるのでそちらも読んでいきたいと思います。

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2025/09/30
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とても豪華なアンソロジー集。 ただ、傑作選ということもあり決まったテーマは特にないので、なんとなくとっ散らかったイメージがある。 最もインパクトがある…というよりは厭な印象を受けたのは、鈴木光司さんの『浮遊する水』。再読のはずだけれど、やはり厭だ。

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2025/08/16
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図書館。 読んだことあるものも多かったが、いずれもとても良かった。 鈴木光司「浮遊する水」…これ「仄暗い水の底から」や!と読み出してすぐ気づき、斜め読みになってしまったけれど、やはり好きな作品。 坂東眞砂子「猿祈願」…一番良かった。情景も一番鮮明に出てきたし、ホラーとしても良かった。 宮部みゆき「影牢」…時代物苦手だなあと思いながら読んでいたけど、次第に引き込まれて行った。とても良いホラー。 三津田信三「集まった四人」…この人の作品の中で一番好きな「怪談のテープおこし」から。お話覚えていたけれど、山の怪の話はとても好き。 小池真理子「山荘奇譚」…小池真理子大好き。「異形のものたち」持っているのに忘れてた話っぽい。でも読んだ後、「あったかも…」と思い出すの、本当にホラー。 綾辻行人「バースデー・プレゼント」…ちょっと入り込めなくて上滑り気味に読んだけれど、悪夢みたいなお話で良かった。 加門七海「迷い子」…作者の自分大好きな感じが創作にも滲み出てしまう(個人の感想です)ことで抵抗のある加門七海。最初はやっぱり自分大好きなんだな〜と思いながら読んだが、結末は良い感じかも。 有栖川有栖「赤い月、廃駅の上に」…よくある感じなんだけど書き方が上手いからとても良かった。

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2025/06/14

基本的に大体の時間は良質な恐怖作品を摂取したい!と嗅ぎ回っているような生活をしている。しかしどういうタイプの怖い話を摂取したいか、というのは日によって随分異なる気がする。 アンソロジーの良いところは、特に下調べせず手に取っても、なにかしら気分にぴったりな作品に出会えるところ。 今...

基本的に大体の時間は良質な恐怖作品を摂取したい!と嗅ぎ回っているような生活をしている。しかしどういうタイプの怖い話を摂取したいか、というのは日によって随分異なる気がする。 アンソロジーの良いところは、特に下調べせず手に取っても、なにかしら気分にぴったりな作品に出会えるところ。 今回しっくりきたのは三津田信三『集まった四人』、小池真理子『山荘奇譚』。 山あいの怪談が気分だったのかもしれない。 ーーーーー以下ネタバレーーーーー 三津田信三『集まった四人』 これ絶対アカンやつ!という序盤の電話シーンや神社絡みの伝説から期待膨らむ。知らない者同士で曰く付きの山に行くとか嫌やなぁ...。山あいにある謎のカモフラージュ入口や、やっぱり用意されてた魅惑的な石、という展開も良すぎる。山居に関してもかなり期待した通りの描写・きれいなオチで、一編読むだけでかなり満足度の高い作品だった。 小池真理子『山荘奇譚』 語り手が直接怖い体験をするのかと思いきや、部下を介してひたひた迫ってくるのが面白い。地下での出来事が伝聞に終始するのが逆に余白があって怖い気がする。

