ざらざらをさわる の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日常の中で感じたざらっとした違和感を描いたりエッセイ。 三好さんの作品は初めて読んだが、言葉のチョイスが優しさがあって読んでいてほっこりした。 そう思う人もいるのかと、新たな視点で物事を見る気持ちにもなったり、わかるわかると共感する場面もあって楽しく読めた。 「受け止める」のその場しのぎのやさしさというのは、誰の役にも立たないんだなが1番共感した。
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図書館でふと目に止まった1冊。 日常の小さな出来事に対しての考えや思ったことを、擬音語を用いて表現されている作品。 共感する内容もある一方で、少し自分とは違う視点や考えがある時もあり表現って面白いなと思いました。
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表紙買いした1冊。 文庫なのに巻頭カラーでかわいいイラストが載っていて、なんだか得した気分です。 短めのエッセイにイラストが挟まる構成で、文体も絵もふわふわ優しく、でも淡々と一定のリズムで浮かんでいるような雰囲気。 私も母親に手を繋いで貰わないとエスカレーターに乗れなかったし...
表紙買いした1冊。 文庫なのに巻頭カラーでかわいいイラストが載っていて、なんだか得した気分です。 短めのエッセイにイラストが挟まる構成で、文体も絵もふわふわ優しく、でも淡々と一定のリズムで浮かんでいるような雰囲気。 私も母親に手を繋いで貰わないとエスカレーターに乗れなかったし、未だに乗ったことの無いバスに乗る時は緊張して事前に綿密に調べるし(前払いか後払いしかないのに)、洗濯物は部屋に運ぶところまでしか頑張れません。 同じような人がいることに安心する。 一文が長いものが多く、読点で区切られて綴られる文章はどこか詩的に感じるし独特。 手元に置いておきたい本です。可愛いので。
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なんどだって、だれにだってお勧めしたい本。 これ大好き。わたしのバイブル。 日常のひとつひとつにアンテナ張りながら、意図的に感性を鈍麻させないよう心掛けるのって、つかれるとおもう。 でも私は、ちいさな言葉遣いに覚える違和感や、紅茶にミルクを入れた時のやわらかい匂いを拾い続けられ...
なんどだって、だれにだってお勧めしたい本。 これ大好き。わたしのバイブル。 日常のひとつひとつにアンテナ張りながら、意図的に感性を鈍麻させないよう心掛けるのって、つかれるとおもう。 でも私は、ちいさな言葉遣いに覚える違和感や、紅茶にミルクを入れた時のやわらかい匂いを拾い続けられる人間でありたいな と、思うけど、 それでもある程度の鈍感さがある方が生きやすいのも事実で。 そんな世界で、生活のノイズを185ページ分も堆積させられるその胆力と自分への誠実さに感服するばかりです。 言葉選びも刺激に対する受容体も、すべてが憧れです。 三好愛さん、だいすき。
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表紙のイラストが素敵だなと手に取った本。 日常にあるざらざらとした部分。 苦では無いし、躓きもしないんだけど、 なんとなく日々感じてる何とも表現し難い モヤモヤした気持ちが文章で綴られていて この感情って言葉にできるんだ!と思った。 表現の仕方が素敵だったな。 作者の旦那さ...
表紙のイラストが素敵だなと手に取った本。 日常にあるざらざらとした部分。 苦では無いし、躓きもしないんだけど、 なんとなく日々感じてる何とも表現し難い モヤモヤした気持ちが文章で綴られていて この感情って言葉にできるんだ!と思った。 表現の仕方が素敵だったな。 作者の旦那さんと同じ出身地で すごく親近感湧いたな〜。 赤福のざらざらとした部分は読んでて だよね!!って思った。
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私が三好愛さんを知ったのは、川上弘美さんの「某」を読んだからです。 川上弘美さんの「某」の表紙にとても惹きつけられ、「某とは」、と手に取りました。三好愛さんのイラストには、無機質なようで生ぬるい餃子の皮ような、むにゅっとしているようでもしかしたらふんわりしているのかな、というよう...
私が三好愛さんを知ったのは、川上弘美さんの「某」を読んだからです。 川上弘美さんの「某」の表紙にとても惹きつけられ、「某とは」、と手に取りました。三好愛さんのイラストには、無機質なようで生ぬるい餃子の皮ような、むにゅっとしているようでもしかしたらふんわりしているのかな、というような、不思議な感覚を受け取ってしまう何かがあります。 読み進めて行くと、三好愛さん自身も、むにゃっとしているようでふんわりした方なんだなぁ、と面白く、分かるような分からないような、ちょっと落ち着かないけれど腑に落ちるという、決してさわれない夢の中の霧のような印象を受けました。 エッセイひとつにつきイラストがついていて、そのイラストもシンプルに、そして絶妙に、三好愛さんの複雑な心境を表しているようで、とても面白かったです。
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生きているうちに感じたことのある躓くほどではないけれど、少しざらざらとした感覚…あれって言葉にできるんだ。私だけじゃないんだと嬉しくて解れていく。そういえば、赤福のざらざらは見て見ぬふりしてたのにこの本を読んでまた赤福を見る度、思い出してしまうようになったから、私のざらざらがひと...
生きているうちに感じたことのある躓くほどではないけれど、少しざらざらとした感覚…あれって言葉にできるんだ。私だけじゃないんだと嬉しくて解れていく。そういえば、赤福のざらざらは見て見ぬふりしてたのにこの本を読んでまた赤福を見る度、思い出してしまうようになったから、私のざらざらがひとつ増えたなぁと本を閉じた。
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共感できることが多く、話し言葉で書かれているからか、心地よくテンポよく読めるエッセイでした。 いいなと思った文章↓ 「でも、大人になればなるほど思考と生活と社会は地続きだってことを知るようになりました。」 -p34
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少しだけ読もう……と思っていたのに気づいたら読了していた。エッセイと筆者の挿絵がリンクしてひとつの世界が構成されている。暮らしの中で感じる「ざらざら」たちを、ある意味大切に抱えて見つめる筆者の視点に、共感したりくすっとしたり切なくなったりしながら、一気に読み切った。一つひとつのお...
少しだけ読もう……と思っていたのに気づいたら読了していた。エッセイと筆者の挿絵がリンクしてひとつの世界が構成されている。暮らしの中で感じる「ざらざら」たちを、ある意味大切に抱えて見つめる筆者の視点に、共感したりくすっとしたり切なくなったりしながら、一気に読み切った。一つひとつのお話もちょうどよい長さ(短さ?)で読みやすかった。
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