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2025/05/11
  • ネタバレ

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鈴木光司ほか『影牢 : 現代ホラー小説傑作集(角川ホラー文庫 ; あ9-13)』(KADOKAWA) 2023.12発行 2025.5.10読了 鈴木光司「浮遊する水」  1993年発表の作品。さすが大御所のホラー作家だけあって完成度が高い。東京都港区のマンションを舞台にして、いかにも現実世界でも起こり得そうな恐怖を描いている。ミツコちゃんの腐敗した細胞が浮遊する水とゴミの埋立地の上空に浮遊する高架水槽のイメージが混ざり合って何とも不気味なイメージを連想させる。 坂東眞砂子「猿祈願」  1994年発表の作品。配偶者の子どもを妊娠した女性ではなく、不倫相手の子どもを妊娠した女性を主人公にしているところが憎い。バチが当たったようにも思われ、悪いことはできないなとうそ寒さを感じた。 宮部みゆき「影牢」  1999年発表の作品。時代小説風のホラーだが、この手の作品を一人称で書き切る手腕は見事なものである。物語の完成度も高く、ラストはリドル・ストーリー的な味わいもある。 三津田信三「集まった四人」  2014年発表の作品。著者自身が語り手を務める実話系ホラーシリーズの一つということらしい。著者が取材して得た体験談を、もう一度体験者の視点に立って構成し直して紹介するという体で、本編となる〝体験談〟が語られている。著者を語り手とする叙述が本編をサンドイッチしているわけだが、果たしてその必要性があったのかと言われるとよく分からない。私は、本編だけで必要十分なように感じるが、この辺の感じ方は人によって違うだろう。 小池真理子「山荘奇譚」  2017年発表の作品。番組制作会社を経営する滝田は、大学時代の恩師の葬儀のため、山梨県甲府市に行く。葬儀後に滞在したホテルの女将から幽霊の話を聞き、その話をかつての後輩であり今はディレクターを務める美鈴に教えたところ、興味を持った美鈴がホテルに取材しに行き......という話である。  いまこうしてあらすじを書いていると何でもない話のように思えてしまうが、文章力があり、登場人物も個性豊かに描かれているので、日中にも関わらず、うそ寒くなるほど怖かった。本作の中では一番面白いと感じた。 綾辻行人「バースデー・プレゼント」  1994年発表の作品。彼氏から誕生日プレゼントとして贈られたナイフで、彼を殺すよう強要されるーーという不吉な夢を、誕生日当日に見てしまった女の話。幻想怪奇小説のようなテイストで、私にはこの作品の面白みが全く分からなかった。 加門七海「迷い子」  2002年発表の作品。黄泉の国に引きずり込もうとする亡き妻から逃げる夫の話.......のように見えるが、実は夫も昭和20年の空襲ですでに死んでおり、自身も現世を彷徨う幽霊だったというオチである。時空と空間を飛び越えて現実と幻想が交錯していく様は非常に映像的で、これを文章で表現するとなると凄まじい筆力が要求されるように思われるが、その筆力を筆者が持ち合わせていたのかと言えば「ノー」だろう。書きたいことに筆力が追いついていない印象を受けた。 有栖川有栖「赤い月、廃駅の上に」  2008年発表の作品。17歳の不登校の少年が旅先の廃駅で体験した恐怖を一夜を描く。フリーライターの男と待合室で一夜を明かすことになるが、深夜、来るはずのない列車が到着して......という話。鉄道忌避伝説というモチーフを盛り込みながら、雰囲気たっぷりに描いている。 https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I033201763

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2025/11/04

ホラー。短編集。 なぜか読みたくなったので、異形コレクション以外のホラー短編集にも挑戦。 なかなか面白かった。 著者の顔ぶれが豪華なので当然か。

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2024/12/03

『七つのカップ 現代ホラー小説傑作集』と対をなす傑作ホラー短編8選。大都会の暗い水の不気味さを描く鈴木光司の「浮遊する水」。ある商家の崩壊を陰惨に語る宮部みゆきの時代怪談「影牢」。他

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2024/11/22

誰もが知っているような作家の短編集を八つも集めたホラー短編集。 特に面白怖かったのは、宮部みゆきさんの「影牢」と、三津田信三さんの「集まった四人」、小池真理子さんの「山荘奇譚」、有栖川有栖さんの「赤い月、廃駅の上に」 あくまでも自分の好みというところですが。

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2024/08/07

【収録作品】 鈴木光司「浮遊する水」…『仄暗い水の底から』 坂東眞砂子「猿祈願」…『屍の聲』 宮部みゆき「影牢」…『あやし』 三津田信三「集まった四人」…『怪談のテープ起こし』 小池真理子「山荘奇譚」…『異形のものたち』 綾辻行人「バースデー・プレゼント」…『眼球綺譚』 加門七海...

【収録作品】 鈴木光司「浮遊する水」…『仄暗い水の底から』 坂東眞砂子「猿祈願」…『屍の聲』 宮部みゆき「影牢」…『あやし』 三津田信三「集まった四人」…『怪談のテープ起こし』 小池真理子「山荘奇譚」…『異形のものたち』 綾辻行人「バースデー・プレゼント」…『眼球綺譚』 加門七海「迷(まよ)い子」…『美しい家』 有栖川有栖「赤い月、廃駅の上に」…『赤い月、廃駅の上に』 ホラーは理不尽で怖い。 きれいに見えるものは怖い。 曖昧な記憶が怖い。

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